• 着物
  • 2025.04.07

着物の買取相場は?高く売れやすい着物の種類や高額査定のポイント

着物を売ろうかお考えの方にとって、最も気になる点ともいえるのが、「着物の買取相場」ではないでしょうか?

この記事では、そのような疑問を解決するため、着物の種類・産地ごとの買取相場をご紹介します。

さらに、高く売れやすい着物の種類や、高額査定を狙うために押さえておきたいポイントも解説していきます。

着物買取をご検討中の方や、実際に査定してもらう前に買取相場を把握しておきたい方は、ぜひ参考にしてください。

着物の種類別で見る買取相場

着物の種類別で見る買取相場

着物には、訪問着・留袖・振袖など、着用する人やシーンによってさまざまな種類が存在します。

こうした種類によって、買取相場が変わってきます。

ここでは、以下の種類ごとの特徴と、買取相場を見ていきましょう。

・訪問着:~300,000円
・加賀友禅:~180,000円
・京友禅:~150,000円
・小紋:~50,000円
・付け下げ:~80,000円
・黒留袖:~70,000円
・色留袖:~70,000円
・振袖:~150,000円
・色無地:(※下記注釈をご参照ください)

【ご注意ください】
上記の金額は、あくまで「買取福ちゃん」における買取価格の目安(上限)であり、買取価格を保証するものではありません。実際の買取価格は、お品物の状態(シミ・汚れ・ 保存状態など)に加え、サイズ・素材・作家・柄の人気度・市場の需要動向など、さまざまな要因によって大きく変動いたします。

※色無地の買取相場について
色無地は、生地の質(正絹・紬・化繊など)、染めの技術や地紋の有無や種類、作家物かどうかなどにより価値が大きく異なり、価格帯も非常に幅広くなります。そのため、一概に相場を示すことが困難です。一般的には他の種類の着物より控えめな価格帯となる傾向にありますが、結城紬などの高級織物や人間国宝などの作品であれば、高額査定となる可能性も十分にございます。

【正確な買取価格について】
お手持ちの着物の正確な価値をお知りになりたい場合は、ぜひ「買取福ちゃん」の無料査定をご利用ください。着物に精通した査定士が、一点一点丁寧に拝見し、ご納得いただける買取価格をご提示できるよう努めます。

無料でご相談・
ご依頼はこちら

受付時間 9:00~20:00
(年中無休※年末年始は除く)

訪問着

訪問着(ほうもんぎ)は、年齢や未婚・既婚に関係なく着用できる、格式高い準礼装の着物です。

最大の特徴は、縫い目をまたいで肩から裾、袖へと模様が途切れることなくつながる「絵羽模様(えばもよう)」にあります。広げるとまるで1枚の絵画のように見える、大変華やかなデザインです。

着用する本人が、主役になる装いではありません。しかしながら、結婚式のお呼ばれやパーティー、お子様のお宮参り・七五三・学校の入卒式といった、幅広いフォーマルシーンで場に華を添える役割があります。さまざまな場面で活躍することから、非常に重宝される着物といえるでしょう。

このようにさまざまな場面で活躍することから需要も安定して高く、着物の種類の中でも高価買取が期待できる1つです。

とくに人気の色柄で保存状態も良好なものであれば、査定額が最大で300,000円ほどになるケースも十分に考えられます。

加賀友禅

加賀友禅(かがゆうぜん)は、石川県金沢市周辺で作られている伝統的な着物です。

加賀五彩」と呼ばれる藍・臙脂・黄土・草・古代紫の落ち着いた5色を基調とし、写実的な草花模様などが描かれるのが特徴です。技法としては、模様の外側から内側に向かってぼかす「外ぼかし」や、あえて虫食いの葉を描く「虫食い」表現などが用いられます。

後述する京友禅に見られるような金箔や刺繍はほとんど使われず、染色のみで絵画のような美しさを表現しているのが特徴です。

加賀友禅は着物の中でも人気が高く、状態の良いものや有名作家の作品であれば、180,000円ほどの査定額が付くケースも期待できます。

京友禅

京友禅(きょうゆうぜん)は、古都・京都ならではの雅(みやび)な感性によって育まれた、日本を代表する染めの着物です。

加賀友禅のような特定の基調色(加賀五彩など)は定められておらず、自由で多彩、かつはんなりとした柔らかさも感じさせる鮮やかな色使いが大きな魅力です。柄には、「花鳥風月」といった自然のモチーフや、平安貴族の装束・調度品などに由来する格調高い「有職文様(ゆうそくもんよう)」などが、優美に描かれます。

