買取市場で注目!1958年中国「原子炉完成」切手の価値や発行背景をご紹介

1958年に発行された中国切手「原子炉完成」は、中国初の原子炉完成を記念した貴重な切手です。

現在、世界第2位の原子力発電量を誇る中国。そのような中国において、原子力開発の黎明期を象徴する存在として、歴史的価値だけでなく、コレクターズアイテムとしても注目されています。

当記事では、切手の誕生背景とデザインを中心に、発行枚数や価値など切手買取の観点からも解説いたします。ぜひ最後までご覧ください。

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「原子炉完成」切手とは

買取市場で注目!1958年中国「原子炉完成」切手の価値や発行背景を紹介

1958年に発行された中国切手「原子炉完成」は、中国初の原子炉完成を記念した貴重な切手です。

当時、東西冷戦の真っ只中にあり、科学技術の発展が国家の威信を左右する時代でした。この記念切手は、中国の原子力開発の黎明期を象徴する存在として、歴史的価値だけでなく、デザイン的にも注目されています。

当時の歴史的背景を解説します。

1955年、中国とソ連は「中ソ原子力協力協定」を締結し、中国の原子力開発が本格化しました。1958年6月、ソ連の協力によって中国初の原子炉とサイクロトロンが建設され、運用開始。同年10月には数十種類の放射性同位体の生産に成功し、中国は原子エネルギーの新時代を迎えます。

この偉業を記念し、国内初の原子炉完成とプロジェクトの成功を広く知らせる目的で発行されたのが「原子炉完成」切手です。

「原子炉完成」切手の特徴やデザイン

買取市場で注目!1958年中国「原子炉完成」切手の価値や発行背景を紹介

1958年に発行された中国切手「原子炉完成」は、額面8分と22分の2種類の切手で構成されています。

それぞれ、中国初の原子炉とサイクロトロンを力強く描いたデザインで、中国の原子力開発黎明期における重要な技術的進歩を記念しています。

✔ 原子炉(額面8分、発行枚数750万枚)
✔ サイクロトロン(額面22分、発行枚数350万枚)

・【原子炉】:運転中の巨大な重水炉が描かれています。この重水炉は、ソ連の協力によって完成した実験用の研究炉であり、中国の原子力開発の出発点となった重要な存在です。

・【サイクロトロン】:荷電粒子を加速させる装置であるサイクロトロンが描かれています。このサイクロトロンは、原子炉の燃料となる放射性同位体を生産するために使用された、重要な設備です。

▼中国切手「原子炉完成」の詳細
・発行日:1958年12月30日
・額面:8分、22分(※100分=1元)
・切手デザイン:全2種類
・発行枚数:350万枚~750万枚

「原子炉完成」切手の市場価値や高く売るコツ

買取市場で注目!1958年中国「原子炉完成」切手の価値や発行背景を紹介

中国切手を含め、切手買取に力を入れている福ちゃんでは、1958年発行の中国初の原子炉完成記念切手「原子炉完成」の買取を歓迎いたします。

切手アルバムまるごとの査定依頼も大歓迎です。

中国切手の専門知識を持つ査定士が、お客様の切手を丁寧に査定し、適正価格で買取いたします。

大切な切手コレクションを高く売りたい方は、ぜひ福ちゃんの切手買取サービスをご利用ください。

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1958年発行の中国初の原子炉完成記念切手「原子炉完成」は、歴史的価値と希少価値を兼ね備えた貴重な切手です。 切手買取市場では、高値で取引されており、とくに状態の良いものやシート状のものは、さらに高価買取が期待できます。

切手の状態は、買取価格に大きく影響します。

切手が新品同様に近い状態ほど、高く評価されますので、色あせ・破れ・汚れ等がない状態がベストです。

一方、シミや変色の目立つなど、切手の状態が良くない場合、買取不可のケースもあります。そのため、切手の保管には「細心の注意」が必要です。

切手の価値を高める要素として、以下の2点が挙げられます。

1. 切手の価値を高める「耳付き切手」

切手の周囲の余白(耳)がそのまま残っている「耳付き切手」は、コレクターに人気があります。なぜなら、切手が発行当時の状態を保っていることを示すためです。

2. 切手の価値を高める「シート切手」

切手が切り離されていない「シート切手」は、希少価値が高く評価されます。シート切手は、バラバラになった切手よりも状態が良く、連番になっているものなどは、さらに価値が高くなるのが特徴です。

中国切手は今が売りどき!?

中国切手の市場価値は、流行や需要によって左右されます。現在、中国切手全体の価値が高めですが、将来的には価値の高い切手と、価値の低い切手で二極化が進む可能性もあります。

そのため、高価買取を狙うなら、市場から切手収集の熱が冷める前に売却するのが有効です。

福ちゃんでは、中国切手に詳しい査定士や切手買取専門の部署により、切手の正しい価値を見定めての買取を行っています。

原子炉完成切手や希少価値のある中国切手を「少しでも高く売りたい」とお考えなら、ぜひ買取福ちゃんまでお早めにご相談ください。

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まとめ

買取市場で注目!1958年中国「原子炉完成」切手の価値や発行背景を紹介

アメリカのEIAによる統計によると、2022年の世界の原子力発電量は、「アメリカ、中国、フランス」の順で上位を占めています(※日本は9位)。中国はここ数年でフランスを抜き、2位に躍進しました。稼働中の設備数はまだ少ないものの、建設中・建設計画予定の数は従来の数倍以上になる見込みです。

切手が発行された1958年、毛沢東主導による「大躍進政策」が宣言されました。工業化と近代化を目指した急速な変革が進行しましたが、結果的に混乱を招き、失敗に終わります。

このような背景の中で、中国が初の原子炉の完成を果たしたことは、単に科学技術の範囲にとどまらず、国としての地位向上に対する国民の期待を大きく押し上げる出来事だったのです。

ソ連からの協力撤退後、中国は自主開発で国防目的の軍事利用を進め、1964年には原子爆弾実験、1971年には核潜水艦運航に成功しました。しかし、1981年からの5カ年計画で軍事利用からエネルギー利用へ本格的に転換し、現在まで平和利用と原子力発電を目指しています。

原子炉完成切手」は、中国の原子力開発史における重要な出来事を記念した貴重な中国切手です。科学技術の発展を物語る文化遺産であると同時に、当時の中国国内情勢を象徴する、歴史的なコレクション品としての評価も得ています。

歴史的価値と希少性、そして中国経済の成長性に着目し、コレクションに加えてみてはいかがでしょうか。

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