エレキギターを始めるときに必要なアイテムは?選び方・費用もあわせて解説
当記事では、エレキギターを始めるときに必要なアイテムを7つご紹介します。
エレキギターを始めようとお考えの方で、「いろいろサイトを見ているけど、エレキギターに必要なアイテムがわからない」と、お悩みではありませんか。エレキギターに必要なアイテムは、ギター経験者によっても意見がさまざまです。
ギターアイテムの選び方や費用についても解説しておりますので、ご自身の用途や予算にあわせてご覧ください。
目次
エレキギターを始めるときに必要なアイテムとかかる費用は?
エレキギターを始めるにあたって、ギター本体だけでも演奏は可能です。
しかし、ライブでの演奏予定がある方や目指している演奏レベルによっては、ギターアイテムの購入をオススメします。
「エレキギターの選び方」については、下記で詳しく解説しております。ギター選びにお悩みの方は、ぜひご参考にしてください。
▶︎ 【初心者向け】エレキギターの選び方・4つのポイントをチェック!
ここからは、エレキギターを始めるときに必要なアイテムや費用を、本体以外の7つご紹介します。
1. ピック
ピックは、ギターの弦を弾く際に使用するアイテムです。ピックを使用すると、「ストローク」や「高速ピッキング」など、エレキギターならではの奏法が可能に。
ピックは消耗品であり、小さい見た目から無くしやすいアイテムです。安価のピックであれば、1枚100円以下とコスト面での負担は少ないため、予備としていくつか持っておくことをオススメします。
メーカーによって、値段はもちろん形や厚さも違うため、ご自身の奏法にあわせて購入しましょう。
2. ストラップ
ストラップは、ギターを肩にかけて演奏するためのアイテムです。
ギターを立って演奏することが多い方は、弾きやすさや肩への負担を考えると必要なアイテムといえるでしょう。
ギターストラップもピックと同様に、消耗品であり素材やデザインによって値段が変わります。
千円以下でも購入できますが、長く使用するなら耐久性やデザインを踏まえて、千円〜のギターストラップを購入するとよいでしょう。
3. チューナー
チューナーは、ギターを正確な音程にあわせる「チューニング」に使用するアイテムです。
ギターに取り付け弦を鳴らすと、自動でチューニングをしてくれる「オートチューナー」や、半音階のチューニングに対応した「クロマチックチューナー」などがあります。
チューニング用のスマホアプリもありますが、周囲の音も拾ってしまうため正しいチューニングができるとは限りません。
周囲の音に左右されずに細かいチューニングを求める方は、チューナーの購入をオススメします。
チューナーの一般的な価格帯は2千円前後、安いものだと千円以下で購入が可能です。
自宅練習やライブ中の使用など、用途にあわせ選びましょう。
4. アンプ
アンプは、エレキギターの音を増幅させるために必要なアイテムです。
しかし、「エレキギターの練習にアンプは必要なのか」と、耳にしたことはありませんか。
エレキギターは本来、アンプにつなぐことを前提に設計されています。つまり、アンプなしでの練習は、せっかくの楽器のポテンシャルを十分に引き出せていない状態といえます。
レベルアップを目指すなら、アンプは必要不可欠なアイテムといえるでしょう。
しかしながら、エレキギター初心者の方にとって、アンプ選びは悩ましいものです。
そこで、自宅練習に最適なアンプ2種類をご紹介します。
1個目は、手軽で安価な「ヘッドホンアンプ」です。
ヘッドホンとエレキギターをつないで使用する「ヘッドホンアンプ」は、5千円前後で販売されているものが多く、コストパフォーマンスに優れています。
防音対策にもなるため、集合住宅にお住まいの方にもオススメです。
2個目は、本格的なサウンドを楽しめる「モデリングアンプ」です。
予算に多少の余裕がある方は、豊富なエフェクトや多彩な音色作りが可能な「モデリングアンプ」はいかがでしょうか。モデリングアンプは1万円〜5万円ほどで購入できます。
本格的なギターサウンドを楽しみたい方には、モデリングアンプはオススメです。
ご自身の予算や目的に合ったアンプを選びましょう。
また、下記の記事では「アンプの種類と選び方」について詳しく解説しております。アンプ選びにお困りの方は、ぜひご参考にしてください。
▶︎ アンプの種類と選び方|プリンアンプとパワーアンプの違いは?
