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  • 楽器
  • 2024.07.23

吹奏楽で初心者にもオススメの楽器は?難易度別に楽器の魅力を紹介!

吹奏楽とは、木管楽器や金管楽器、打楽器で構成される演奏形態のことです。入学・進学を機に、吹奏楽部に興味を持っている学生の方もいらっしゃるでしょう。

しかし、近年ではエレキギターやエレキベース、ピアノなどを加えるなど多様化しています。

当記事では、楽器初心者に吹奏楽でオススメの楽器を8つ紹介いたします。楽器の難易度についても記述しているため、数ある中でどの楽器を始めるか迷っている方は、ぜひご参考にしてください。

初心者にもオススメな吹奏楽の楽器8選!難易度も解説

初心者にもオススメな吹奏楽の楽器8選!

吹奏楽の楽器は種類ごとに音色はもちろん、演奏のしやすさも異なります。難しそうだと不安に感じている方は、操作が比較的簡単な楽器から始めてみてはいかがでしょうか。

ここでは、吹奏楽を始めたい方に向けて、オススメの楽器や挑戦しやすい楽器を8つ紹介いたします。

1.サックス

サックスの正式名称は、サクソフォンです。高音から低音までカバーでき、クラシックのほか、ジャズやポップスなど幅広い音楽を楽しめます

マウスピースに、植物の葦(アシ)からできる「リード」といわれる薄い部品を取り付け、吹く際に振るわせて音を出します。

サックスは、指の使い方が覚えやすく音も出やすいため、吹奏楽器の中でも初心者向きです。新しい楽器に挑戦したい音楽経験者のみならず、未経験から始める方にも良い楽器といえます。

ソプラノやアルト、テナーなど、サックスが得意な音域ごとに分けると9種類あります。初心者がサックスに挑戦するときは、楽曲や練習曲も多く作られているアルトサックスがオススメです。

2.ユーフォニアム

ユーフォニアムは、ギリシャ語で「良い響き」を意味する単語が語源といわれています。男性テノール歌手のようにやわらかで温かみのある、美しい音色が魅力です。

チューバを小振りにしたような形で、音の出るベルが上を向いています。

ユーフォニアムは、マウスピースの大きさが約2.4cmと唇にフィットするサイズで、音が出しやすい楽器です。また、音程を変えるピストンが3~4つのみで構成されており、ほかの楽器に比べて演奏もしやすい傾向にあります。

初心者がユーフォニアムを始めるとき、ピストンが3本付属したタイプであれば、指の抵抗も少なく習得しやすいでしょう。

3.チューバ

管楽器の中で、もっとも低い音域を担当する楽器がチューバです。オーケストラではリズムを刻んだり、ハーモニーを支えたりする役割があります。

縁の下の力持ちでありつつも、聞き手に音がはっきりと届くことも魅力といえるでしょう。

チューバは、管が太く長さもあるため肺活量を求められます。小柄な方や女性も、練習をこなすことで肺活量が鍛えられるため、チューバを演奏することが可能です。

吹く際には繊細な口の動きも不要で、音が出しやすい魅力もあります。演奏における音符の数が少なく、複雑な動きもあまり求められない楽器のため、初心者にもオススメです。

4.トランペット

トランペットは、約3000年前から起源となる形が存在する、長い歴史を持つ楽器の1つです。

力強い音が特徴的で、クラシックやジャズ、ポップスなど幅広いジャンルで活躍しています。花形ともいえるソロパートを担うときもあれば、メロディーパートでハーモニーを支える役割を任されることも。

トランペットは、3つのピストンとバルブ、そして唇の形や振動を組み合わせて、幅広い音域を表現します。サックスなどに比べて、指で押さえる箇所が少ないため、初心者でも比較的取り組みやすい楽器といえるでしょう。