さらに、金箔・銀箔や金糸・銀糸を用いた刺繍などが効果的に、かつ豪華に施される点も京友禅の特徴です。写実的で落ち着いた趣の加賀友禅とは対照的に、きらびやかで華やかな印象を与えます。

京友禅も着物愛好家からの人気は根強く、お品物の状態やデザイン、作家によっては、最大で150,000円ほどの査定額が付くことも十分に考えられます。

小紋

小紋(こもん)とは、着物全体に模様が染められている着物のことです。

基本的に、同じ模様が一定の方向を向いて繰り返し配置されているのが特徴です。

以前は模様の大きさによって「大紋」「中紋」「小紋」と区別していましたが、現在では模様の大小にかかわらず、全体に繰り返し柄があるものを総称して『小紋』と呼んでいます。

着物の中での格付けとしては「普段着」や「おしゃれ着」にあたり、訪問着や留袖といった礼装・準礼装よりカジュアルな位置づけになります。そのため、結婚式のような格式高い場面での着用には向きません。しかし、柄行きの格や帯・小物の組み合わせ次第では、「観劇やお食事会」「友人とのパーティー」など、少し改まったお出かけ着としても楽しめます。

小紋の価値は、素材(正絹・木綿・化繊など)と染めの技法(型染・手描きなど)に加え、作家物かどうかといった要素で大きく変動します。

そのため、買取相場も非常に幅広くなっているのです。

一概にはいえませんが、人気の古典柄や有名作家の作品で、かつ保存状態が良いものであれば、50,000円前後の査定額が付くケースもあります。

付け下げ

付け下げ(つけさげ)は、訪問着に次ぐ格を持つ準礼装の着物です。

訪問着ほど格式張らず、小紋よりはきちんと感を演出できるため、両者の中間的な位置づけで、幅広いシーンに対応できる点が大きな魅力といえるでしょう。

デザインにおける訪問着との主な違いは、柄の配置にあります。訪問着が縫い目をまたいで柄がつながる「絵羽模様(えばもよう)」なのに対し、付け下げは肩・袖・前身頃・衽(おくみ)など、ポイントとなる箇所に、柄がすべて上向きになるように配置されているのが特徴です。

もともとは戦時下、華美な訪問着の着用が自粛される中で、その代わりとして考案されたという歴史的背景があります。そのため、訪問着に比べると全体的にあっさりとして、上品かつ控えめな印象のデザインが多く見られるのです。

このように幅広い場面で着用できる利便性から需要は安定していますが、訪問着よりは格が控えめとされるため、買取相場も訪問着に比べるとやや落ち着く傾向にあります。

ただし、「人間国宝」「有名作家が手がけた作品」「手の込んだ友禅染」「刺繍が施されたもの」などは、価値が上がる傾向です。さらに、保存状態が極めて良好など、条件によっては最大で80,000円ほどの査定額が付くことも十分に考えられます。

黒留袖

黒留袖(くろとめそで)は、既婚女性が着用する着物の中で最も格式が高いとされる「第一礼装(正礼装)」です。

主に結婚式や披露宴などのおめでたい席で、新郎新婦の母親や祖母・姉妹・叔母といった近しい親族の既婚女性、および仲人夫人が着用します。まさに、ハレの日を飾るにふさわしい、特別な装いといえるでしょう。

デザインの最大の特徴は、黒地の生地に染め抜かれた五つ紋(日向紋)と、裾周りにのみ描かれた豪華な江戸褄(えどづま)模様です。五つ紋は背中・両胸・両外袖の計五箇所に入れられ、江戸褄模様には松竹梅や鶴亀など縁起の良い柄が用いられます。上半身に柄がないことで、帯や裾模様の美しさが際立つのです。

このように着用できる人(既婚女性)や場面(慶事中心)、そして家紋が入っているという特性から、中古市場において次に着る方が限定されやすく、汎用的な需要は他の種類の着物に比べると低い傾向にあります。

そのため、一般的な黒留袖の買取相場は、比較的落ち着いているのです。しかし、「人間国宝」や「有名作家が手がけた高級品」あるいは、「未使用品に近い」ほど状態が良いものであれば、最大で70,000円ほどの査定額が付くケースも期待できます。

