名釜師「大西浄寿」の略歴と作品(鉄瓶)の特徴|福ちゃんでの買取事例もご紹介

大西浄寿とはどのような作家なのか?
大西浄寿の鉄瓶を高く売却したい

そのようにお考えでしょうか?大西浄寿の鉄瓶は、精巧な技術と芸術性が高く評価され、高価買取が期待できます。

この記事では、

・大西浄寿の生涯(略歴)
・大西浄寿作の鉄瓶の特徴
・福ちゃんでの買取事例

など、大西浄寿の鉄瓶買取に関する情報をご紹介いたします。

大西浄寿の作品売却をご検討中の方はもちろん、鉄瓶の価値をお知りたい方も、ぜひ参考にしてください。

大西浄寿とは?

大西浄寿とは?

大西浄寿は、400年以上の歴史を誇る京都・三条釜座(かまんざ)の名門「大西家」の11代目当主です。

室町時代から続く大西家。代々、茶道三千家(表千家 / 裏千家 / 武者小路千家)御用達の釜師として、 その卓越した職人技を受け継ぎ、数々の名品を生み出してきました。

そのような由緒ある大西家の11代目、浄寿の略歴や作品の特徴をご紹介します。

大西浄寿の略歴

大西浄寿は、1808年に京都に生まれました。幼名は「森道敬」です。

後に、名匠として名高い10代「大西浄雪(じょうせつ)」の養子となり、「清右衛門(せいえもん)」に改名。茶道界で知らぬ者はいない大西浄雪のもとで、幼少期からその卓越した技術と精神を学び、才能を育みました。

伝統的な技法を継承しつつも、釜の型裏を砥石で磨くなど、独自の工夫と探求心で新たな境地を開拓。その姿勢は、11代大西家を襲名し、表千家11代「碌々斎宗左(ろくろくさいそうさ)」より「浄寿」の号を授かった後も、変わることはありませんでした。

代表作として、『碌々斎好み羽子板釜』『阿弥陀堂形尻張釜』『筋広口釜』など、数々の名品を残しています。

生涯を通じて情熱を注ぎ込んだ創作活動を続けた大西浄寿は、1875年6月2日、68歳でその生涯を閉じました。その情熱と才能は、今もなお多くの人々に感動を与え続けています。

大西浄寿作品の特徴

大西浄寿の作品は、その豪快な性格を反映するかのように、大胆かつ華麗な美しさが特徴です。

象嵌細工を施した蓋や、独創的なデザインの取っ手など、細部にまでこだわり抜かれた作品は、見る者を魅了してやみません。

師である10代浄雪譲りの繊細な技術と、大西浄寿自身の自由な発想が融合した作品は、気品あふれる佇まいのなかに、どこか奔放な魅力を漂わせています。

伝統を重んじながらも、常に新しい表現に挑戦し続けた大西浄寿。その作品は、今もなお多くの人々に愛され、茶道の世界を彩り続けています。

大西浄寿の『鉄瓶』買取実例

福ちゃんがお買取した大西浄寿の『鉄瓶』

ここからは、大西浄寿の具体的な買取事例をご紹介いたします。

福ちゃんでは、過去に大西浄寿作の鉄瓶を買取させていただいた実績がございます。

今回、取り上げる鉄瓶は、華美な作風で知られる大西浄寿の作品としては大変珍しい、シンプルなデザインの作品です。一般的に、大西浄寿の作品は装飾性の高いものが人気であり、シンプルな作品は市場価値が低い傾向にあります。

しかし、この鉄瓶には、大西家と縁の深い3代「高木治良兵衛(たかぎじろべえ)」による箱書が添えられていました。高木治良兵衛は、12代大西浄徳の弟が独立して興した名家であり、その箱書は、京都の茶釜の歴史を物語る貴重な資料としての価値を有しています。

この歴史的価値を評価し、500円での買取とさせていただきました。

福ちゃんは、鉄瓶をはじめとする骨董品の買取実績が豊富で、専門知識に基づいた正確な査定と丁寧な対応を心がけております。

大西浄寿の作品に限らず、ご自宅に眠る骨董品のご売却をお考えの方は、ぜひお気軽に福ちゃんにご相談ください。

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⚠︎CAUTION!
当記事でご紹介している買取価格はあくまでも目安です。実際の金額は、保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で変動します。詳細は骨董品買取業者にご確認ください。

大西清右衛門美術館で触れる「侘び寂びの世界と茶釜の歴史」

大西清右衛門美術館

京都三条釜座で400年以上の歴史を誇る大西家は、現在16代大西清右衛門氏が当主を務めています。

大西氏は、伝統の工房に隣接する形で「大西清右衛門美術館」を開館。歴代の茶釜をはじめとする、貴重な作品を公開しています。

美術館は例年、春と秋に開館し、展示だけでなく、茶会などのイベントも開催されています。日本の侘び寂び文化を体験できる貴重な機会として、多くのファンが訪れているのです。

大西氏自らが来館者をお迎えし、作品解説を行うこともあるなど、そのおもてなしの心は、訪れる人々に深い感銘を与えています。

※開館時期やイベントの詳細は、大西清右衛門美術館にお問い合わせください。

大西清右衛門美術館について
住所〒604-8241 京都府京都市中京区三条通新町西入ル釜座町18-1
電話番号075-221-2881
開館時間10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日不定休

※上記の情報は、記事公開(2024年5月15日)時点のものです

大西浄寿の作品は「福ちゃん」が買取いたします

大西浄寿の作品は福ちゃんがお買取いたします

大西浄寿は、室町時代から続く名門「大西家」の11代目です。10代目の養子としてその家系を継ぎ、茶道界に新風を吹き込みました。

師である10代目の影響を受けながらも、独自の感性で大胆かつ華麗な作品を生み出した大西浄寿。その作品は、茶人たちの間で高い評価を得ています。

福ちゃんでは、過去に大西浄寿作の鉄瓶を買取した実績がございます。

そのときに買取させていただいた鉄瓶は、大西浄寿の作品としてはシンプルなデザインでした。大西浄寿のシンプルなデザインの作品は市場価値が低くく、お品物よっては買取不可の場合もございます。

しかし、大西家と縁の深い3代高木治良兵衛の箱書が付属していたことから、500円にて買取させていただきました。

福ちゃんでは、専門の査定士が作品の状態だけでなく、付属品や歴史的背景まで細かく調査し、適正な価格を提示いたします。

他店では断られたお品物でも、ぜひ一度福ちゃんにご相談ください。

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