- お酒
- 2025.03.07
ヴィンテージウイスキーとは?有名銘柄や入手方法をご紹介

ウイスキー好きなら1度は耳にするであろう「ヴィンテージウイスキー」。
これは一体、どのようなウイスキーを指しているのでしょうか?
この記事では、ヴィンテージウイスキーの意味や有名銘柄、入手方法をご紹介します。
ヴィンテージウイスキーに関するよくある誤解についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ヴィンテージウイスキーとは

ここでは、ヴィンテージウイスキーの意味をご紹介します。
そのうえで、誤解されがちな「ヴィンテージ」と「熟成年数」の違いも解説していきます。
意味
ヴィンテージウイスキーには、厳密な定義はありません。
ただし一般的には、年代物で品質が優れたウイスキーを指します。
「品質が優れた」とあるように、単に製造から年数がたっているだけでは、ヴィンテージウイスキーとは認められません。
樽の個性を見極めたうえで、熟成庫の温度・湿度などを厳重に管理し、優れた味わいに仕上がったボトルのみが、ヴィンテージウイスキーに分類されるのです。
ヴィンテージウイスキーのなかでも、とくに1960年代以前につくられたものは、高い人気を誇ります。
これは、1970年代に入るとウイスキーの生産が効率化され、伝統的な方法で製造されたウイスキーが急激に減少したことが関係しています。
ヴィンテージと熟成年数の違い
「ヴィンテージ」と「熟成年数」は、同じ意味で捉えられてしまうことも少なくありません。しかし、実際は異なるので注意が必要です。
それぞれの意味を見ていきましょう。
ウイスキーにおけるヴィンテージは、「蒸留された年」あるいは「年代物で優れた品質」の意味で用いられます。
一方で、ボトルラベルに記載されていることも多い熟成年数は、「最低何年間熟成させたか」を意味する表記です。
たとえば、「8年」「12年」「20年」のように複数の原酒がブレンドされた銘柄の場合、ボトルには「8年」と記載されます。
ヴィンテージウイスキーの有名銘柄

ヴィンテージウイスキーの有名銘柄として、以下が挙げられます。
・軽井沢1960年
・ザ・マッカラン1926
・山崎50年
こうした有名銘柄は、驚くような価格で取引されることも珍しくありません。
以下では、実際にいくらで販売・取引されたのかをご紹介します。
軽井沢1960年
「軽井沢1960年」は、軽井沢蒸留所でつくられたウイスキーです。
熟成期間を経たのち、2013年に41本が販売され、軽井沢シリーズのなかでは最古のウイスキーとして知られています。
このボトルが2023年にロンドンで競売にかけられると、30万ポンド(当時の価値で約5600万円)で落札されました。
軽井沢蒸留所は2000年に生産を停止。それによってボトルの希少性が高まり、これほどの高値がつきました。
ザ・マッカラン1926
「ザ・マッカラン1926」は、シェリーカスクで60年間熟成され、1986年に40本のみ販売された銘柄です。
このボトルは2023年にロンドンで競売にかけられ、手数料を含めて約219万ポンド(当時の価値で約4億円)で落札されました。
ワインなど蒸留酒のボトルとしては、過去最高額で落札されたとのことです。
山崎50年
山崎50年は、サントリーが2011年に発売したシングルモルトウイスキーです。
価格は1本あたり100万円で、150本限定で販売されました。
この銘柄は、大阪にある山崎蒸留所で50年以上熟成させた原酒を使い、繊細な香りと味わいを実現しています。
サントリーは2005年と2007年にも100万円の「山崎50年」を発売しており、2011年は3回目のリリースとなりました。
ヴィンテージウイスキーの入手方法

ヴィンテージウイスキーは希少性が高いため、入手することは簡単ではありません。
しかし、以下の方法で入手できる可能性があります。
・通販サイトやオークションサイトで探す
・酒屋の実店舗で探す
それぞれについて見ていきましょう。
通販サイトやオークションサイトで探す
お酒を取り扱う通販サイトやオークションサイトを頻繁にチェックすることで、ヴィンテージウイスキーを手に入れられる可能性があります。
なかにはヴィンテージウイスキーを多く取り扱う通販サイトもあるので、そうしたサイトを活用するのもよいでしょう。
ただし、悪質なサイトや出品者も存在するため、注意が必要です。
酒屋が運営する通販サイトを利用したり、評価の高い出品者を選んだりすることで、不当な価格で購入するリスクを下げられます。
酒屋の実店舗で探す
酒屋によっては、年代物の古いウイスキーを多く仕入れていることがあるため、実店舗に足を運ぶのもオススメです。
ただし、つねに在庫があるとは限らないので、定期的に足を運ぶ必要はあるでしょう。
在庫を持っていたとしても、店頭には出していない場合もあります。在庫があるかどうか確実に確認するためには、お店のスタッフさんに聞くとよいでしょう。
ヴィンテージウイスキーは高価買取も狙える

ヴィンテージウイスキーとは、年代物で優れた味わいのウイスキーを指します。
その希少性ゆえ、入手することは簡単ではありません。
しかし、情報をこまめにチェックすれば手に入れられることもあるため、ご興味のある方は、今回ご紹介した方法で探してみるのもよいでしょう。
ヴィンテージウイスキーは、万が一売却するときに高価買取を狙いやすいのも魅力です。
とくに1960年代以前につくられたヴィンテージウイスキーは、驚くような価格がつくことも珍しくありません。
福ちゃんでは、ヴィンテージウイスキーを含むさまざまなウイスキーの買取を行っております。
査定料はもちろん、そのほかの手数料も無料です。万が一査定額にご満足いただけない場合も、キャンセル料は一切いただきません。
ウイスキーの売却をお考えの際は、ぜひ福ちゃんへお気軽にご相談ください。
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