- 着物
- 2024.12.02
振袖の色・柄にはさまざまな意味がある!知っておきたい着物の知識
色とりどりの振袖は、周囲までも明るく照らすような華やかさが魅力です。
その振袖の色や柄には、さまざまな意味があるのをご存じでしょうか。
今回は、振袖の色や柄に含まれる意味をご紹介していきます。
お持ちの色や柄と照らし合わせたり、選ぶ際の参考にしたりすると、振袖に対する印象も変わってくるでしょう。この記事を読んで、振袖の楽しみ方をより広げてくださると幸いです。
目次
振袖を着るシーンと意味
第一礼装である振袖は、主に成人式や結婚式・披露宴で着用される方が多い着物です。
結婚式や披露宴以外にも、振袖を着るシーンは以下のように数多くあります。
● 成人式
● 結婚式
● 卒業式
● 初詣
● パーティー
● お見合い・結納
卒業式で振袖を着る場合、袴を合わせる装いが一般的です。
レンタルでは小振袖と袴の組み合わせが多い傾向ですが、中振袖と袴の組み合わせでもまったく問題ありません。
最近では、中振袖と合わせる方も増えてきています。
敬宮愛子さまは、2024年3月の学習院大学卒業式の際に、くるぶし丈の大振袖をお召しになられていました。
ハレの日である初詣も、振袖を着るシーンのひとつ。
初春といえど寒さも厳しい中、晴れやかな振袖は場を明るくし、初詣のお祝いにピッタリです。成人式のリハーサルとして、着用される方もいらっしゃいます。
お見合いや結納なども、第一礼装である振袖は適しています。とくに格式の高いホテルや料亭などで行う場合、振袖を選ぶのがオススメです。
未婚の方であれば、パーティーや祝賀会など、振袖でより華やかに装うのもよいでしょう。
振袖の色が意味すること
ここからは、振袖の色が持つ意味についてお話ししていきます。
色の意味を知ると、選んでくれた家族の思いが伝わり、感謝の心が芽生えることも。
着物選びも、今まで以上に楽しめるようになるでしょう。
色別に意味をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
赤
赤は魔除けの意味を持ち、邪気を払うと信じられてきた色です。
炎・太陽・血の色として、神聖なエネルギーが宿る「神がかり的な色」として崇められてきました。
紅白のおめでたい色としても、振袖に欠かせない色のひとつです。
赤の振袖は、若さやかわいらしさを増長させる魅力的な着物として、今も昔も支持されています。
黒
黒は格の高い色や高級な色として、黒留袖や黒紋付で使われる色です。
また、古代の日本では、夜は神の世界と信じられていました。そのため、夜を表す黒は神秘的な色の意味合いもあります。
黒の振袖は大人っぽくクールな印象があり、個性的な装いを好む方にオススメです。
白
白は、紅白のおめでたい色。
清らか・無垢など汚れのない色でもあり、花嫁衣裳にも使われいます。
アイボリーやオフホワイトなどの振袖は、上品で優美なイメージが支持され、人気が上昇している傾向です。
緑
「みずみずしい」が由来の緑は、新緑の若葉を表現する色として用いられてきました。
若々しさの意味も含み、「みどり児」や「みどりの黒髪」などの表現にも使用される色です。
山や草などに見る自然の色で、癒やしや平和の色として捉えられています。
古典的な緑やモダンな緑など、振袖で表現する豊かな緑を楽しんでみてはいかがでしょう。
青
空や海の色でもある青は、さわやかで清潔感のある色です。
日本では古来より藍で染めた藍色で親しまれており、縁起の良い色として武士が身に付けていました。
知性・落ち着き・清楚さなど、青の濃淡によって異なるイメージが楽しめます。
黄
黄色は、五穀豊穣のシンボルである稲穂の色。
実り多い人生・豊かな人生を願う色としても用いられています。
明るく活発なイメージの黄色や、レトロで落ち着いた黄色など、同じ黄色でも雰囲気がガラリと変わるのも魅力のひとつです。
ピンク
ピンクは、春を知らせる桃や桜の色。
愛情・感謝を伝える色で、やわらかくやさしげな雰囲気が特徴です。
華やかで甘い印象もあり、多くの若い女性に支持されています。
紫
古くから日本のみならず、世界でも高貴な色として扱われていた紫。
日本では、天皇や貴族など限られた人物のみが使用できる色でした。
気品にあふれて奥ゆかしい反面、大人っぽくあでやかな面もある、魅力にあふれた色です。
振袖の柄が意味すること
振袖にもよく使用される古典柄や吉祥文様は、縁起が良く 、おめでたい意味が含まれているのが特徴です。
主な柄をピックアップして表にしていますので、ぜひ参考にしてください。
古典柄
ツル・カメ | 長寿 |
御所車 | 豊か・幸福 |
扇 子 | 孫繁栄・開運 |
のし | 厄除け |
たちばな | 健康・長寿・子宝 |
松竹梅 | 【松】長寿 【竹】生命力・成長 【梅】長寿・気高さ |
花
キク | 厄除け・長寿 |
ボタン | 豪華・幸せ・成長 |
あやめ | 魔除け |
ユリ | 高貴・純粋 |
桜 | 繁栄・豊かさ |
ツバキ | 魔除け |
色や柄の意味を知って振袖を楽しもう
振袖で使われている色や柄には、さまざまな願いや縁起の良い意味が込められています。
好みと同時に、これからは色や柄の意味も考慮に入れて選んでみるのもオススメです。色や柄の意味を知ると、振袖への愛着も今まで以上に増すでしょう。
振袖は未婚女性のみに限られ、着る期間は短いものです。
だからといって、数十年もの間、着なくなった振袖をタンスの肥やしにしていませんか?
しまったままの振袖は、日に日に古くなり、傷むばかりです。
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