目打ちの有無が鍵を握る！中国切手コレクター必見の1963年「イボハナザル（キンシコウ）」を徹底解説
中国切手の中でも、とくに人気の高い「動物切手」。今回はその中でも、1963年に発行された「イボハナザル（キンシコウ）」切手に注目します。
イボハナザルは、中国南西部に生息する大型のサルです。別名として、「金糸猴」や「ゴールデンモンキー」などがあり、その美しい毛並みから多くの愛好家から親しまれています。
1963年発行の「イボハナザル（キンシコウ）」切手は、そのような愛らしいイボハナザルの姿を鮮やかに描いた特殊切手です。
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目次
「イボハナザル（キンシコウ）」切手とは
1963年に発行された中国切手「イボハナザル（キンシコウ）」は、編号「特60」に分類される特殊切手です。
この切手は、中国南西部に生息する大型のサル「イボハナザル」をモチーフに描かれています。イボハナザルは、その特徴的な外見から、「金糸猴（きんしこう・金の糸をまとった猿）」と呼ばれることもあります。
希少価値と人気が高い「動物切手シリーズ」の1つとして、この猿が描かれたことでも有名です。
イボハナザルの体長は約70センチメートル、尾は体長と同じかそれ以上の長さがあり、全身を覆う鮮やかな金色の被毛が目を引きます。
顔は鮮やかな青色に近く、鼻孔が上向きに突き出ていることから、「仰鼻猴」という別名でも知られていますね。このユニークな顔立ちと長い尾は、イボハナザルをほかのサルとは一線を画す存在としています。
希少価値の高い特殊切手である「イボハナザル（キンシコウ）」切手は、コレクションアイテムとしてだけでなく、中国の文化や自然を身近に感じられる貴重な存在です。
▼参考 （イボハナザルには、以下のような別名も……。）
✔ 金糸猴（きんしこう・金の糸をまとった猿）
✔ ゴールデンモンキー
✔ 仰鼻猴（びょうびこう）
「イボハナザル（キンシコウ）」は、主に四川省・陝西省・甘粛省・湖北省の山岳地帯に生息する大型のサルです。
標高2,000メートルから3,000メートルの針葉樹と広葉樹が混在する森林を主な生息地とし、その美しい金色の被毛とユニークな顔立ちから、「金糸猴（きんしこう・金の糸をまとった猿）」とも呼ばれています。
近年は生息地の減少や密猟の影響により、個体数が激減し、絶滅危惧種に指定されていることでも有名です。
希少価値の高い「イボハナザル」は、単にその美しい外見で注目されるだけでなく、中国政府によって国家一級保護動物に指定されています。
この指定は、イボハナザルの保護と持続可能な生態系の維持に対する中国政府の強い意志を示すものです。
1963年に発行された「イボハナザル（キンシコウ）」切手は、国家による自然保護と、絶滅危惧種であるイボハナザルの保護への取り組みを国内外に示す目的で発行されました。
この切手は、単なる収集アイテムとしてだけではなく、中国の豊かな自然と生物多様性に対する意識を高め、環境保護の重要性を訴える役割も担っています。
「イボハナザル（キンシコウ）」切手は、希少価値と愛らしさを兼ね備えた、中国切手の中でもとくに注目を集める存在です。
この切手を通して、中国の豊かな自然と生物多様性の大切さを再認識し、絶滅危惧種の保護活動への理解を深めてみてはいかがでしょうか。
「イボハナザル（キンシコウ）」切手の特徴やデザイン
1963年に発行された中国切手「イボハナザル（キンシコウ）」は、3種類のデザインで構成された切手セットです。中国の著名画家「劉継卣（りゅうけいゆう）」が描いた原画をもとに、図案がデザインされています。
3種類の切手には、いずれも「さまざまな生態」というデザインテーマが掲げられています。
・【8分切手：発行枚数592.1万枚】
岩の上に座るイボハナザルの穏やかな表情が印象的な図案です。その表情は非常に穏やかで、まるで自然を楽しんでいるかのようにも見えます。
・【10分切手：発行枚数300万枚】
大小のイボハナザルが戯れ遊ぶ様子を描いた、愛らしい図案です。付近に「バショウの葉」が描かれていることから、イボハナザルの生息地域を推測できます。
・【22分切手：発行枚数100万枚】
