- お酒
- 2024.12.30
ウイスキー「ダルモア」の味わいは?主要ラインナップもご紹介
ダルモアは、100年以上続く由緒ある蒸留所で製造されている、スコッチウイスキーです。
スコッチウイスキーのなかではクセが比較的控えめの味わいで、初めて飲む方でも楽しみやすいのが魅力です。
しかし、日本ではあまり広く知られていません。
この記事では、
・ブランドの概要
・製法と味わい
・主要ラインナップ
をご紹介していきます。
記事を読むことで、ダルモアの基本的な理解が深まりますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ウイスキー「ダルモア」とは
ここでは、ダルモアの概要や歴史を見ていきましょう。
ダルモアが製造されているのは、スコットランドのハイランド地方にある「ダルモア蒸留所」。原料に大麦を使用した、シングルモルトウイスキーを製造しています。
ダルモア蒸留所は100年以上の歴史を持ち、1839年に創業しました。
創業後、経営は順調に進んでいましたが、1917年になると、第1次世界大戦の影響で蒸留所は閉鎖に追い込まれました。蒸留所は、地雷の組立工場として使われていたといいます。
その後1960年には、ブレンデッドウイスキーを製造する「ホワイト&マッカイ」の傘下に入りました。この合併により、ダルモアは設備投資の資本を獲得し、生産量を大きく伸ばして成長を遂げました。
2002年、オークションに「ダルモア62年」と呼ばれる銘柄が出品されると、高値で落札されて話題に。ウイスキーの競売価格としては当時の世界最高記録となる、2万5877.50ポンド(約500万円)で落札されました。
ダルモア蒸留所は現在、フィリピンのブランデー大手、エンペラドール社の所有となっており、東南アジアでも高い人気を誇ります。
ダルモアの製法と味わい
ダルモアは、スコッチウイスキー特有のスモーキーさが比較的控えめです。加えて、やわらかい口当たりや、豊かなフルーツ香も特徴としています。
ここからは、このような味わいを生み出すための製法についてご紹介します。
ダルモア蒸留所では、大麦を発芽させて乾燥させる工程において、泥炭(でいたん)を使用しない「ノンピート製法」を採用。
この製法によって、スコッチウイスキー特有のスモーキーさが抑えられた、マイルドな味わいを実現しています。
また、蒸留工程においては、2回目の蒸留を行う釜「再留釜」にウォータージャケット(冷却装置)を搭載。
これにより、不純物の含有が軽減され、雑味の少ないクリアな味わいに仕上がります。
さらに、熟成工程において、マディラワイン樽・ポートワイン樽・シェリー樽などを使用しているのも特徴です。
これらの樽で熟成させることで、フルーティーな味わいを生み出しています。
ダルモアの主要銘柄
ダルモアは日本ではあまり広く知られていないため、銘柄選びも悩んでしまいますよね。
ここでは、ダルモアを代表する以下3つの銘柄をご紹介していきます。
・ダルモア 12年
・ダルモア 15年
・ダルモア 18年
ダルモア 12年
「ダルモア 12年」は、オレンジマーマレードやスパイスを思わせる香りが特徴です。
フレッシュな柑橘類や、甘いバニラのような味わいを感じられます。
2017年に開催された「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SFWSC)」では、最高金賞を受賞しました。
SFWSCは、アメリカのサンフランシスコで2000年から開催されている、世界的な酒類コンペティションです。
ダルモア 15年
「ダルモア 15年」は、深くリッチな香りと味わいが魅力です。
ライムやレモンのような柑橘系の香りや、豊かなシェリー香を楽しめます。
また、2017年にイギリスで開催された「インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC)」において、3年連続で優秀銀賞を受賞しました。
IWSCは、1969年から開催されている、世界でもっとも歴史のある酒類コンペティションの1つです。
ダルモア 18年
「ダルモア 18年」は、バーボン樽で14年熟成させてから、シェリー樽で4年熟成させています。
コーヒーやチョコレートを思わせる香りのあとに、ナツメグやシナモンの長い余韻が続きます。
ダルモア 15年と同様、2017年に開催された酒類コンペティション「IWSC」において、3年連続で優秀銀賞を受賞しました。
ダルモアはクセが少なく飲みやすいウイスキー
ダルモアは、その芳醇な香りと深みのある味わいが特徴です。
ストレートやロックといった定番の飲み方はもちろんのこと、少量の水を加えることで、隠れていたフレッシュさや甘みが花開き、また違った表情を見せてくれます。
水割りというシンプルな飲み方1つをとっても、水の量や温度によって味わいの変化を楽しめるのが、ダルモアの奥深さといえるでしょう。
ぜひ、いろいろな飲み方を試して、ご自身にとって最高の「一杯」を見つけてみてくださいね。
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