色留袖

色留袖(いろとめそで)は、その名の通り、黒以外のさまざまな地色で染められた留袖を指します。

淡いピンクや水色、クリーム色、紫など、上品で優しい地色が豊富です。

黒留袖と同様に、裾周りには「江戸褄(えどづま)模様」と呼ばれる格調高く華やかな柄が描かれますが、色留袖の最も大きな特徴は、入れる家紋の数によって格式が変動する点です。

五つ紋(染め抜き日向紋): 黒留袖と同格の第一礼装(正礼装)となり、主に結婚式での親族(新郎新婦の姉妹など)や主賓などが着用します。

三つ紋: 訪問着より格上の準礼装となり、友人・知人の結婚式や披露宴への列席、格式あるパーティー、叙勲の付き添いなどに適しています。

一つ紋: 三つ紋よりやや格が下がり、準礼装の中でもより気軽な場面(祝賀会、格式ばらないパーティーなど)で、訪問着に近い感覚で着用可能です。

紋なし: 訪問着と同等か、それ以下の格として扱われ、よりカジュアルなパーティーなどに着用可能です(※ただし、礼装としての色留袖とは区別されることもあります)。

かつては既婚女性の着物とされていましたが、現在は未婚・既婚を問わずに着用できるようになり、紋の数を調整すればさまざまな慶事に使えるため、黒留袖に比べて着用機会は多いといえるでしょう。

このような背景から、黒留袖よりは中古市場での需要も期待できます。しかし、やはり礼装であり、紋の有無や数が限定要因となるため、買取相場は他の汎用的な着物と比べると控えめになる傾向です。

とはいえ、人気の高い色や柄、人間国宝や有名作家の作品、保存状態が非常に良いものなどは高評価につながるケースも。

上記の要素を加味すると一概にはいえないものの、最大で70,000円ほどの査定額が付くケースも、十分に考えられます(※紋の有無や数も査定額に影響します)。

色無地

色無地(いろむじ)とは、その名の通り、黒以外の単色で染められた、柄のないシンプルな着物のことです。

一見すると無地ですが、多くの場合、生地には「地紋(じもん)」と呼ばれる織り模様が入っており、光の加減で紗綾形(さやがた)や立涌(たてわく)、吉祥文様などが美しく浮かび上がります。

地紋の有無や種類によって、着物の格や印象(華やかさ・落ち着き)も変わってきます(地紋のないものは「無地場(むじば)」と呼ばれます)。

色無地の最大の魅力は、入れる家紋の数(一つ紋・三つ紋・五つ紋)や合わせる帯(袋帯・名古屋帯など)によって、着用シーンや格を自在に調整できる、その圧倒的な汎用性の高さにあるのです。

五つ紋・三つ紋:第一礼装(黒留袖と同格)・準礼装となり、親族の結婚式や格式の高い式典、お茶席(※流派による)などで着用できます(※近年、五つ紋の色無地は少なくなっています)。

一つ紋:準礼装として最も一般的です。お子様の入学式・卒業式・七五三の付き添いをはじめ、友人・知人の結婚式・披露宴への列席に加え、格式あるパーティー・お茶会など、非常に幅広く活躍します。

紋なし:おしゃれな袋帯や名古屋帯を合わせれば、お稽古事・観劇・お食事会・気軽なパーティーなど、少し改まったお出かけ着(おしゃれ着)として楽しめます。

このように1枚でさまざまな場面に対応できるため、お茶を習う方をはじめ、多くの方に重宝される着物です。

買取においては、友禅などの絵羽模様がないため、一見すると高価買取は難しいように思われがちです。しかし、色無地の価値は生地の質(正絹か / どのような織りか)、染めの良し悪しや地紋の美しさ、そして作家物かどうかで大きく左右されます。

そのため、他の種類の着物と比べて買取相場を一概に示すことが難しいのが実情です。

買取相場としては、「他の着物より控えめな価格帯」となることが多い傾向です。結城紬や大島紬といった「高級な紬織の色無地」や「有名作家が手がけた上質な色無地」のほか、保存状態が良いものは、高値で取引されることも少なくありません(※正確な価値はお品物を拝見して判断いたします)。

振袖

振袖(ふりそで)は、その名のとおり、地面に届くほど長い「振り」を持つ袖が特徴的な、華やかな着物です。

現代においては、主に未婚女性の第一礼装として着用されています。成人式や卒業式、結婚式へのお呼ばれ(友人・同僚などとして)、結納やパーティーなど、お祝いの席で幅広く着用されます。

