チューダーのプリンスデイトが人気!歴史やロレックスとの関係も解説

チューダープリンスデイトは、生産終了となった今も人気のモデルです。
ロレックスのデイトジャストを連想させ、シンプルで使いやすいと現在も多くの人に支持されています。

そこで今回は、チューダープリンスデイトに注目してみました。
チューダーの歴史を振り返り、ロレックスとの関係についてもお話ししていきます。

チューダー初心者の方にもオススメの内容ですので、ぜひ楽しみながらご覧ください。

チューダーとは

チューダーとは

チューダーは、ロレックスの技術を用いた新しい時計を製作するために、ロレックスの創業者・ハンス・ウイルスドルフが中心となって立ち上げた時計ブランドです。

ロレックスの優れた技術を広め、ロレックスの普及を意図していたといわれています。

チューダーは、「ロレックスの姉妹ブランド」「ロレックスの廉価版」などとしても有名です。しかし、新たなブランディングにより、そのようなイメージが消されつつあります。

現在では、チューダー独自のスタイルを生み出し、「チューダー」という1つのブランドとして、世界中にファンをもつようになりました。

チューダーの歴史

1926年、ロレックスの創業者ハンス・ウイルスドルフは、より多くの人々に高品質な時計を提供するというビジョンを胸に、新たなブランド「チューダー」を立ち上げました。当初はロレックスの姉妹ブランドとして、その信頼性と技術力を継承しつつ、独自の道を歩み始めます。

1952年には、ロレックスの象徴的なオイスターケースと自動巻パーペチュアルムーブメントを搭載した「オイスタープリンス」を発表。その堅牢性と信頼性は、過酷な環境下での探検にも耐えうるとして、英国海軍のグリーンランド科学探検隊にも採用されました。

ロレックスと同等の品質を保ちながら、手の届きやすい価格を実現したチューダーは、瞬く間に人気を博します。

しかし、チューダーは決してロレックスの影に甘んじることはありませんでした。常に革新を追求し、2015年には自社製ムーブメントの開発に成功。そして2023年には、すべての時計製造を自社で行うマニュファクチュールへと進化を遂げました。

チューダーは、ロレックスのDNAを受け継ぎながらも、独自のアイデンティティを確立し、時計界に新たな風を吹き込み続けています。

その歴史は、挑戦と進化の物語です。

チューダーのロゴマーク

高級時計ブランド・チューダーは、その歴史の中でロゴマークを幾度か変更してきました。

その変遷は、ブランドの進化と深く結びついています。

1936年のハンス・ウイルスドルフ氏への譲渡を機に、チューダーのロゴマークは、それまでのブランド名のみの表記から、エレガントなバラのデザインへと刷新されました。

その後、このバラのロゴはサイズやデザインのバリエーションを増やし、「デカバラ(ビックローズ)」「コバラ(スモールローズ)」、そして盾の中にバラを配したデザインへと発展していきます。これらのバラのロゴは、チューダーの時計がもつ気品と美しさを象徴し、多くの愛好家を魅了しました。

しかし、1969年には、ロゴマークからバラが姿を消し、盾のみのデザインへと大きく変わります。

これは、チューダーが、その堅牢性と信頼性をより強くアピールする方向へとブランド戦略を転換したことを示しているのです。

盾のロゴは、現在に至るまでチューダーの象徴として、その揺るぎない品質と革新性を世界中に発信し続けています。

チューダーのプリンスデイトについて

チューダーのプリンスデイトについて

前述の「チューダーの歴史」で触れた通り、チューダーのプリンスデイトには、ロレックスのオイスターケースと自動巻パーペチュアルが搭載されています。

ロレックスにとって、自社以外に部品を提供するのは初めてのことです。

ロレックスの部品を使用したプリンスデイトが1952年に誕生すると、その堅牢性・耐久性・精度を証明するキャンペーンが数多く行われました。電気ドリルの振動に耐えたり、過酷な道を走破するバイクレーサーが着用したり、キャンペーンを通して実用時計としての地位を確立していきます。

なお、プリンスデイトのほかに、フルスペルで曜日が表示されるプリンスデイトデイも、実用的で人気があります。

チューダーとロレックスの関係とは

チューダーとロレックスの関係とは

チューダーとロレックスは、チューダーの設立から切っても切れない関係にあります。

以下に、チューダーとロレックスの関係性を記しておきました。

● ロレックスの創業者がチューダーを立ち上げた
● チューダーの時計にロレックスの部品を使用
● アフターケアはロレックスが行う

オイスターケースをはじめ、裏蓋・リューズなどほとんどの部品にロレックスを採用していることは、関係性の強さを物語っているでしょう。

また、チューダーの点検・オーバーホールなどのアフターケアは、ロレックスのサービスセンターで行われています。

チューダーは買い取ってもらえるのか?

チューダーは買い取ってもらえるのか?

ここまで、チューダーの概要について解説しました。

次項よりチューダーの買取に関してお伝えします。

チューダーの買取相場が上昇中

傷みがひどくない限り、チューダーの時計は買取に出すと売れる確率が高いお品物です。

チューダーの時計は、ヴィンテージモデルから最新作まで、幅広い層から人気を集めています。ロレックスの姉妹ブランドとして誕生したチューダーですが、今では独自のブランド価値を確立し、コレクターや時計愛好家から熱い視線を浴びています。

そのため、状態が良好なチューダーの人気モデルは、高価買取が期待できるでしょう。たとえ傷や汚れがあっても、あきらめる必要はありません。

目利きに優れたプロの査定士であれば、チューダーの真の価値を見出せます。

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