- 金/貴金属
- 2026.02.19
14金とは?18金との違いやメリット・デメリット、「585」刻印の意味までをご紹介

金の純度には、「18金」「14金」「10金」のように複数の種類が存在。
これらのなかでも「14金」は、強度が高く変形しにくいことから、ジュエリーから筆記具まで幅広く愛用されています。
しかし、日本国内では「18金」の知名度が高いため、「14金は品質が劣るのではないか」「変色しやすいのではないか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、
・14金の特徴
・14金のメリット・デメリット
・14金とほかのゴールドとの違い
を解説していきます。
記事を読むことで、14金に関する疑問が解消しますので、ぜひ最後までご覧ください。
14金とはどのようなゴールド?

ここでは以下の点に着目し、14金の特徴をご紹介していきます。
・14金の定義
・刻印
・割金
・用途
14金の定義と純度(理論値58.3%と規格値58.5%)
金の品位は、24分率(カラット)で表す方法と、千分率(‰)で表す方法があります。14金は24分率では14/24で、理論上は約58.33%です。
一方、ISO 9202やJIS(ジュエリー用貴金属合金の品位)では、品位を千分率の標準値(例:585、750、999など)で示し、表示した品位に対して負の許容差を認めない(表示値を下回らない)ことを原則としています。
そのため、14金相当の表示としては「585(=58.5%)」が広く用いられ、製品に「585」や「Au585」と刻印がある場合、少なくとも585‰以上の金を含むことを示します。
「K14」「14K」「585」の違い
14金製品には、主に3つのパターンの刻印が見られます。それぞれの表記には、製造された地域や時代背景が反映されています。
K14(まえK)
主に日本国内で製造された製品に見られる表記です。日本のJIS規格などに基づいた一般的な記述法で、数字の前に「K」が付きます。
14K(あとK)
「14K(あとK)」は海外製や古い製品で見られる表記です。
実務上、刻印どおりの品位が確認できないケースがあるため、購入・売却時は検査(比重測定等)で確認されることがあります。
585 または Au585
「585(Au585)」は、金の品位を千分率で示す国際的に広い表記で、ISO 9202やJIS H6309でも14金相当の品位として扱われます。
14金
「14金」は日本のジュエリーショップで見かけることの多い表記です。主に、商品説明や保証書で使用されており、金製品そのものに刻印されることはほとんどないでしょう。
また、日本の造幣局が貴金属製品の品位を証明する「ホールマーク」という制度があります。
日本国旗と共にひし形の中に「585」と刻印されている場合、それは国の機関が「14金である」と証明した証です。
ただし、これは任意の制度であるため、ホールマークがないからといって偽物というわけではありません。
14金の色と性質を決める「割金(わりがね)」
14金は、全体の約58.5%が金で、残りの約41.5%は「割金」と呼ばれる別の金属で構成されています。
この4割以上を占める割金の配合こそが、14金の多様な色味と性質を決定づけるものです。割金には主に以下の金属が使用されます。
✔ 銀(Ag)
✔ 銅(Cu)
✔ パラジウム(Pd)
✔ 亜鉛(Zn)
✔ ニッケル(Ni)
純金は黄金色ですが、これらの金属を混ぜる比率を変えることで、以下のようなカラーバリエーションが生まれます。
| イエローゴールド(YG) | 銀と銅をバランスよく配合し、純金に近い色味を出したもの |
| ピンクゴールド(PG) | 銅の比率を高め、赤みを強調した合金 |
| ホワイトゴールド(WG) | パラジウムやニッケルなどを混ぜ、黄金色を抑えた銀白色の合金 |
また、割金は単に色を変えるだけでなく、柔らかすぎる純金を補強し、ジュエリーとして使用できる「硬さ」を与える重要な役割も担っています。
14金の用途
14金は幅広い製品に使用されています。
その例として挙げられるのが、フルートをはじめとする楽器や、万年筆のペン先。また、ジュエリーや眼鏡にも使用されています。
日本ではゴールドジュエリーといえば“18金”のイメージが強いかもしれませんが、欧米では14金のジュエリーが高い人気を誇ります。
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14金のメリットとデメリット