※本来、「年齢が若ければ既婚・未婚を問わず着用できる」とされますが、現在は未婚女性の正装という認識が一般的です。

このように着用機会が比較的多く、さらに豪華な古典柄や有名ブランド、作家物なども多いことから需要も高く、状態の良いものであれば高価買取が期待できる着物の1つです。

流行のデザインなども影響しますが、買取価格の目安として最大で150,000円ほどの値が付くこともあります。

ただし、これは振袖に限らず、これまでご紹介してきたすべての着物の買取相場に共通していえることですが、提示した金額はあくまで目安です。

実際の買取価格は、さまざまな要因によって大きく変動します。

主な要因としては、個々のお品物の状態(シミ・汚れ・傷・保存状態など)をはじめ、寸法・素材・柄の人気度・作家やブランド、市場の需要などが挙げられます。

お手持ちの着物がどのくらいの価値になるか、正確に知りたいと思われたら、ぜひ一度「買取福ちゃん」の無料査定をお試しください。

専門知識豊富な査定士が、お客様の大切な着物を丁寧に拝見いたします。

無料でご相談・
ご依頼はこちら

受付時間 9:00~20:00
(年中無休※年末年始は除く)

【一覧】着物の産地別で見る買取相場

【一覧】着物の産地別で見る買取相場

着物の価値を判断するうえで、「産地」も重要な要素の1つです。

特定の地域で作られる伝統的な着物、とくに有名な産地のものは、その希少性や品質の高さから買取相場も高くなる傾向にあるのです。

ただし、産地だけでなく、お品物の状態や証紙の有無なども査定額に大きく影響します。

以下に、代表的な産地別着物の買取相場(目安 / 上限)をご紹介します。

着物の名前産地相場
大島紬鹿児島県奄美大島・鹿児島市、宮崎県都城市〜300,000円
黄八丈東京都八丈島〜180,000円
郡上紬岐阜県郡上市八幡町〜150,000円
芭蕉布沖縄県大宜味村喜如嘉〜200,000円
久留米絣福岡県久留米市周辺〜130,000円
結城紬茨城県結城市、栃木県小山市およびその周辺~150,000円
綾の手紬宮崎県東諸県郡綾町〜100,000円
宮古上布沖縄県宮古島〜200,000円
越後上布新潟県南魚沼市・小千谷市周辺〜100,000円
久米島紬沖縄県久米島町〜100,000円
紅花紬山形県米沢市〜60,000円
牛首紬石川県白山市〜50,000円
塩沢紬新潟県南魚沼市周辺〜20,000円
伊那紬長野県伊那谷地方〜20,000円
能登上布石川県中能登町・羽咋市〜15,000円
科布山形県鶴岡市関川地区、新潟県村上市山北地区〜60,000円
藤布京都府丹後地方〜60,000円

【※買取相場に関するご注意※】

上記の金額は、買取福ちゃんにおける、状態が良いお品物の場合の買取相場(上限目安)であり、買取価格を保証するものではありません。実際の買取価格は、着物の保存状態(シミ・汚れ・カビ・破れ・サイズなど)に加え、証紙や落款の有無や購入時期、市場での人気度などによって大きく変動します。

正確な価値をお知りになりたい場合は、必ず専門の査定士による査定をお受けください。

上記の中でも、とくに「大島紬」や「結城紬」は、最高級の紬として非常に高い人気があります。重要無形文化財に指定されているものは希少価値も相まって、状態が極めて良好であれば、とくに高額での買取が期待できます。

このように、有名産地の着物は伝統工芸品としての価値が高く評価される傾向にありますが、その価値を正確に見極めるには専門的な知識が必要です。

お手持ちの着物がどの産地のものか、そしてどのくらいの価値があるかお知りになりたい方は、ぜひ一度、福ちゃんの無料査定をご利用ください。専門の査定士が丁寧に対応いたします。

無料でご相談・
ご依頼はこちら

受付時間 9:00~20:00
(年中無休※年末年始は除く)

着物以外|帯や小物の買取相場は?

着物以外|帯や小物の買取相場は?

着物と一緒に、帯や和装小物を買取に出そうとお考えの方もいるかもしれません。

帯とひと言でいってもさまざまな種類があるため、買取相場にも幅があります。

高価買取を狙いやすい帯の例として挙げられるのが、「袋帯」です。

袋帯は、帯の中でも格式の高い帯に位置づけられ、留袖・訪問着・振袖などに合わせて使用できます。

その格式の高さと着用シーンの幅広さから、人気が高く、~20万円ほどの査定額が付く可能性もあるでしょう。

バッグや草履などの和装小物は、着物や帯と比べると、買取相場が低くなります。しかしながら、老舗呉服店のバッグや草履などは需要が高いため、ワンランク上の買取額になる可能性もあります。

詳細については、お問い合わせ時にご相談いただけますと幸いです。

無料でご相談・
ご依頼はこちら

受付時間 9:00~20:00
(年中無休※年末年始は除く)

高価買取が期待できる着物の特徴とは?

