レコードのプレミア一覧!驚きの買取相場もご紹介

当記事では、レコードのプレミアについてジャンル別にご紹介します。

このレコードってプレミアは付いていないのかな?

このような疑問を、ふと感じたことはありませんか。ご自宅を整理中に見つけたレコード、もしかすると「プレミア」が付いているかもしれません。

それらを知らずにレコードを手放してしまうのは、大変もったいないことです。

ジャンル紹介以外にも、プレミア付きレコードの買取相場について記述しております。ぜひ、お手元のレコードと見比べてご覧ください。

レコードのプレミアとは?

レコードのプレミアとは?

レコードの歴史は、1877年に音を録音・再生させるシステムの開発をきっかけに始まりました。

時代とともにレコードの改良も進み、1980年頃には日本でレコードブームを迎えます。

さらに、CD登場によって一度レコードの流通は減少しましたが、近年「レトロブーム」や「ひとり時間」など増えたことで、再びレコードブームが到来しました。

これらのことから、中古レコードが注目を浴びたことによる価格高騰や、海外人気を受けたことでレコードにプレミアが付くのです。

レコードがプレミアになる基準は?

レコードがプレミアになる基準は?

レコードのプレミアは、再び到来したレコードブームによる価格高騰や、海外人気による需要だとお伝えしました。

当時のレコードは、作り方や素材の違いもほとんどなく、値段もそれほど大きな差はありませんでした。

では、「このレコードはプレミア付きだ」といわれる基準は、どのように決まるのでしょうか。

3つの基準について、以下より解説いたします。

1. シリアルナンバー
2. 限定盤レコード
3. レコードの保管状態

1. シリアルナンバー

シリアルナンバーは、メーカーが製品管理のために印字する番号のことです。シリアルナンバーでは、製造された順番などがわかります。

製造された順番とプレミアは関係あるの?」と疑問に感じた方もいらっしゃるでしょう。1つは、レコードの製造方法に理由があります。

レコードは、録音した音の波形を金属板に写し、素材(塩化ビニールを主材とする樹脂)に熱と圧力を加えてプレスすると完成です。

1枚の金属板で数万枚を複製するレコードは、複製を行うにつれレコードの質も落ちます。つまり、シリアルナンバーが若いほどプレスの順番が早く、音質もよい「レアなレコード」を意味するのです。

2. 限定盤レコード

限定盤は、数量や期間を限定して発売される製品のことです。

レコードにも限定盤が存在し、数量限定で製造される「初回プレス盤」や、生産量が限定された「完全生産限定盤」なども発売されています。

完全生産限定盤については、再プレス(再発売)されず売り切れたらもう手に入らないことから、中古レコードの中でもその価値は跳ね上がります。

3. レコードの保管状態

レコードにプレミアが付くためには、保管状態も重要です。

いくらプレミアの付いたレコードでも、ジャケットが汚れていたりレコード盤が反っていたりすると、当然その価値は落ちてしまいます。

逆に、保管状態がよくジャケットの破損なども見られない場合は、プレミア付きレコードの中でもさらに価値が上昇します。

また、デリケートなレコードは古いものほど、経年劣化が激しく扱うにも至難の業です。正しい保管方法を知っておくことで、レコードの質や価値を下げないようにしましょう。

レコードのお手入れ方法」については、下記の記事もぜひご参考にしてください。

▶︎ レコードのお手入れ方法は?乾式・湿式・洗浄の手順と注意点を紹介!

プレミア付きレコードをジャンル別に解説

プレミア付きレコードをジャンル別に解説

プレミアが付いたレコードといっても、音楽ジャンルごとに価値はさまざまです。

ここからは、ジャンル別にプレミア付きレコードについて詳しく解説いたします。

洋楽ロック

数あるレコードの中から、一番人気が高いといっても過言ではないジャンルが「ロック」です。

とくに、1960年〜1970年代に発売された「洋楽ロック」は、現在でも根強い人気があり、レコード買取相場も全体的に高い傾向にあります。

世界的に有名な「ザ・ビートルズ」や「レッド・ツェッペリン」は、人気のレコードであれば数十万の価値が付くものも。

また、「レコードのジャケットに付いている帯を集めていた」という方もいらっしゃるでしょう。

実は、レコード紹介や広告が記された帯は、日本のみで作られています。そのこともあり、日本盤の帯が付いた洋楽ロックは海外からの人気も含め、希少価値が高いとされています。

シティーポップ

シティーポップは、1980年頃に洋楽と歌謡曲が結び付き、日本独自に発展を遂げたポピュラー音楽のことです。

再び注目を集めている音楽ジャンルの1つで、レコード買取市場でも高い人気を得ています。

そして、第二次レコードブームは、日本だけでなく海外でも起きています。とくに、シティーポップは日本以上に海外人気が強く、それらのレコードも徐々に注目を浴びているのです。

