ダイヤモンドの「ラウンドブリリアントカット」とは?特徴を丁寧に解説
ダイヤモンドには複数のカット方法が存在し、代表的なものとして「ラウンドブリリアントカット」が挙げられます。
この記事では、
・ダイヤモンドのカットとは何か
・ラウンドブリリアントカットの特徴
・カット評価を左右する要素
をご説明します。
ラウンドブリリアントカットのメリットだけでなく、懸念点も解説しますので、ぜひご覧ください。
目次
ダイヤモンドのカットとは
そもそもダイヤモンドのカットとは、輝きを決める要素です。
ダイヤモンドをカットすることで、宝石に入った光が反射し、原石と比べて強い輝きが生まれます。ただしカットが歪んでいると、宝石に入る光がうまく屈折しないため、輝きは損なわれてしまいます。
ダイヤモンドのカット方法にはいくつもの種類が存在し、具体的な例として挙げられるのが「ペアカット」「ハートカット」「エメラルドカット」「ラウンドブリリアントカット」などです。
こうしたカット方法の中でも、今回ご紹介するラウンドブリリアントカットは、ダイヤモンドに入る光をもっとも効率よく反射させるといわれています。
ダイヤモンドのラウンドブリリアントカットとは?
ここでは、ラウンドブリリアントカットの形状の特徴や、メリット・デメリットを見ていきましょう。
形状の特徴
ラウンドブリリアントカットは、中央部分を丸くカットし、そこを中心として放射状にカットされています。上から見ると円形をしており、横から見ると三角形の上に台形が乗ったような形をしているのが特徴です。
ラウンドブリリアントカットの切子面(ファセット)は基本的に58面もあり、切子面から光を取り込んで反射させることで、ほかのカット方法にはない輝きが生み出されます。
メリット・デメリット
ラウンドブリリアントカットのメリットは、美しい輝きだけではありません。
ダイヤモンドジュエリーにおいて、ラウンドブリリアントカットが施されたものは多数を占めます。そのため、ほかのカット方法と比べて、ジュエリーの選択肢が狭くなりにくいでしょう。
しかし残念ながら、大きいサイズのダイヤモンドを入手するのが難しいという懸念点もあります。
ラウンドブリリアントカットは、美しい輝きを引き出すために原石をカットする部分が多くなり、カット・研磨の工程で原石の50%以上が失われてしまうこともあります。
それゆえ、大きいサイズのラウンドブリリアントカットダイヤモンドは希少性が非常に高くなり、高額になりやすいのです。予算によっては、希望する大きさのダイヤモンドを購入できないかもしれません。
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カット評価を左右する「プロポーション」と「フィニッシュ」とは
ラウンドブリリアントカットは、ダイヤモンドのカットにおいて品質評価基準が定められている、唯一の形です。
ほかのカット方法では、客観的に評価する基準が存在しません。
ラウンドブリリアントカットの評価を左右する主な要素として、以下2つが挙げられます。
・プロポーション
・フィニッシュ
それぞれどのような基準であるのか、詳しく見ていきましょう。
プロポーション
プロポーションとは、ダイヤモンドの形の全体的なバランスです。プロポーションが良くなければ、ダイヤモンドに差し込んだ光がうまく反射しません。
プロポーションは、以下5段階でランク付けされます。
1.EXCELLENT(エクセレント)
2.VERY GOOD(ベリーグッド)
3.GOOD(グッド)
4.FAIR(フェアー)
5.POOR(プアー)
フィニッシュ
フィニッシュ(仕上げ)は、以下2つの要素に細分化されます。
・ポリッシュ(表面の研磨状態)
・シンメトリー(対称性)
たとえプロポーションが優れていても、「ポリッシュ」のグレードが低ければ光がスムーズに透過せず、美しい輝きは生まれません。
また、切子面(ファセット)のサイズや角度などが整っておらず「シンメトリー」のグレードが低いと、光がうまく反射せず本来の輝きを損ねてしまいます。
ダイヤモンドジュエリーはカットにも着目して選ぼう
ダイヤモンドジュエリーの購入を検討する際、カラット(重さ)を重視して選ぶ方は多くいらっしゃいます。ただ、カラットばかりを重視するのはあまりオススメしません。
いくらカラットが大きくても、取り込んだ光がきちんと反射しなければ美しく輝かないからです。
人によってダイヤモンドのどこを重視するかは異なりますが、カラットやカットなどの総合的なバランスを考慮して選ぶのがよいかもしれません。
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