九谷焼の巨匠・武腰潤作『川蝉番いの飾瓶』を福ちゃんが買取!気になる査定ポイントも解説
九谷焼の巨匠、「武腰潤(たけごしじゅん)」氏が手掛けた美しい『川蝉番いの飾瓶』を、福ちゃんが買取いたしました。武腰潤氏は、100年以上の歴史を誇る名窯「泰山窯」の4代目。伝統的な九谷焼の技法に、現代的な感性を融合させた作品は、国内外で高い評価を受けています。
今回の記事では、『川蝉番いの飾瓶』の実際の買取価格や、武腰潤氏の作品で高額査定を期待できるポイントを詳しく解説。さらに、武腰潤氏の経歴や、現代九谷焼における彼の功績についてもご紹介します。
もし、武腰潤氏や他の九谷焼作家の作品をお持ちなら、ぜひ福ちゃんの無料査定をご利用ください。骨董品の買取実績が豊富なプロの査定士が、お客様の大切な作品を丁寧に査定し、価値の高いお品物は高価買取いたします。
目次
武腰潤作『川蝉番いの飾瓶』を5万円で買取!その理由とは?
福ちゃんは、九谷焼の巨匠・武腰潤氏が手掛けた『川蝉番いの飾瓶』を、5万円で買取いたしました。
この作品は、武腰潤氏の代表的なモチーフである川蝉が、生き生きと描かれた逸品。枝にとまる2羽の川蝉の姿が、鮮やかな色彩と繊細な筆致で表現されており、見る角度によって異なる表情を楽しめます。
卓越した色絵の技術、余白を生かした美しい構図など、武腰潤氏ならではの芸術性が随所に光る作品です。底には作家の落款、共箱には「潤」のサインがあり、真作であることも高く評価させていただきました。
福ちゃんは、武腰潤氏をはじめとする九谷焼作家の作品買取に自信があります。
陶歴や作品の魅力、市場の需要などを熟知した福ちゃんの査定士が、お客様の大切な作品を丁寧に査定し、作品の価値に見合った買取価格をご提示いたします。
ご自宅に眠っている九谷焼やその他の骨董品がございましたら、ぜひお気軽に福ちゃんにご相談ください。査定やご相談は無料で承っておりますので、お気軽にご利用いただけます。
お電話受付時間 9:00~20:00 (年中無休※年末年始は除く)
武腰潤氏の「略歴」と「現代九谷」
武腰潤氏は、九谷焼の伝統に根ざしながらも、独自の色彩感覚と革新的な技術で、色絵磁器の世界に新風を吹き込んだ陶芸家です。
数々の賞を受賞した輝かしい経歴と、彼が牽引した現代九谷焼の進化についてご紹介します。
略歴
1970年:金沢美術工芸大学日本画科卒業
1972年:九谷焼の巨匠「北出不二雄」と彫金家「帖佐美行」に師事
1974年:第6回日展初出品入選
以降、タタラ作りによる成形と色絵磁器の創作に専念
1979年:帖佐美行に薫陶を受ける
1991年:第23回日展にて『はな』が“特選”受賞
1994年:第26回日展にて『赤日億ふ』が“特選”受賞
2002年:第49回日本伝統工芸展にて鴇の絵皿『昔日』が“朝日新聞社賞”受賞
2004年:第51回日本伝統工芸展にて磁の箱『笹生』が“奨励賞受賞”受賞
2007年:“2006年度日本陶磁協会賞”受賞
2009年 :第32回“石川テレビ賞”受賞
2014年:“世界文化功労賞”受賞
2016年:石川県立美術館館長就任
2021年:第41回伝統文化ポーラ賞“優秀賞”受賞
武腰潤氏は、幼少期から絵画に親しみ、陶芸の道に進んだ後も色彩の研究に没頭しました。
父である3代目泰山の勧めで、九谷焼の巨匠「北出不二雄」や彫金家「帖佐美行」に師事し、技術を磨いた彼は、日展をはじめとする数々の展覧会で高い評価を得ます。
1974年からは、ろくろを使わずに粘土板を成形する「タタラ作り」という技法を駆使し、独自の造形を確立。
さらに、長年の研究によって生み出された独自の釉薬調合により、立体感あふれる花鳥風月の表現を実現し、九谷焼の世界に新風を吹き込みました。
現代九谷
武腰潤氏は、伝統と革新を融合させた独自のスタイルで、九谷焼の色絵磁器を新たな高みへと導きました。彼の作品は、国内外で高い評価を受け、現代九谷焼を代表する存在となっています。
その革新性は、釉薬の研究から生まれた豊かな色彩表現、そしてタタラ作りによる独創的な造形に表れています。伝統的なモチーフを現代的な感性で再解釈し、時代を超えて愛される作品を生み出し続けているのです。
武腰潤氏の功績は、九谷焼の可能性を大きく広げ、世界に誇る日本の伝統工芸としての地位を確固たるものにしました。
彼の作品は、現代九谷焼の多様な魅力を象徴する存在といえるでしょう。
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高額査定が期待できる武腰潤氏の作品とは?
