• 食器
  • 2025.02.27

高級食器の大倉陶園とノリタケに見る違いとは?歴史・特徴・価格を徹底比較

大倉陶園ノリタケは、日本を代表する食器ブランドです。

どちらも森村組をルーツにし、その美しいデザインと卓越した品質で多くの人々を魅了しています。しかし、その歴史や特徴、価格帯には違いがあることをご存知でしょうか?

この記事では、大倉陶園とノリタケの違いを徹底比較し、それぞれの魅力に迫ります。

▼比較ポイント
● 歴史
● 特徴
● 価格


ブランド食器初心者の方から、大倉陶園ノリタケについてより深く知りたい方まで、きっとご満足いただける内容です。

ぜひ最後までお読みいただき、ご自身にぴったりのブランドを見つけてください。

大倉陶園とは

大倉陶園とは

大倉陶園は、1919年に大倉孫兵衛・大倉和親の親子によって設立された、日本を代表する最高級の洋食器メーカーです。

良きが上に良きものを」という理念を掲げ、上質の原料と卓越された独自の技術で、高品質の磁器を作り続けています。

とくに、白磁の美しさには定評があり、「セーブルのブルー、大倉のホワイト」と称されるほどです。

岡染めや漆蒔(うるしまき)など、独自の技法を開発し、優雅で品格のある作品を生み出しています。

岡染めで作られる「ブルーローズ」や、そのほかの技法についても解説している記事もございますので、ご興味のある方は、ぜひあわせてご覧ください。

▼関連記事はこちら
大倉陶園のブルーローズとは?8011と8211の違いや人気アイテムをご紹介

ノリタケとは

ノリタケとは

ノリタケは、日本で初めて白磁器のディナーセットを完成させた、高級洋食器メーカーです

1904年、愛知県の則武(のりたけ)に、日本陶器合名会社として誕生しました。

創立者には、森村組を創設した森村市左衛門はじめ、大倉孫兵衛・大倉和親などの名も並んでいます。

ノリタケ」の名で広く知られるようになったのは、1981年に「Noritake(ノリタケカンパニーリミテド)」へ社名変更してからです。

そして2024年には、「ノリタケ株式会社」に社名を変更しました。

「オールドノリタケ」と呼ばれる初期の作品には、金彩・盛上・金盛・エナメル盛など数多くの独自技法が使われ、海外で高い評価を得ました。

現在は、高級ホテルやレストランで採用されるものから、ご家庭で気軽に使えるものまで、幅広いラインアップを展開。さまざまなニーズに応えています。

ノリタケについてより詳しくお知りになりたい方は、下記の関連記事をぜひお読みになってみてください。

▼関連記事はこちら
ノリタケとオールドノリタケは何が違うの?歴史や代表作をご紹介

大倉陶園とノリタケの違い

大倉陶園とノリタケの違い

日本を代表する高級洋食器メーカー、大倉陶園とノリタケ。

ここでは、両社の違いを「歴史」「特徴」「価格」の3つのポイントに絞って、それぞれご紹介します。

歴史

ノリタケの方が歴史は古く、1904年の設立です。

大倉陶園は、ノリタケよりも10年以上遅れた1919年に設立されました。ノリタケの前身は1876年創業の輸出商社「森村組」であることを踏まえると、ノリタケの歴史はさらに古いといえます。

