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島岡達三『塩釉徳利』の買取実績を公開|福ちゃんの買取価格と査定ポイントを解説します

益子焼を代表する人間国宝「島岡達三」による、『塩釉徳利』を福ちゃんが買取させていただきました。

島岡達三(しまおかたつぞう)は、独自の「縄文象嵌技法」を編み出し、益子焼の芸術性を飛躍的に高めた陶芸家です。その功績は、作陶にとどまらず、益子焼の普及活動にもおよび、全国にその魅力を広めました。

当記事では、島岡達三作『塩釉徳利』の買取価格や査定ポイントに加え、彼の輝かしい陶歴についても詳しく解説します。

島岡達三の作品をお持ちの方は、ぜひご一読ください。

また、島岡達三の作品売却をお考えの方は、骨董品の買取実績が豊富な福ちゃんへ、どうぞお気軽にご相談ください。専門スタッフが、お客様の大切な作品を丁寧に査定し、高価買取を実現いたします。

島岡達三『塩釉徳利』の特徴と買取価格

島岡達三『塩釉徳利』の買取価格

島岡達三の作品の1つ、『塩釉徳利』を福ちゃんが買取させていただきました。

さっそく、「塩釉徳利とは何か」と「塩釉徳利の買取価格」について解説します。

『塩釉徳利』とは?

塩釉徳利(しおぐすりとっくり)とは、その名の通り「塩釉(えんゆう)」と呼ばれる、特殊な技法を用いて焼成された徳利のことです。

益子焼の塩釉は、島岡達三の師である「濱田庄司」がドイツから持ち帰った技法とされています。

塩釉の最大の特徴は、その独特の風合いです。

素焼きの作品を高温で焼成する過程で塩を投入すると、塩が熱で気化しガラス質となって作品の表面を覆います。これにより、ほかの釉薬では表現できない、やわらかな光沢と透明感が生まれるのです。

さらに、呉須などで彩色することで、奥行きのある美しい作品に仕上がります。

島岡達三『塩釉徳利』の買取価格

福ちゃんでは、島岡達三が手掛けた『塩釉徳利』を3万円で買取させていただきました。

この作品は、塩釉ならではの美しい質感と、島岡達三の代名詞である「縄文象嵌」が魅力です。

大きいサイズの徳利も存在する中、今回の徳利は比較的小ぶりなサイズといえます。しかしながら、島岡達三の功績や作品の状態、出来栄えなどを総合的に評価させていただき、今回の買取価格となりました。

島岡達三の作品をお持ちの方へ

人間国宝「島岡達三」の作品は、現在でも高い人気を誇っています。

もしご自宅に眠っている作品があれば、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。島岡達三の作品によっては、思いがけない高価買取につながるかもしれません。

福ちゃんでは、島岡達三の作品をはじめ、さまざまな作家の作品を専門スタッフが査定しております。初めての方でもわかりやすいように、査定内容を丁寧にご説明いたします。

ご自宅に眠らせたままの島岡達三などの作品がございましたら、ぜひ福ちゃんの無料査定をご利用くださいませ。

⚠︎CAUTION!
当記事でご紹介している買取価格はあくまでも目安です。実際の買取価格は保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で変動します。詳細は骨董品買取業者にご確認ください。

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島岡達三『塩釉徳利』:3つの査定ポイント

島岡達三『塩釉徳利』:3つの査定ポイント

島岡達三の『塩釉徳利』を高く評価してもらうには、一体どのようなポイントがあるのでしょうか?

