ローゼンタールとはどのようなブランド?特徴やオススメのシリーズが知りたい
ローゼンタールは、ドイツの老舗磁器ブランドです。
伝統的な作品が支持されている一方で、革新的な「ローゼンタール・スタジオライン」を展開し、世界中で支持されています。
今回は、さまざまな顔を持つローゼンタールの魅力に触れていきましょう。
ローゼンタールの歴史的背景や人気シリーズもご紹介しますので、購入時の参考になれば幸いです。
目次
ローゼンタールとは
ローゼンタールは、1879年に「フィリップ・ローゼンタール1世」によって設立された、ドイツを代表する磁器ブランドです。
その歴史は、ドイツ・バイエルン州エアカースロイトの城から始まりました。
創業当初は葉巻の絵を描いた灰皿がヒットし、瞬く間に成功を収めます。その後、1891年にはバイエルン北部のゼルプに工場を設立し、磁器製造を開始。
そして誕生したのが、ローゼンタールの代名詞ともいえる名作「マリア・ホワイト」です。
マリア・ホワイトは、フィリップ・ローゼンタール1世の妻「マリア」の名を冠した、純白の磁器。
多面カットが織りなす繊細な明暗が、時代を超えて愛される逸品です。
ローゼンタール・スタジオラインの誕生
1958年、ローゼンタールは、フィリップ・ローゼンタール2世が後を継ぎました。
世代交代により、ローゼンタールの作品は、独創的なスタイルを取り入れるようになります。それを代表するのが、1961年に誕生した、革新的ともいえる「ローゼンタール・スタジオライン」です。
ローゼンタール・スタジオラインは、著名なデザイナーたちによる独自のデザインが支持され、今もなお、世界中で高い評価を受けています。
ローゼンタールの特徴|ローゼンタール・スタジオラインについて
ローゼンタールの大きな特徴として、モダンな「ローゼンタール・スタジオライン」が挙げられます。
「ローゼンタール・スタジオライン」は、各界で活躍するアーティストやデザイナーたちとコラボレーションをした作品のシリーズです。
建築家や、北欧の有名なデザイナーたちも名を連ねており、世界的に有名なデザイン賞を多数受賞しています。どれもシンプルでありながら、デザインへのこだわり強く感じさせてくれるのが特徴です。
ここからは、「ローゼンタール・スタジオライン」の主なシリーズやデザイナーなどをご紹介していきます。
TAC
1969年に登場した「TAC」は、建築家・ヴァルター・グロピウスの作品です。
独創的なデザインと機能性の高さを誇り、「ローゼンタール・スタジオライン」の顔として知られています。なお、ヴァルター・グロピウスは、ニューヨークのパンナムビルの設計者であり、ドイツの美術学校・バウハウスの初代校長も勤めました。
ムーン
1997年に誕生し、時代を超え今もなお世界中で支持されています。
「ムーン」は、イギリスのデザイナーであるジャスパー・モリソンの作品。無駄を一切省いていながら、細部にまで機能性とデザイン性を追求しているのが特徴です。
スオミ
1976年、北欧を代表するデザイナーとして活躍したティモ・サルパネヴァによって誕生した「スオミ」。
波に洗われた小石からインスピレーションを受けたといわれるように、コロンとしたフォルムが印象的です。
スオミは、フランスのポンピドゥーセンターの永久コレクションに収蔵されています。
魔笛
「魔笛」は、デンマークのアーティストである、ビョルン・ヴィンブラッドによる作品です。
モーツァルトのオペラ「魔笛」をモチーフにしたデザインは、舞台芸術家としても活躍していたビョルン・ヴィンブラッドらしさが表現されています。
芸術の域に達するような精巧なレリーフが特徴で、歴史的な傑作といわれるシリーズです。
ローゼンタールの人気シリーズ
ローゼンタールでは、モダンな「ローゼンタール・スタジオライン」以外にも、クラシカルなデザインも根強く支持されています。
ここでは、ローゼンタールの伝統を受け継ぐシリーズをご紹介します。
マリア・ピンク・ローズ
「マリア・ホワイト」と同じく、フィリップ・ローゼンタール1世の妻の名を冠したシリーズです。
淡いピンクやオレンジで花々が描かれており、さり気ないレリーフがプレートの縁やカップの高台に施されています。
クラシック・ローズ
透き通るような白磁に、バラの花がやさしい雰囲気を演出するシリーズです。
ピンクのバラを中心とした花々を描いたタイプや、ブルーの濃淡でバラを表現したブルーローズなどがあります。
サンスーシ
ドイツのサンスーシ宮殿をモチーフにした、ロココ調のデザインが特徴のシリーズです。
さまざまなデザインが展開されており、金彩を使用したゴージャスで華やかなアンティークも多く存在しています。
ローゼンタールまとめ
モダンなスタイルで人気の、ローゼンタールについてお話しをしてきました。
ローゼンタールは、シンプルで機能的なだけでなく、アーティストたちのこだわりが伝わってくる作品ばかりです。
クラシカルなシリーズでは、ローゼンタールの伝統的な作品にも出会えます。ぜひ、ライフスタイルに合わせて、ローゼンタールを楽しんでみてください。
ローゼンタールの買取なら「福ちゃん」へ
ローゼンタールの中には、希少なシリーズやコレクターに人気の高いシリーズがあり、高額で取引される機会も少なくありません。
しかし、食器の買取に精通した業者を選ばないと、ローゼンタールの価値を低く見積もられてしまう可能性も。業者選びは、慎重に行いましょう。
「買取福ちゃん」には、ローゼンタールの価値を正しく知る、専門知識が豊富な査定士が在籍。
希少価値や人気の有無はもちろん、素材や状態まで丁寧に査定し、その価値に見合う買取価格をご提示いたします。
まずはお気軽に、無料査定をお試しいただけますと幸いです。
査定後、キャンセルも可能(キャンセル料の発生なし)ですのでご安心ください。
汚れや傷がある食器でも、状態によっては買取可能な場合もございます。
お持ちのローゼンタールの価値が下がってしまう前に、ぜひ福ちゃんまでお問い合わせください。
お電話受付時間 9:00~20:00 (年中無休※年末年始は除く)