木の幹で母猿が子猿に毛づくろいをしている、愛情あふれるシーンを表現しています。気持ちよさそうにしている子猿の表情が印象的な図案です。
イボハナザル切手には、「目打ちあり」と「目打ちなし」の2種類が存在します。
目打ちなし切手は、目打ちあり切手とデザインと額面は同じですが、販売価格が異なります。
「8分切手は12分、10分切手は15分、22分切手は33分」の価格で発売されました。
また、目打ちなし切手の発行枚数は記録に残っておらず、「発行数は不明」とされています。
▼中国切手「イボハナザル（キンシコウ）」の詳細
・発行日：1963年9月25日
・額面：8分、10分、22分（※100分＝1元）
・切手デザイン：全3種類
・発行枚数：100万枚～592.1万枚
「イボハナザル（キンシコウ）」切手の市場価値とプレミア切手の存在
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中国切手は、その歴史と文化的な価値から、近年注目が集まっています。しかし、希少価値や状態によって買取価格は大きく異なるため、専門知識を持った業者に査定してもらうことが重要です。
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過去の実績を見ると、「イボハナザル（キンシコウ）」切手は額面を上回る価格で買取されることが多く、プレミア切手としての可能性を秘めた魅力的な切手といえます。
目打ちなし切手の査定価格は、目打ちあり切手よりも低くなりますが、状態によっては高額買取が期待できる場合もあります。
「イボハナザル（キンシコウ）」切手は、発売から60年近く経過している古切手です。そのため、経年劣化による汚れ・シミ・破れなどの傷みがあると、買取価格は大きく下落してしまいます。
専用アルバムやコレクションケースなどを活用して、良好な状態を保てるようにしておきましょう。
「目打ちあり切手」と「目打ちなし切手」は、どちらの価値が高い？
前章で述べたように、「イボハナザル（キンシコウ）」切手には、「目打ちあり」と「目打ちなし」の2種類が存在します。
その中でも、切手買取市場でコレクターからの人気があり、価値が高いのは「目打ちなし切手」です（※執筆現在）。
目打ちなし切手の初日カバーも貴重なアイテムとして評価されています。もし、お手元にこれらの切手をお持ちなら、早めに査定に出してみることをオススメします。
「目打ちあり3種＋目打ちなし3種」のフルコンプリートでそろっている場合、とくに価値が高いため、高額査定にも期待できるでしょう。
このような価値の高い切手を買取するには、適正な評価をしてもらえる専門業者を選ぶことが非常に重要です。
中国切手に詳しい査定士や切手買取に長けている業者を選ぶことで、価値にふさわしい評価を受けられます。
福ちゃんの切手買取では、中国切手に詳しいスペシャリストが多く在籍しており、価値に見合う金額での買取が可能です。
これまでに、「イボハナザル（キンシコウ）」切手の買取実績も多数ありますので、貴重な中国切手の高価買取なら、ぜひ私たち福ちゃんにお任せください。
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まとめ
イボハナザル（キンシコウ）は、ジャイアントパンダと同様に、中国固有の動物として扱われています。
中国切手の動物シリーズといえば、「赤猿（アカザル）」や「オオパンダ」が有名です。そして、イボハナザル（キンシコウ）も動物切手の1つとして、近年注目を集めています。
イボハナザル（キンシコウ）切手は、中国の著名画家「劉継卣（りゅうけいゆう）」が描いた原画をもとにして、3種類のデザインで構成されています。文化的・美術的価値が高く、愛らしさも兼ね備えているため、コレクターから人気です。
中国の伝統的な絵画様式を取り入れたデザインは、中国文化への理解を深める貴重な資料としても評価されています。
もし、お手元にイボハナザル（キンシコウ）切手をお持ちなら、高額買取になる可能性も秘めているため、まずは無料の査定依頼を利用しその価値を確認してみましょう。
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