高価買取が期待できる着物の特徴とは?

いざ着物を買取に出すとなると、お持ちの着物を高く買い取ってもらえるのか、気になりますよね。

高価買取を期待できる着物の特徴として、以下が挙げられます。

・新品あるいは未使用品
・天然素材の着物
・人気があり有名な着物
・長い丈の着物
・寒色系の着物

それぞれについて見ていきましょう。

新品あるいは未使用品

もし中古品を取り扱うお店でバッグや洋服を購入するとしたら、新品や未使用品が欲しいと考える方は多いのではないでしょうか?

お金を払って手に入れるのであれば、綺麗なものを使いたいですよね。

着物の場合も例外ではなく、「中古品」よりは「新品あるいは未使用品」のほうが需要は高くなります。

1度も袖を通していない着物は、予想以上の買取額が付くケースもあるので、お持ちの場合は査定に出してみることをオススメします。

査定に出す際、未使用品であることを証明できる「しつけ糸」が付いていたほうが、高額査定を望めるでしょう。

天然素材の着物

高級な着物には、絹・麻・綿といった天然素材が使われていることも多いものです。

こうした天然素材を使った着物は、着心地のよさや見た目の美しさから、人気が高い傾向です。

とくに、絹100%を使用した「正絹」と呼ばれる素材は、最高級品とされ、高額買取も期待できます。

ただし、天然素材は保管している間にカビやシミが発生しやすく、買取に出したときには保存状態が悪くなっているケースも少なくありません。

できるだけ高く買い取ってもらいたい場合は、なるべく早めの査定をオススメします。

人気があり有名な着物

有名作家・有名産地・有名ブランドの着物は、人気が高く、買取額も高くなりやすい傾向です。

たとえば、「羽田登喜男(はたときお)」氏のように人間国宝に指定された作家の着物は、高価買取を狙いやすいでしょう。

大島紬」「結城紬」など、伝統工芸品に指定された産地の着物も希少性が高く、高価買取を期待できます。

さが美」などの有名ブランドが手がけた着物も、知名度や信頼度の高さから、中古買取市場で高い人気を誇ります。

着物の買取を検討しているものの、お持ちの着物の作家・産地・ブランドがわからない場合は、福ちゃんにご相談ください。

着物の買取実績が豊富にある福ちゃんでは、これらの情報を正確に見極めることが可能です。

長い丈の着物

長い丈の着物も、高価買取を期待できます。

日本人女性の平均身長は、およそ160cmです。そのため、首元から裾までの長さが160cm以上ある着物は、需要が高くなる傾向です。

一方で、160cm未満のものは着用できる人が制限されてしまうので、需要が少なくなり、買取額も低くなりやすい傾向があります。

なお、丈が160cm以上あるように見えても、実際は丈をつぎ足しているものは、買取価格が下がりやすくなるので注意が必要でしょう。

寒色系の着物

着物は、一般的な洋服に比べると、年齢を問わず着用できる色合いのものが多いのが特徴です。

しかし、中には若年層のみに似合いやすい色の着物もあります。

そのような着物は需要が限定されてしまい、高値は付きにくいでしょう。

一方で、幅広い年代の方が着用できる寒色系の着物は人気が高く、高価買取となる可能性もあります。

寒色系の着物をお持ちの場合は、1度査定に出してみると良いかもしれません。

福ちゃんでは、寒色系の着物を積極的に買取しておりますので、ぜひご相談ください。

着物を高く売るために知っておきたいポイント

着物を高く売るために知っておきたいポイント

大切にしてきた着物を買取に出すのであれば、高く買い取ってもらいたいですよね。

ここでは、高く売るために知っておきたい、以下4つのポイントを紹介します。

・証紙をつける
・帯も一緒に査定に出す
・クリーニングは避ける
・専門の買取業者に査定を依頼する

証紙をつける

証紙は、すべての着物に付いているわけではありません。特定の伝統工芸品や作家、ブランドの着物にのみ与えられます。

証紙は、着物にとってのギャランティカードのようなものです。証紙があることでお品物の価値を証明でき、買取額も高くなる傾向があります。

反対に、着物の購入時に証紙が付いてきたにもかかわらず、査定時に用意しないと、価値に見合った査定額を提示してもらえない可能性もあります。