大倉陶園の創業者である大倉孫兵衛・大倉和親親子が、ノリタケの創立者に名を連ねているのも興味深い点です。

もともと美的センスのあった孫兵衛は、より品質の高い陶磁器を製作できる工場を作りたいと考え、大倉陶園を設立しました。

特徴

大倉陶園とノリタケは、ともに食器の「白」にこだわっている点が共通の特徴です。

ただし、大倉陶園は白磁の「白」を、ノリタケは白磁とボーンチャイナの「白」にこだわりを持っている点が異なります。

大倉陶園の代名詞は「どこまでも白い白磁」。最高級のカオリンを贅沢に使用し、1460度の高温で焼き上げる唯一の技法を生み出しました。

白く輝く白磁への探求心のほか、芸術的な作品作りへの視点も持ち合わせている点が特徴です。

原料・成形・焼成・絵付け・出荷のすべての工程を自社で行い、美術品としての美しさを追求している点も、大倉陶園ならではといえるでしょう。

一方、ノリタケは白磁に加え、ボーンチャイナも展開し、日本の食文化に合う食器を提供しています。

料理が映える白さを追求し、青みと黄みのバランスや食器の丈夫さにも重きを置いています。

日常の食卓で使用するコレクションから、おもてなし用の高級品まで、幅広いニーズに対応できるラインアップもノリタケの強みです。

価格

価格帯は、白磁にこだわる大倉陶園の方が、ノリタケよりも高価格といえるでしょう。

マグカップで比較してみると、ノリタケは1,000円代から用意されているのに対し、大倉陶園は6,000円台からと高額です(2025年1月時点)。

それぞれの代表作|ブランドの個性を物語る名品

それぞれの代表作

代表作は、食器ブランドの個性を表現する要素の1つです。

ここでは、大倉陶園とノリタケの代表作をご紹介します。

大倉陶園の代表作|ブルーローズ

大倉陶園の代表作といえば、1928年に誕生した「ブルーローズ」です。

大倉ホワイトと呼ばれる白磁に、ブルーの濃淡で描かれたバラのデザインは、多くの人に愛されています。

大倉陶園独自の岡染め技法を用いており、釉薬に沈み込んだソフトな表情と、エレガントなバラが高級感を醸し出しています。

ノリタケの代表作|ヨシノ

吉野山の桜や裾野の緑をデザインに取り入れた「YOSHINO ヨシノ」は、ノリタケの代表作の1つです。

1931年に発売された「CYRIL シリル」のデザインをベースに、5代に渡ってアレンジされてきた、ノリタケのルーツを感じさせるコレクションといえるでしょう。

オリエンタルな唐草模様や金彩が施され、高級感にあふれています。

大倉陶園とノリタケの違いまとめ

大倉陶園とノリタケの違いまとめ

日本を代表する大倉陶園とノリタケは、「白」にこだわる高級洋食器メーカーです。

最高級の白磁が美しい大倉陶園と、さまざまなコレクションで食卓を彩るノリタケ。どちらも、甲乙つけがたい魅力にあふれています。

大倉陶園のティーセットで優雅な時間を過ごすも良し 、ノリタケの食器で特別な食事を満喫するも良し。それぞれの違いを楽しみながら、ご自身のライフスタイルに合ったブランドを選んでみてはいかがでしょうか。

大倉陶園とノリタケの買取なら「福ちゃん」へ

ご自宅に、使わなくなった大倉陶園やノリタケの食器はございませんか?

福ちゃんでは、大倉陶園・ノリタケをはじめとする、各ブランド食器の買取を行っております。

食器の価値がわからない」「食器の売却で迷っている」という方も、ぜひ一度ご相談ください。

食器の価値を熟知する専門性の高い査定士が、お客様の大切な食器を丁寧に査定いたします。

ブランドや食器の数などを問わず、査定は完全無料です。

自宅整理で収納スペースを確保されたい方、使う予定のない食器を現金化されたい方は、この機会に福ちゃんの「無料査定」をご利用になってみませんか?

査定後にお気持ちが変わり、キャンセルをお申し出いただくのも可能です。その際でも、キャンセル料や手数料の発生はございませんので、安心してご利用いただけます。

対象エリアの方は、出張買取も無料でご利用いただけますので、お気軽にお申し付けいただけますと幸いです(※出張買取の対象エリア詳細は、お問い合わせにてご確認ください)。

福ちゃんの無料査定は、Webまたはフリーダイヤルから、かんたんにお申込みいただけます。

今すぐお品物についてお問合わせる

お電話受付時間 9:00~20:00 (年中無休※年末年始は除く)

食器の高価買取食器の高価買取
使わないブランド食器の処分なら買取がオススメです!

お電話が混雑しており繋がらない場合は、大変申し訳ございませんが時間を空けてお問合せください。