14金とは?メリット・デメリットやほかのゴールドとの違いをご紹介

金の純度には、「18金」「14金」「10金」のように複数の種類が存在。

これらの中でも「14金」は、強度が高く変形しにくいことから、幅広い製品に使用されています。

この記事では、

14金の特徴
14金のメリット・デメリット
14金とほかのゴールドとの違い

を解説していきます。

記事を読むことで、14金に関する疑問が解消しますので、ぜひ最後までご覧ください。

14金とはどのようなゴールド?

14金とはどのようなゴールド?
 

ここでは以下の点に着目し、14金の特徴をご紹介していきます。

・14金の定義
・刻印
・用途

14金の定義

金の純度には、24を最大の数とする“24分率”が用いられています。

14金は「24分の14」、つまり「純度58.5%」のゴールドです。残りの41.5%には、“割金”と呼ばれるほかの金属が使用されています。

14金の割金には、銀や銅、パラジウム、ニッケルなどが使われることが一般的です。

「14金」「K14」「14K」の違い

「14金」は、「K14」や「14K」と表記されることもあります。

これら3つの表記には、どのような違いがあるのでしょうか。

14金」は日本のジュエリーショップで見かけることの多い表記です。主に、商品説明や保証書で使用されており、金製品そのものに刻印されることはほとんどありません。

「K14」は国内で製造された製品に刻印されることの多い表記。Kが数字の前に来るので、“まえK”とも呼ばれています。

「14K」は海外で作られた製品によく使われる刻印で、“あとK”とも呼ばれます。

14Kと刻印されている製品は、正しい純度で作られているものも多いですが、中には純度が58.5%に満たない不正品も存在。そのため、購入を検討している場合は、純度を必ず確認するようにしましょう。

14金の用途

14金は幅広い製品に使用されています。

その例として挙げられるのが、フルートをはじめとする楽器や、万年筆のペン先。また、ジュエリー眼鏡にも使用されています。

日本ではゴールドジュエリーといえば“18金”のイメージが強いかもしれませんが、欧米では14金のジュエリーが高い人気を誇ります。

14金のメリットとデメリット

14金のメリットとデメリット
 

ここでは、14金のメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

14金は優れた耐久性を持っているのが魅力です。この性質は、14金に使われる割金の比率が関係しています。

純金は資産価値が高い一方、やわらかく加工しにくいのが懸念点。そのため、ジュエリーなどの金製品では割金を混ぜて硬度を高めるのが一般的です。

14金の場合、割金の比率が41.5%と比較的高いため、耐久性に優れているのです。

また、割金の種類や配合を変えることで、ピンクゴールドやホワイトゴールドなどさまざまな色味を出せるのも14金のメリット。

純金特有の黄色が苦手な方でも、14金であれば取り入れやすいかもしれません。

さらに、14金は割金の比率が高いことから、ゴールドジュエリーの中では比較的手頃な価格で購入できます。

ゴールドジュエリーをリーズナブルに楽しみたい方には、オススメの素材といえるでしょう。

デメリット

こうしたメリットのある14金ですが、使用環境や経年劣化によって変色しやすいのが懸念点。金自体は変色しにくいものの、割金の酸化が原因で変色することがあるのです。

変色を防ぐには、日頃のお手入れが欠かせません。

14金のジュエリーなどを身につけたあとは、やわらかい布やジュエリー専用クロスを使い、汗や皮脂を拭き取ることを習慣化しましょう。

とくに汚れが目立つ場合は、中性洗剤でお手入れする方法もあります。

中性洗剤を少量入れたぬるま湯にジュエリーをつけ置きしたら、やわらかいブラシで優しく磨きます。その後、水ですすぎ、乾いた布で水分を拭き取れば完了です。

※上記の内容は、あくまでも参考情報です。お手入れに際して、なんらかの損害が発生した場合でも、当方は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

ほかのゴールドとの違い

ほかのゴールドとの違い
 

ほかの種類のゴールドとして、「18金」や「10金」が挙げられます。これらのゴールドは、14金とどのような違いがあるのでしょうか。

18金

18金は、金の含有率が75%のゴールド。

14金よりも割金の比率が低いため、資産価値が高く、変色しにくいのが魅力です。その上、一定の耐久性もあることから、ジュエリーなどに多く使われています。

一方で、14金と比べるとやわらかく変形や傷に弱いため、より注意深く取り扱う必要があるでしょう。

10金

10金は、金の含有率が41.6%のゴールド。

14金と比べてさらに硬く、傷つきにくいのが大きな特徴です。

一方で、その硬さゆえ、ジュエリーのサイズ直しが難しい点には注意が必要でしょう。また、金としての資産価値はあまり高くありません。

14金はさまざまな用途で使われているゴールド

14金はさまざまな用途で使われているゴールド
 

14金は楽器や万年筆、ジュエリーなど、さまざまな用途で使われているゴールドです。

14金のジュエリーに関しては、18金と比べてお手頃なので、ゴールドジュエリーが初めての方でも手に取りやすいでしょう。

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