ここでは、14金のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
14金は優れた耐久性を持っているのが魅力です。この性質は、14金に使われる割金の比率が関係しています。
純金は資産価値が高い一方、やわらかく加工しにくいのが懸念点。そのため、ジュエリーなどの金製品では割金を混ぜて硬度を高めるのが一般的です。
14金の場合、割金の比率が41.5%と比較的高いため、耐久性に優れているのです。
また、割金の種類や配合を変えることで、ピンクゴールドやホワイトゴールドなどさまざまな色味を出せるのも14金のメリット。
純金特有の黄色が苦手な方でも、14金であれば取り入れやすいかもしれません。
さらに、14金は割金の比率が高いことから、ゴールドジュエリーの中では比較的手頃な価格で購入できます。
ゴールドジュエリーをリーズナブルに楽しみたい方には、オススメの素材といえるでしょう。
デメリット
こうしたメリットのある14金ですが、使用環境や経年劣化によって変色しやすいのが懸念点。金自体は変色しにくいものの、割金の酸化が原因で変色することがあるのです。
変色を防ぐには、日頃のお手入れが欠かせません。
14金のジュエリーなどを身につけたあとは、やわらかい布やジュエリー専用クロスを使い、汗や皮脂を拭き取ることを習慣化しましょう。
とくに汚れが目立つ場合は、中性洗剤でお手入れする方法もあります。
中性洗剤を少量入れたぬるま湯にジュエリーをつけ置きしたら、やわらかいブラシで優しく磨きます。その後、水ですすぎ、乾いた布で水分を拭き取れば完了です。
※上記の内容は、あくまでも参考情報です。お手入れに際して、なんらかの損害が発生した場合でも、当方は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
ほかのゴールドとの違い

ほかの種類のゴールドとして、「18金」や「10金」が挙げられます。これらのゴールドは、14金とどのような違いがあるのでしょうか。
18金
18金は、金の含有率が75%のゴールド。
14金よりも割金の比率が低いため、資産価値が高く、変色しにくいのが魅力です。その上、一定の耐久性もあることから、ジュエリーなどに多く使われています。
一方で、14金と比べるとやわらかく変形や傷に弱いため、より注意深く取り扱う必要があるでしょう。
10金
10金は、金の含有率が41.6%のゴールド。
14金と比べてさらに硬く、傷つきにくいのが大きな特徴です。
一方で、その硬さゆえ、ジュエリーのサイズ直しが難しい点には注意が必要でしょう。また、金としての資産価値はあまり高くありません。
《比較》金種別の純度・特徴一覧
それぞれの違いを分かりやすく表にまとめました。
※ この表は横にスクロールして閲覧できます
| 呼称 | 刻印例(千分率) | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 24金(K24) | 999 / Au999 | 非常に柔らかく、変色しにくい。資産価値が高い。 | 資産用コイン、インゴット |
| 18金(K18) | 750 / Au750 | 硬さと耐久性のバランスが良く、変色しにくい。 | 高級ジュエリー、結婚指輪 |
| 14金(K14) | 585 / Au585 | 硬く加工しやすい。コストパフォーマンスが良い。 | ハワイアンジュエリー、万年筆、時計 |
| 10金(K10) | 416(JIS)/ 417(ISO) | 非常に硬く安価だが、変色しやすい。 | ファッションアクセサリー |
※純度はISO 9202/JIS H 6309に基づく目安です。
14金はさまざまな用途で使われているゴールド

14金(K14/585)は、金の含有率が約58.5%の合金です。純金や18金に比べて硬さと弾力に優れており、傷がつきにくく変形しにくいという実用的なメリットを持っています。
変色やアレルギーには多少の注意が必要ですが、適切なメンテナンスを行えば、美しい輝きを長く楽しむことができます。
万年筆やハワイアンジュエリーなど、その特性を生かした製品も多く、決して「安価なだけの素材」ではありません。
もし、ご自宅に使わなくなった14金のアクセサリーや、刻印の分からない金色の製品があれば、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
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