しかし、美しい音色を奏でるためには、唇の繊細なコントロールと腹式呼吸が欠かせません。これらのテクニックを習得し、トランペットの魅力を最大限に引き出しましょう。

トランペットにご興味がある方は、下記の「トランペットの吹き方」もぜひご参考にしてください。

▶︎ 初心者必見!トランペットの吹き方は?上達のコツやオススメ練習曲も

5.クラリネット

クラリネットは、木管楽器の中でもっとも広い音域を持つ楽器のため、豊かな表現力が魅力です。

小振りで持ちやすく音をコントロールしやすいため、木管楽器に挑戦したい方にはクラリネットがオススメです。

クラリネットの種類は5種類あり、吹奏楽では主にBクラリネットが使用されます。細い楽器のため空気抵抗が強く、吹き込む息の量や息遣いが重要です。

6.フルート

フルートは、吹奏楽に使用される管楽器の中で唯一の横笛です。構え方が優雅に見えるほか、小鳥のさえずりのような美しい音色が人気です。

楽譜がピアノと同じで、読みやすく指の動きも覚えやすいため、初心者向きの楽器といえるでしょう。種類が豊富で値段の幅も広く、気軽に始められることも魅力です。

演奏するときは、楽器の角度や下唇のコントロール、息を吹き込むテクニックや肺活量などが求められます。

クラリネットやサックスのようなリードはなく、口で固定もできないため、安定した音を出すには適切な角度とスピードで息を吹き込むことが大切です。

下記では、フルートを始めようとお考えの方に向けて、「フルートの主な種類と選び方」について解説しております。ご興味にあわてご覧ください。

▶︎ フルートの主な種類8つ|各フルートの特徴と選び方も紹介!

7.トロンボーン

トロンボーンは、「スライド」と呼ばれる長い管を使い音程を奏でる管楽器です。

ピストンを押すだけで音程が変わる楽器と比べて、演奏者の音感が重要になります。最初は音程をつかむのに苦労するかもしれませんが、コツさえ掴めば、比較的簡単に音を出せます。

トロンボーンは4種類あり活躍する場もそれぞれ異なるため、初心者や幅広い用途で使用したい方は、主流となるテナートロンボーンがオススメです。

少し難易度が高い吹奏楽の楽器3選

少し難易度が高い吹奏楽の楽器3選

吹奏楽器の中には、難易度が高いといわれる種類もいくつか挙げられます。しかし、筋力や肺活量が強い方など、奏者によっては相性が良い場合もあります。

奏者との相性次第で、「難しい」「簡単」と印象が異なる点も、楽器のおもしろいところです。ハードルが高いと諦める前に、楽器ごとにご自身との相性を確認してみてはいかがでしょうか。

ここでは、一般的に難しいといわれる楽器を3つ紹介いたします。

1.ホルン

ホルンは、3~4つのキーと唇の変化、息遣いによって多彩な音を出す奥深い楽器です。ファンファーレからアンサンブルまで、さまざまな楽器演奏の場で活躍します。

音程や音色を調整するとき、ベル(先端部分)に手を入れる「ゲシュトップ奏法」は、ホルンならではの奏法です。

「世界で一番難しい金管楽器」として、ギネスに認定されるほど難易度が高いとされつつも、中高生の吹奏楽部で使用されています。

ただし、管が長く楽器自体も大きいため、存在感のある音を出すには相応の肺活量と筋力が必要です。ストラップを使用すると、持ったときの負担を軽減できます。

2.ファゴット

長い管を2つ折りにした楽器がファゴットです。2つ折りにしていても、本体は135cmほどの長さがあります。

ファゴットの特徴は、ボーカルと呼ばれる細長い管の先端に、息を吹き込むリードが2枚取り付けられた「ダブルリード」です。

ダブルリードに加えて、指を10本すべて使用した奏法による、幅広い表現力がファゴットの魅力です。

30個前後のキーを扱い、音孔を指で完全に塞がなければきれいな音も出ないため、技術的な難易度が高く感じる可能性もあります。しかし、習得すればソロやメロディーとして大活躍できる魅力的な楽器です。

3.オーボエ

オーボエは、「世界一難しい木管楽器」としてギネス記録にも認定されています。

オーボエもファゴットと同じく、吹き口にリードを2枚組み合わせる「ダブルリード」の設計です。複雑で個性的な音を出し、クラシックやジャズなどさまざまなジャンルの音楽に向いています。

繊細な息遣いや指使いが必要なため、初心者が思い通りの音色を奏でるには時間がかかります。しかし、その分、美しい音色を奏でられた時の達成感は格別です。

まとめ

楽器は種類ごとに音を出すことが難しかったり、演奏技法が難しかったりと難易度は異なります。

初心者でも比較的始めやすい楽器は、音が出しやすい「サックス」「ユーフォニアム」や、指の動きが覚えやすい「クラリネット」「フルート」などさまざまです。

ただし、演奏技法や吹奏楽における立ち位置の好みもあるでしょう。ご自身が吹奏楽でどのように活躍したいか、どのようなパートを演奏したいかなども考慮して、始める楽器を選ぶことをオススメします。

もちろん、楽器ごとにかかる費用も異なります。購入費用だけでなく、替えの部品やメンテンナンスなど、継続的にかかる費用も確認しましょう。

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