ブルーダイヤモンドは呪いの宝石?そのようにいわれる理由や真相を徹底解説
ブルーダイヤモンドは希少性が非常に高く、一生に1度目にする機会があれば幸運といわれる宝石です。
しかし、ブルーダイヤモンドの1つ「ホープ・ダイヤモンド」には、呪いの噂があるのをご存じでしょうか。
この記事では、ブルーダイヤモンドの特徴を整理した上で、呪いの真相に迫っていきます。
目次
ブルーダイヤモンドとは?色・価値・意味を解説
市場に流通しているダイヤモンドの多くは無色透明ですが、中には、オレンジやピンクなど色のついた「カラーダイヤモンド」が存在します。
炭素原子同士が結びついて結晶ができる過程で、不純物が混ざると、カラーダイヤモンドになるのです。
今回ご紹介するブルーダイヤモンドも、カラーダイヤモンドの1つ。
ここでは、以下の点に着目しながら、ブルーダイヤモンドの特徴を見ていきましょう。
・色
・価値
・意味
色
ブルーダイヤモンドは、透き通った美しい青色が特徴です。
不純物として「ホウ素」が混ざることで青色になり、その出現率は10万分の1ともいわれています。
ブルーダイヤモンドとひと言でいっても、純粋な青色のほか、グレーがかった青色・紫がかった青色・緑がかった青色など、幅広い色合いが存在するのです。
その中でも、純粋で濃く鮮やかな青色ほど高く評価されます。
価値
ブルーダイヤモンドは希少性が極めて高く、市場に出回ることはほとんどありません。
そのため、ひとたび市場に出れば驚くほどの価格がつけられることも。
過去には、「1カラット(0.2g)2億円」という価格がついたブルーダイヤモンドも存在します。
意味
ブルーダイヤモンドの宝石言葉として、「絆を深める」「幸福を願う」「永遠の幸せ」など、結婚を連想させる言葉が挙げられます。
こうした言葉から、ブライダルリングにブルーダイヤモンドが装飾されることも少なくありません。
天然のブルーダイヤモンドを入手するのは難しいものの、現在は無色透明のダイヤモンドに処理を施すことでブルーに見せる技術が開発されています。
ブライダルリングには、こうした技術によって生み出されたブルーダイヤモンドが使用されています。
ブルーダイヤモンドは呪いの宝石?
「ブルーダイヤモンドには呪いがある」と聞いたことがある方もいるかもしれません。
しかし、ブルーダイヤモンドのすべてに呪いがあるという意味ではありません。
ブルーダイヤモンドの中でも「ホープ・ダイヤモンド」と呼ばれる宝石に、呪いの疑惑があるのです。
以下では、ホープ・ダイヤモンドの特徴や、ホープ・ダイヤモンドが持ち主にもたらした不幸を見ていきましょう。
呪いの疑惑がある「ホープ・ダイヤモンド」とは
ホープ・ダイヤモンドとは、実在する45.52カラットもの大きさのブルーダイヤモンド。
19世紀初頭に、銀行家のヘンリー・ホープが所有していたことから「ホープ・ダイヤモンド」と呼ばれるようになりました。
ホープ・ダイヤモンドは17世紀にインドからヨーロッパへ持ち込まれ、それ以降、持ち主はさまざまな不幸に見舞われてきました。
ホープ・ダイヤモンドが持ち主にもたらした不幸
1645年、宝石商のタヴェルニエが鉱山でブルーダイヤモンドを購入。しかしその後、熱病で死亡、もしくは狼に襲われて死亡したといわれています。
また、タヴェルニエ氏からブルーダイヤモンドを買い取ったフランス国王、ルイ14世は、子どもや孫に先立たれてしまいます。
ブルーダイヤモンドを受け継いだルイ16世の王妃、マリー・アントワネットは、38歳のときに処刑されました。
その後複数人の持ち主にわたり、1830年には銀行家のヘンリー・ホープが入手。彼の死後、家族がホープ・ダイヤモンドを相続しましたが、孫の代で破産してしまったのです。
最後の所有者は、宝石商のハリー・ウィンストン。彼はブルーダイヤモンドを10年ほど所有したのち、アメリカのスミソニアン国立自然史博物館に寄贈しました。
ブルーダイヤモンドの呪いは単なる都市伝説?
このように呪いの疑惑があるブルーダイヤモンド「ホープ・ダイヤモンド」ですが、単なる都市伝説ではないかという声もあります。
なぜなら、持ち主に訪れた不幸はフィクションの可能性があるほか、不幸の原因はホープ・ダイヤモンド以外にあると考えられているからです。
たとえば、最初にホープ・ダイヤモンドを購入したタヴェルニエの死因は、熱病や狼に襲われたのではなく老衰といわれています。
フランス国王のルイ14世やルイ16世が生きたフランス革命前後の時代には、多くの人が亡くなっています。そのため、亡くなった原因がホープ・ダイヤモンドとは言い難い部分もあるでしょう。
さらに、ホープ・ダイヤモンドの持ち主全員に不幸が訪れたわけではありません。
ホープ・ダイヤモンドの売買によって、富豪になった持ち主もいるのです。
以上のことから、都市伝説という説も有力視されています。
ブルーダイヤモンドは非常に価値の高い宝石
ブルーダイヤモンドは、呪いの疑惑のある宝石「ホープ・ダイヤモンド」を連想させるため、あまりよいイメージを持てない方もいるかもしれません。
ただ、ブルーダイヤモンドそのものは価値が高く評価されており、市場に出回った際には高値で取引される宝石です。加えて、ホープ・ダイヤモンドの呪いは単なる都市伝説という声もあります。
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