武腰潤氏の作品は、コレクターや美術愛好家の間で高い人気を誇り、高額査定が期待できるものも少なくありません。
以下の3つのポイントに当てはまる作品は、とくに高値での買取が期待できます。
- ✔︎ 鴾・山蝉・川蝉をモチーフにした作品
- ✔︎ サイズが大きい作品
- ✔︎ 近年に制作された作品
それぞれの詳細について、解説いたします。
武腰潤氏の代名詞「鴾・山蝉・川蝉」モチーフの作品
武腰潤氏の作品の中でも、とくに鳥をモチーフにしたものが高額査定される傾向です。
その中でも、鴾(トキ)・山蝉(ヤマセミ)・川蝉(カワセミ)は、彼の代表作として知られ、コレクターの間で高い人気を誇ります。
武腰潤氏独自の釉薬調合によって生み出される、躍動感あふれる鳥たちの姿は、ほかの追随を許さない美しさ。人気の高い鳥をモチーフにした作品の中でも、川蝉をモチーフにした作品は、とくに高額査定を期待できます。
サイズが大きい作品
陶芸作品は、一般的にサイズが大きいほど価値が高くなる傾向があります。
武腰潤氏は、花瓶・皿・壺・香炉など、さまざまなサイズの作品を制作しています。その中でも、大皿や大瓶などの大型作品は、とくに高い評価を得ている傾向です。
湯呑みなど、比較的小さな作品の場合は、セットで査定に出すことで、単品よりも高値がつく可能性があります。
近年に制作された作品
武腰潤氏の作品は、制作年代が新しいほど高額査定される傾向があります。
理由としては、彼が長年にわたる釉薬研究と技術の研鑽を重ね、後年の作品ほど表現力や完成度が高まっているためです。
近年制作された作品は、市場でも高値で取引されており、コレクターからの需要も非常に高いといえるでしょう。
武腰潤氏の作品は「福ちゃん」が誠意をもって買取いたします
独自の釉薬調合とタタラ作りという革新的な技法で、九谷焼の伝統を継承しつつ新たな表現を切り開いた武腰潤氏。彼の作品は、芸術性と希少性の両面から、高い評価を受けています。
福ちゃんは、武腰潤氏の作品の1つである『川蝉番いの飾瓶』を5万円で買取いたしました。
鮮やかな色彩で描かれた川蝉の美しさ、計算し尽くされた構図、そして武腰潤氏ならではの卓越した技術を高く評価させていただいた結果です。
もし武腰潤氏の作品をお持ちで、その価値を知りたい、手放したいとお考えでしたら、ぜひ福ちゃんにお問い合わせください。骨董品の買取実績が豊富なプロの査定士が、お客様の大切な作品の査定を担当いたします。
武腰潤氏の作品はもちろん、その他の九谷焼や陶芸作品の買取も、喜んで承ります。
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