購入時に付いてきた証紙がある場合は、必ず一緒に査定してもらいましょう。

帯も一緒に査定に出す

売却する着物と一緒に使用していた帯がある場合、合わせて査定に出すのがオススメです。

着物単体であっても、もちろん買取してもらえます。しかし、買取される着物の中には、合わせる帯が見つけにくいデザインの着物も存在します。

着物と一緒に使っていた帯も合わせて査定してもらうと、その分買い手が付きやすくなるため、業者側も割高な買取額をつける傾向があるのです。

帯だけでなく、帯締めや草履などにも同様のことがいえますので、もう使わない場合は一緒に査定してもらうと良いでしょう。

クリーニングは避ける

査定前にクリーニングに出して、買取額を少しでもアップさせようと考える方もいらっしゃいます。

しかし、クリーニングは基本的に避けたほうが良いでしょう。

というのも、着物のクリーニングは、着物専用のクリーニング店があるほど高度な技術が必要なため、価格が割高な傾向です。

高いクリーニング代を支払っても、着物によっては思ったような査定額がつかず、手元にお金があまり残らないこともあります。

さらに、着物専用のクリーニング店に依頼しても、技量によっては生地がヨレてしまう可能性も少なからずあります。

こうした理由から、クリーニングは避け、そのままの状態で査定に出していただくのがオススメです。

専門の買取業者に査定を依頼する

着物買取の依頼先は、リユースショップ・フリマアプリ・着物専門の買取業者など、複数存在します。

できるだけ高く買い取ってもらいたい場合は、着物専門の買取業者を利用するのがオススメです。

このような業者には、着物に精通した査定士が在籍しており、価値を正確に見極められます。

自社で運営する販売店舗や、劇団や舞台への貸し出しなど、多くの販売経路を確保していることも、高価買取を実現できる理由です。

着物買取に強みを持つ福ちゃんも、独自の販売経路を確保し、業界トップクラスの買取価格を実現しています。

着物の買取は福ちゃんへ!

着物の買取は福ちゃんへ!

着物の買取をお考えであれば、買取実績が豊富な福ちゃんへご相談ください。

ご用意している買取方法は、「出張買取」「店頭買取」「宅配買取」の2種類です(※宅配買取の新規受付を現在停止させていただいております)。

これらの中から、お客様のご都合に合わせて、お好きな買取方法をお選びいただけます。どの買取方法をお選びいただいても、無料でご利用いただけますので、どうぞ安心してご利用ください。

3つの買取方法の中でも、お客様に最も選ばれているのが「出張買取」です。

「着物は重くてかさばるから持ち運びが大変……」と感じていらっしゃるお客様には、とくにご好評です。

出張買取なら、経験豊富な査定士がお客様のご自宅で丁寧に査定し、買取が成立したお品物は、その場で現金をお支払いいたします。その後、スタッフが運び出しまで責任を持って行います。

お客様にお手間をおかけすることは一切ございません。

着物1点からでも喜んでお伺いいたしますので、便利で安心な「福ちゃんの出張買取」をぜひご検討ください。

無料でご相談・
ご依頼はこちら

受付時間 9:00~20:00
(年中無休※年末年始は除く)

まとめ

まとめ

ここまで、着物の種類別の買取相場について見てきました。

ご紹介したように、着物の買取価格は大きく変動します。

その主な要因としては、訪問着・留袖・振袖といった種類はもちろん、産地・ブランド・作家に加え・とくに重要となるお品物の状態(シミ・汚れ・保存状態など)が挙げられます。

この着物はどのくらいの価値があるのだろう?
着物の産地や作家がよくわからない……

もしこのようにお悩みでしたら、ぜひ「買取福ちゃん」にご相談ください。

着物に精通した査定士が、お客様の大切な着物を丁寧に拝見いたします。査定時に産地や作家、状態などをしっかりと見極めたうえで、適正な買取価格をご提示いたします。

さらに、「証紙」やセットの「」が揃っている場合は、査定額アップの可能性も。もしお手元にございましたら、ぜひ着物と一緒にお見せください。

着物の高価買取着物の高価買取

お電話が混雑しており繋がらない場合は、大変申し訳ございませんが時間を空けてお問合せください。