金が錆びる原因とは？錆びないようにするためのポイントをご紹介
「金は錆びない」と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。しかし残念ながら、合金を使ったジュエリーなどは、お手入れを怠ると錆びてしまう場合があります。
この記事では、
・ゴールドジュエリーが錆びてしまう原因
・錆びるのを防ぐための対策
・万が一錆びてしまったときの対処法
をご紹介します。
記事を読むことで、金製品をより長く愛用するコツがわかりますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
金が錆びるのはなぜ？
「金が錆びない」というのは、嘘ではありません。
純度が99.9%以上の金である“純金”は、基本的には錆びません。なぜなら金は酸やアルカリに強く、化学的に安定性が非常に高いからです。
ただし錆びないのは“純金”であり、銀・銅・パラジウムなどほかの金属を混ぜた“合金”は、お手入れを怠ると錆びる可能性があります。
これはなぜでしょうか。
合金に使われる銀・銅・パラジウムといった素材は、金と比べて安定性が低いという特徴があります。具体的には、汗や皮脂、化粧品、温泉の成分などに反応しやすいのです。
合金は純金よりも強度が高いという特徴から、ゴールドジュエリーなどに採用されることも多い素材です。強度の面でメリットがある一方、錆びる可能性は高まるので、取り扱いには注意が必要でしょう。
金が錆びるのを防ぐための取り扱い方法
金製品が錆びないようにするためには、以下の方法で取り扱うのがポイントです。
・化粧品や香水が金製品につかないようにする
・温泉や海水浴では外す
・使用後はクロスで拭く
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
化粧品や香水がつかないようにする
化粧品や香水には油分やアルコール、水分が含まれています。そして、これらの成分が合金に含まれている金属と反応すると、錆びにつながります。
「化粧をしたら、手を洗ってからゴールドジュエリーを装着する」「香水をつけて、時間が少したってからゴールドジュエリーをつける」など、化粧品や香水が金製品につかないようにすることが大切です。
温泉や海水浴では外す
温泉や海水浴でゴールドジュエリーをつけたままにしていると、水や温泉の成分、海水に反応して錆びたり変色したりする可能性があります。
たとえば、「銀」が使われた合金の場合、温泉に含まれる硫黄成分によって黒ずんでしまう可能性があるでしょう。そのため、温泉や海水浴では外すことをオススメします。
使用後はクロスで拭く
使用後に汗や皮脂が付着したままになっていると、錆びや変色の原因となってしまいます。
ゴールドジュエリーを外したら、クロスで優しく拭くことを習慣にしましょう。
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金が錆びてしまったときの対処法
金製品が錆びてしまった場合の対処法として、以下が挙げられます。
・ジュエリー用クロスで拭き取る
・中性洗剤を使って洗う
・プロにメンテナンスを依頼する
ジュエリー用クロスで拭き取る
研磨剤入りのジュエリー用クロスを使って拭き取る方法があります。宝石がついている場合は、その部分を避けて優しく拭き取るのがポイントです。
ただし、金の純度がとくに高いゴールドジュエリーは、強くこすると傷ついてしまう可能性があります。
そのため刻印などで純度を確認し、無理なお手入れは避けましょう。
中性洗剤を使って洗う
中性洗剤を使うことで、錆びを落とすだけでなく、錆びの原因となる汗や皮脂も落とす効果があります。以下の手順に沿って、傷つけないように優しくお手入れするのがポイントです。
1.ぬるま湯に中性洗剤を入れて混ぜる
2.20分ほどつけ置きする
3.綿棒もしくはやわらかい歯ブラシで汚れを落とす
4.水で洗い流す
5.やわらかい布で水分を拭き取る
なお、宝石があしらわれたゴールドジュエリーは、この方法が適していない場合もあります。
真珠やエメラルドなど、水に弱い宝石が装飾されている場合は、この方法でのお手入れを避けましょう。
プロにメンテナンスを依頼する
購入店舗や専門業者など、プロにメンテナンスを依頼する方法もあります。購入店舗によっては、無償でクリーニングしてくれることもあるでしょう。
「自分でお手入れをするのは心配」「どうしても錆びや汚れが落ちない」といった方は、プロへの依頼を検討するのもよいかもしれません。
金が錆びるのを防ぐには定期的なお手入れが大切
純金は基本的に錆びませんが、ほかの金属が混ざった合金は、錆びてしまうことがあります。万が一錆びてしまった場合、自宅でもお手入れできるものの、無理なお手入れによって傷つけてしまう可能性はゼロではありません。
金製品の錆びを防いで長く愛用するためには、日頃から取り扱い方に気を配り、定期的にお手入れする必要があるでしょう。
※当記事は、あくまでも参考としてご活用ください。実際のお手入れに際しては、ご自身の判断と責任において、慎重に判断した上で行うようお願い申し上げます
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