サファイアとタンザナイトの違いは?それぞれの特徴をわかりやすく解説

ブルーの宝石というと「サファイア」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、そのほかにも数多くの宝石が存在し、中でも「タンザナイト」はサファイアに見た目が似ていることで知られています。実際に、鉱山でタンザナイトが初めて発見された当時、サファイアと間違えて認識されていました。

両方の宝石にご興味をお持ちの方の中には、違いがよくわからないと感じる方も少なくありません。

そこでこの記事では、サファイアとタンザナイトそれぞれの特徴や、違いをご紹介します。

サファイアとは

サファイアとは

サファイアは、ダイヤモンド・ルビー・エメラルドと並んで世界4大宝石の1つに数えられ、世界的に高く評価されている宝石です。イギリス王室も、サファイアをあしらったジュエリーを愛用してきました。

サファイアというとブルーのイメージが強いかもしれませんが、グリーンやピンク、オレンジなど、さまざまなカラーが存在するのです。

その中でも、青色の“ブルーサファイア”は、タンザナイトと見た目がよく似ているといわれています。

また、サファイアは9月の誕生石としても知られています。

タンザナイトとは

タンザナイトとは

タンザナイトは1967年に発見された、比較的新しい宝石です。

タンザナイトはゾイサイトと呼ばれる鉱物の1種です。ゾイサイトは複数のカラーを持ち、グリーンゾイサイトやピンクゾイサイトなどがあります。

その中でも青の色相を持つ“ブルーゾイサイト”が特別に「タンザナイト」と呼ばれています。

また、タンザナイトは12月の誕生石です。2021年、誕生石がおよそ60年ぶりに改定され、タンザナイトが12月の誕生石として新たに加わりました。

タンザナイト買取なら福ちゃんへ

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この記事で解説しているように、タンザナイトとサファイアは見た目が似ている宝石です。

福ちゃんでは、これまでの宝石買取の実績と専門知識を活かし、両者の違いをしっかりと見極めた上で買取価格を算出いたします。

タンザナイト買取をお考えの方は、ぜひ福ちゃんにお任せください。

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サファイアとタンザナイトの違い

サファイアとタンザナイトの違い

ここでは、サファイアとタンザナイトの違いについて、以下5つの点に着目して見ていきましょう。

・産地
・鉱物
・カラー
・傷つきにくさ
・割れにくさ

産地

サファイアは複数の国や地域で産出し、産地ごとに色合いや品質が異なります。

主な産地として、スリランカ・ミャンマー・カシミール(インドとパキスタンの国境付近に広がる山岳地帯)・タイが挙げられます。

一方でタンザナイトは、東アフリカのタンザニアにある「メレラニ鉱山」でしか産出しません。

また、今後20年で埋蔵量のすべてが採掘されてしまう可能性があるといわれています。そのため希少性の極めて高い宝石です。

鉱物

サファイアは「コランダム」と呼ばれる鉱物の1種です。ルビーもコランダムの1種で、不純物によって赤色になったコランダムをルビーと呼び、赤色以外のコランダムをサファイアと呼びます。

一方、タンザナイトは「ゾイサイト」と呼ばれる鉱物の1種です。

このように、サファイアとタンザナイトは鉱物の種類が異なります。

カラー

サファイアとタンザナイトはどちらも美しい青色をしており、透明度も高いため、ひと目見ただけで判別するのは簡単ではありません。

両者の違いとして、タンザナイトは強い“多色性”を持つことが挙げられます。多色性とは、光が当たる角度や、光の加減によって色が違って見える性質のことです。

タンザナイトは角度を変えることで、青や紫、すみれ色(やや青みの濃い紫色)など、さまざまな色合いを見せます。また、自然光の下では青く、人工的な光の下では紫がかって見えるため、光の加減によって異なる色合いを楽しめるでしょう。

傷つきにくさ

宝石の硬さは「モース硬度」と呼ばれる指標で評価され、モース硬度が高いほど傷つきにくいことを意味します。

サファイアのモース硬度は「9」で、ダイヤモンドの「10」に次ぐ硬さを持ち、傷つきにくいのが特徴です。

一方でタンザナイトのモース硬度は「6〜7」と、宝石の中では平均的な数字です。サファイアと比べると、落としたりほかの宝石とぶつかったりしたときに傷つく可能性が高いため、より注意深く扱う必要があるでしょう。

割れにくさ

宝石の強度を評価する指標として、モース硬度のほかに「靱性(じんせい)」と呼ばれるものがあります。靱性が高いほど、衝撃に強く割れにくいことを意味します。

サファイアの靱性は「8」で、ダイヤモンドの「7.5」よりも高く、割れにくいのが特徴です。

一方でタンザナイトの靱性は、正確な数値が明らかになっていません。

ただし、タンザナイトは特定の方向に対して割れやすい「へき開」という性質を持ち、靱性の程度は「普通〜低い」とされています。

そのため、強い衝撃を与えないよう注意が必要です。

サファイアとタンザナイトの見た目は似ているが特性は異なる

サファイアとタンザナイトの見た目は似ているが特性は異なる

サファイアとタンザナイトは見た目が似ており、一見同じ宝石のようにも見えます。しかし、産地や希少性、鉱物、特性などにおいてさまざまな違いがあります。

サファイアやタンザナイトをお持ちの方や、これから購入を検討している方は、両者の違いを把握した上で、それぞれにしかない魅力をぜひ楽しんでください。

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