シティーポップ生みの親といっても過言ではない「山下達郎」さんや「竹内マリア」さんなどのレコードは、長く親しまれ相場も高く安定しています。

演歌

演歌は、1960年頃から日本で広く親しまれている音楽の1つです。

諸説ありますが、明確な演歌の定義はありません。演歌は歌謡曲の1つに分類され、「小節(こぶし)」と呼ばれる歌唱法を多用するなど、独自の世界観が人気です。

歴史が古いため高値が付く」と思われるかもしれませんが、レコード買取で高値の付きにくい音楽ジャンルは演歌です。

その要因として、当時の洋楽レコードなどに比べて流通数が多かったことが挙げられます。

しかし、「テレサ・テン」さんなどの有名歌手は、数万円の価値が付くレコードもあります。専門業者に依頼して見積もりを出してもらうと、より相場がわかりやすいでしょう。

クラシック

クラシック(音楽)は、「古典的な音楽」のことです。クラシックを直訳すると「古典的」を意味します。

一般的には、ヨーロッパを中心とする西洋の伝統的な音楽を指し、音にこだわる愛好家が多い音楽ジャンルとしても有名です。

レコードといえばクラシック」をイメージされる方も少なくないでしょう。クラシックレコードは少し特殊で、曲名よりも指揮者や楽団の名前で価値が変わります。

そして、クラシックの歴史は古いため、CDがまだ存在しなかった時代のレコード音源を求めるファンも少なくありません。

クラシックレコードの中でも、CD化されていない曲やオリジナル版などの高音質レコードであれば、さらに価値は上がります。

レコードのプレミアを調べる方法はある?

レコードのプレミアを調べる方法はある?

レコードのプレミアを調べるといっても、約150年間に発売されたレコードの中から、プレミアが付いているかどうか確認することは困難です。

さらに、同じ曲のレコードでも「製造場所」「製造年」が違うだけで、大きく価値が変わることもあります。

では、お手元のレコードにプレミアが付いているかを調べる、具体的な方法をご紹介します。

JANコードで調べる

JANコードは、いわゆるバーコードです。

バーコードは世界共通の呼び方ではなく、アメリカやカナダは「UPC」、ヨーロッパをはじめとする国では「EAN」と呼ばれています。

そして、日本国内は「JANコード」と呼ばれ、13桁の数字で構成される標準タイプと、8桁の数字で構成される短縮タイプが存在します。

これらのJANコードは、専門サイトから検索すると詳しい「商品名」はもちろん、「製造場所」や「製造年」などが知れるのです。

同じ曲でも、製造場所や製造年の違いによって、レコードの価値が大きく異なるため、一度調べてみてもよいでしょう。

専門サイトを参考にする

レコードの詳しい情報を知るためには、まず専門業者のサイトを参考にしましょう。

レコードは、製造年で価値が変わることもあれば、付属品の有無でプレミアが付くこともあります。

専門サイトであればジャンルごとの相場や、プレミア一覧をまとめたサイトも公開されているため、それらを参考にすることも1つの案です。

それでもなお、多くのレコード情報から、求めている答えに辿り着くことは難しいかもしれません。より正確な情報を知りたい方は、専門業者に直接問い合わせることをオススメします。

福ちゃんでは、レコードに詳しい査定士も複数在籍しておりますので、お気軽にご相談ください。

プレミア付きレコードの買取相場とは

プレミア付きレコードの買取相場とは

レコードのプレミアについてご紹介してきた中で、「結局レコードは売れるのか」と疑問に感じた方も少なくないでしょう。

買取依頼を検討中のレコードは、売り方を間違えてしまうと損する可能性もあります。

レコード本来の価値を見出してもらえるよう、下記の内容をご参考にしてください。

プレミア付きレコードを高く売るには?

プレミアが付くレコードは、日々の買取相場も常に変動しています。その希少性や需要から、近年の買取相場も上昇傾向です。

中でも、初回プレス盤や限定盤は、さらに高価買取が期待でます。

しかし、レコードはジャンルや種類によって価値が違うため、プレミアが付いている場合でも高額になるとは限りません。

プレミアが付いたレコードでより高価買取を狙うなら、レコードの保存状態や付属品の有無など、付加価値も重要になるでしょう。

1億円超え!?驚きの過去最高額プレミア付きレコード

レコードにプレミアが付く基準は「希少性が高いかどうか」です。希少性が高いレコードほど、高価買取が期待できます。

たとえば、皆さんは「ホワイト・アルバム」をご存知でしょうか。

レコードブームが再熱した2015年頃、元ビートルズのメンバーであるリンゴ・スター所有の、通称「ホワイト・アルバム」と呼ばれるレコードがオークションに出品されました。

その額は91万ドル(当時の日本円で約1億1000万円)と、驚きの金額で落札されたのです。

なぜこれほどの高値で落札されたかというと、レコードジャケットに「No.0000001」の、シリアルナンバー(通し番号1番)が記されていたためです。

シリアルナンバーは若いほど音の質が良く希少とされます。

また、ビートルズのメンバーが所有していたことから「本物」であると裏付けされ、「過去最高額のアナログ・レコード」として、当時ギネス・ワールドレコードにも認定されました。

まとめ

今回は、「レコードのプレミア」について解説いたしました。

レコードにプレミアが付く基準は、レコードの希少性に加え保管状態や、付属品の有無で大きく変動するといってもよいでしょう。

そして、数あるジャンルの中でも洋楽レコードが人気であり、数十万の値が付くことも。

また、日本で現在も親しまれているシティーポップは、海外人気から需要も高まっています。

プレミア付きレコードの正しい価値を知るためには、JANコードを調べるほか、専門業者に相談することもオススメです。

レコード買取 福ちゃんでは、専門の査定士がお客様の大事なレコードを、価値に見合った価格でご提示いたします。ぜひ一度、お問い合わせください。

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