四世 秦蔵六作『純金製 博山炉』を高額買取!気になる買取価格と査定ポイントを公開

日本の鋳金技術の粋を集めた、四世「秦蔵六(はたぞうろく)」作、純金製『博山炉(はくさんろ)』。

その価値について、福ちゃんが徹底解説いたします。 江戸時代末期から続く名家「秦蔵六」。京都の名工として、青銅器・鉄瓶・錫・銀など、さまざまな素材を駆使した作品を残しています。

今回、福ちゃんは四世「秦蔵六」が手がけた純金製 『博山炉』に対して、超が付くほどの高額買取をさせていただきました。

この記事では、その驚きの買取価格査定ポイントをはじめ、四世秦蔵六の経歴から買取実績まで、詳しくご紹介いたします。秦蔵六の作品をお持ちの方はもちろん、骨董品の買取をお考えの方も必見の内容です。

ぜひ最後までお読みください。

四世秦蔵六作『純金製 博山炉』|驚きの買取価格と査定ポイント

四世「秦蔵六」作『純金製 博山炉』の買取価格と査定ポイント

福ちゃんでは、四世秦蔵六作の『純金製 博山炉』を、900万円という驚きの価格で買取させていただきました。

香道や仏具に用いられる香炉は、現代のアロマポットのようなものです。紀元前の中国を起源とし、日本では奈良時代から仏具として親しまれてきました。

数ある香炉の中でも、なぜ本作がこれほどの高値をつけたのか?

その査定ポイントを詳しく解説いたします。

名門「秦蔵六」四世の傑作

本作は、幕末から続く鋳金の名家「秦蔵六」の四世が手がけた逸品です。付属の共箱や香炉の足に刻まれた「蔵六造」の銘が、その確かな出自を物語ります。

秦蔵六は、日本を代表する金属工芸作家です。中でも四世は、幼少期から非凡な才能を発揮し、数々の名品を生み出しました。伝統を継承しつつも、独自の感性で造形美を追求し、新たな境地を切り開いた名工です。

四世ならではの色彩感覚と芸術性は、受け継がれてきた技術を「さらに昇華させた」といえるでしょう。

今回の純金製『博山炉』は、そのような四世の技が凝縮された傑作です。

香炉としての価値、骨董品としての価値に加え、「秦蔵六」ブランドが、その価値をさらに高めています。

息を呑む美しさ:作品の出来栄え

本作は、古代中国の伝説に登場する、「崑崙山(別名:博山)」をイメージした蓋が特徴的な美しい香炉です。

神々が住むとされる崑崙山(こんろんさん)は、霧や雲に包まれた神秘的な風景が特徴。本作の蓋にも、その雲が巧みにかたどられているのです。

香を焚くと、蓋の雲間から煙が流れ出し、幻想的な情景を描き出します。胴部分には竜が刻印され、金の輝きと相まって、優雅なひとときを演出します。

美術品としても、香炉としても、その魅力は格別。

だからこそ、高額査定が可能となったのです。

「金の高騰」も追い風に

本作の最大の特徴は、「純金製」であること。

純金が使われた作品は、その使用量なども考慮され、高額査定につながりやすい傾向があります。

さらに、2024年8月現在、金は過去最高値を更新中。世界的な低金利、新型コロナウイルス感染症、ウクライナ危機などが、その価格を押し上げています。

この金の価格高騰も、今回の高額買取を「後押しした」といえるでしょう。

⚠︎CAUTION!
当記事でご紹介した買取価格はあくまでも目安です。実際の買取価格は保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で変動します。詳細は骨董品買取業者にご確認ください。

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四世「秦蔵六」の略歴|京都の名跡の生い立ちとは?

四世「秦蔵六」の略歴

四世秦蔵六は、1898年に京都に生まれ、幼い頃から芸術的感性に恵まれた環境で育ちました。彼の祖父である二世秦蔵六は、名高い龍文堂の2代目「安之助」に師事し、名匠と謳われた存在です。

四世は、そのような祖父「二世秦蔵六」から直接指導を受け、鉄瓶製作の技術を磨くとともに、類まれなセンスを開花させていきました。

襲名後も創作意欲は衰えることなく、個展開催などを通して積極的に作品を発表。

その秀逸な作品の数々は高い評価を受け、「技術保存資格者」認定や、「京都金属工芸協会長就任」など、業界を牽引する存在としてご活躍されました。

1984年に四世が逝去した後、五世が秦蔵六を継承。

現在は、六世が伝統と革新を融合させた作品の制作に励んでいます。

龍文堂について詳しく知りたい方はこちら↓
龍文堂(りゅうぶんどう)鉄瓶の価値や歴史、偽物が多い理由などを解説します!

四世「秦蔵六」買取実績:福ちゃんの買取品をご紹介

四世「秦蔵六」買取実績

福ちゃんでは、『純金製 博山炉』以外にも、四世秦蔵六の作品を多数買い取らせていただいております。

ここからは、福ちゃんの買取実績の中でも、とくに希少性の高い作品を2つご紹介いたします。

塗金銅香炉「瑞雲」:独特の世界観が息づく逸品

塗金銅香炉「瑞雲」

塗金技術を駆使し、経年による金箔の剥落を思わせるような加工が施された香炉です。

装飾の絶妙なバランス、香炉の質感など、四世秦蔵六ならではの「独特の世界観」が表現された、美しい逸品といえるでしょう。

瑞雲(ずいうん)」とは、太陽光の影響で緑や赤など多色に色づく雲のことで、吉兆の象徴とされています。その銘にふさわしい上品な仕上がりと、重厚な存在感が特徴です。

純錫圓式茶托5枚組:贅を尽くした希少な作品

純錫圓式茶托5枚組

1枚1枚に異なる図柄と銘が刻まれた、純錫製の茶托5枚組です。

錫(すず)は、金・プラチナ・銀に次ぐ、価値の高い金属です。本作は、その錫を惜しみなく使用した贅沢な逸品といえるでしょう。

異なる図柄と銘が手彫りされた茶托は、まさに希少性の高い名作です。

秦蔵六の作品は福ちゃんが「高価買取」いたします

四世「秦蔵六」の作品は福ちゃんが買取いたします

江戸時代末期の名工、四世秦蔵六が手がけた希少な『純金製 博山炉』を、福ちゃんが驚きの900万円で買取させていただきました。

これほどの高額買取となった背景には、

希少性:江戸時代末期の名工、四世秦蔵六の真作であること
芸術性:作品の出来栄えが極めて優れていること
素材価値:純金製であること
市場動向:金相場が高騰していること

といった要素が挙げられます。

福ちゃんは、過去にも四世秦蔵六の作品を多数買取しており、市場の需要や価格動向を的確に把握しています。そのため、お客様にご満足いただける買取価格のご提示が可能です。

福ちゃんでは、お客様の心を満たすお取引を目指し、常に努力を重ねております。

さらに、四世秦蔵六をはじめ、さまざまな骨董品の買取を強化中です。知識と経験豊富な査定士が、お客様の大切な骨董品を丁寧に査定いたします。

お手元に眠っている骨董品がございましたら、ぜひ「買取福ちゃん」にご相談ください。

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