今回、福ちゃんで買取させていただいた作品を参考に、査定における重要な3つのポイントを解説します。

  • ✔︎ 縄文象嵌
  • ✔︎ 塩釉
  • ✔︎ 共箱・作家サイン・落款

上記3つのポイントについて、順番に見ていきましょう。

1.縄文象嵌:島岡達三の代名詞ともいえる独自技法

「縄文象嵌(じょうもんぞうがん)」とは、島岡達三が独自に編み出した加飾技法のことです。

異なる色の土を素地に埋め込み、縄目模様を施すことで、独特の風合いを生み出します。本作では、胴体に施された縄文象嵌が、青地部分と美しいコントラストを織りなし、作品の魅力をいっそう引き立てています。

島岡達三の代名詞ともいえる「縄文象嵌」が施された作品は、高い評価を得やすい傾向です。

2.塩釉:希少性と芸術性の高い技法

コバルトブルーが印象的な塩釉の作品は、島岡達三の代表作として広く知られています。

塩釉は、窯の中で塩を投入することで生まれる偶然の表情が魅力であるものの、その分、完成までに高度な技術と経験を要します。

本作では、島岡達三の卓越した技術と感性によって、塩釉の美しさが最大限に引き出されており、査定額アップに大きく貢献しました。

3. 共箱・作家サイン・落款:作品の価値を証明する重要な要素

本作には、作家本人(島岡達三)によるサインと落款が入った共箱が付属しています。

共箱は、作品の保管状態を良好に保つだけでなく、作者の真作であることを証明する重要な役割も果たします。共箱の有無によって査定額が大きく変わることもあるため、大切に保管しておくことが重要です。

今回、ご紹介させていただいた『塩釉徳利』は、共箱の状態も良好であったため、査定額のプラスに影響しました。

島岡達三:人間国宝への軌跡

島岡達三:人間国宝への軌跡

島岡達三は、独自の技法「縄文象嵌」を確立し、民芸陶器の分野で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された陶芸家です。

その輝かしい功績の裏には、彼のたゆまぬ努力と探求心がありました。

ここからは、島岡達三の陶歴を辿りながら、その功績と作品の魅力に迫ります。

年表で見る島岡達三の陶歴

1919年:東京都港区に生まれる
1939年:東京工業大学窯業学科に入学
1946年:濱田庄司に師事
1953年:益子に築窯
1962年:日本民藝館新作展にて“日本民藝館賞”受賞
1980年:“栃木県文化功労賞”受賞
1994年:日本陶芸協会“金賞”受賞
1996年:民藝陶器・縄文象嵌で“重要無形文化財保持者”に認定
1999年:“勲四等旭日小綬章”受章
2007年:逝去

釉薬への探求から生まれた独自の表現

島岡達三は、当初から卓越した才能を持っていたわけではありませんでした。

試行錯誤の末、自身の科学的知識を生かせる釉薬に着目し、師である益子焼の巨匠「濱田庄司」のもとで、塩釉などの技法を習得していきます。また、同時に古代土器の複製作業を通じて縄文土器に魅了され、その造形美を自身の作品に取り入れることを模索。

そして、組紐師であった父の組紐から着想を得て、1950年代後半から1960年代にかけて「縄文象嵌」の技法を確立したのです。

「縄文象嵌」が生み出す、唯一無二の世界

縄文象嵌は、素地に異なる色の土を埋め込み、縄目模様を施す技法です。

島岡達三はこの技法を駆使し、素朴ながらも力強い、独自の美の世界を表現しました。彼の作品は、国内外で高い評価を受け、数々の賞を受賞。

1996年には、その功績が認められ、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。

島岡達三の作品買取なら『福ちゃん』にお任せください

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人間国宝・島岡達三(しまおかたつぞう)は、独自の技法「象嵌縄文」を確立し、益子焼のさらなる発展に貢献した偉大な陶芸家です。彼の作品は、その芸術性と希少性から、現在でも高い人気を誇っています。

福ちゃんでは、島岡達三の『塩釉徳利』を3万円で買取した実績がございます。

高度な技術と洗練された感性が融合した塩釉、そして島岡達三ならではの、象嵌縄文技法を評価させていただきました。

島岡達三の作品はもちろん、そのほか作家物の陶芸品や骨董品の買取も、ぜひ福ちゃんにお任せください。

お客様の大切な品々を、責任と誠意を持って査定いたします。

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