5. シールド
シールドは、エレキギターとアンプをつなぐためのアイテムです。
アンプは、この「シールド」と呼ばれるケーブルがなければ機能しません。長さやシリーズによって値段が変わり、安価なシールドは千円ほどで購入が可能です。
しかし、音質や耐久性を考えるなら、3千円前後のケーブルをオススメします。プラグの形状も異なるため、ギターの種類や使用シーンを確認してから選びましょう。
6. スタンドやギターケース
スタンドやギターケースは、ギターの保管や持ち運びの際に必要なアイテムです。
ギターを床に直置きしていると、ネック反りの原因につながるため、保管の際はスタンドに立てかけることをオススメします。
立てかけるタイプのスタンドは千円〜3千円、ギターにかかる負担が少ない吊り下げタイプは、3千円〜5千円で購入が可能です。
また、木材が使用されることの多いギターは、湿気と乾燥に弱い楽器です。過度な湿度の変化で、ビビ割れやカビの発生原因にもつながります。
持ち運びの利便性やギターを衝撃から守る意味でも、ギターケースの購入をオススメします。軽量なソフトケースは2千円以下、耐久性を選ぶなら衝撃に強いハードケースで1万円〜3万円ほどです。
7. お手入れ用品
ギターは素手で演奏する楽器のため、使い続けていると汗や手垢で汚れてしまいます。
ギターを拭く際は、目の荒い生地だと本体に傷をつける恐れがあるため、ギター専用のクロスを使用しましょう。
そして、表面の艶を保つために、専用のオイルやポリッシュなども一緒に購入することをオススメします。クロスやポリッシュはセットでも販売されており、千円〜2千円程度です。
また、ブリッジピンや六角レンチなどが揃ったメンテナンス用品セットなら、2千円〜5千円ほどで購入が可能です。
エレキギターに必要なアイテムの選び方
エレキギターに必要なアイテムがわかったところで、さまざまな種類があるアイテムをどのように選べばよいかわからないですよね。
店舗で購入を検討している方は、専門知識を持つ店員さんに聞くことも、1つの策です。
加えて、これから解説する3つの選び方を参考に、ご自身に合ったアイテムを揃えましょう。
【選び方1】予算を決める
【選び方2】エレキギターのデザインにあわせる
【選び方3】目指しているレベルや演奏したい音楽ジャンルにあわせる
【選び方1】予算を決める
エレキギターのアイテムを購入する際は、ある程度の予算を決めましょう。
最初にお試しで購入するなら低めの設定を。『好きなアーティストと一緒のアイテムを使いたい!』など、条件が決まっていれば、長期間の使用を見越して高めの予算に設定しましょう。
また、アイテムにあまり予算を使いたくない方は、「ギター入門セット」がオススメです。
はじめに安価のアイテムを使用してみて、徐々に自身の演奏スタイルに合ったアイテムを揃えていきましょう。
【選び方2】エレキギターのデザインにあわせる
エレキギターの色や形はさまざまです。デザインの種類が多いピックやストラップは、よりエレキギターのデザインとあわせやすいでしょう。
好きなファッションでお出かけすると、テンションが上がりませんか。アイテム選びも同様に、好きなデザインのアイテムを使用することで、ギター練習の継続やモチベーション向上にもつながります。
とくにギター初心者であれば、自身の好きなデザインを選ぶ方法がオススメです。
アンプやギタースタンドはインテリアとしても人気です。部屋の雰囲気やカラーで選ぶ方法もよいでしょう。
また、アイテムをオンラインショップで購入する際は注意が必要です。実際に手元に届くと、『想像していた色やデザインと違う』などが起こりかねません。
そのため、欲しいデザインが店舗で販売されている場合は、実物を確かめてから購入することをオススメします。
【選び方3】目指しているレベルや演奏したい音楽ジャンルにあわせる
目指しているレベルや、演奏したい音楽ジャンルは人それぞれです。ギターアイテムも同様に、音楽ジャンルや奏法によって使い分けられます。
ピックでたとえると、ジャスやハードロックなど細かいピッキングを要する際は、「ティアドロップ型」や「ジャズ型」のピックを。
厚みは、「Heavy(約1mm)」や「Extra Heavy(約1.15mm〜)」など、固さのあるピックがオススメです。
このように、ご自身が目指すレベルや演奏スタイルにあわせて選ぶ方法も、選択肢の1つです。
また、目指す音楽ジャンルや奏法が定まっていない方は、憧れのアーティストが使っているアイテムを真似てみるのもよいでしょう。
エレキギターに必要なアイテムの費用を抑えるためには?
エレキギターを始めるにあたって費用がかかるのは、エレキギター本体です。アイテムの購入を考えると、安価なエレキギターを選択したいですよね。
しかし、安すぎるエレキギターを選択すると、「壊れやすい」「音質が悪い」などのハズレを引いてしまう可能性も。
そのため、エレキギター本体で予算を抑えるよりも、ギターに必要なアイテム選びを工夫しましょう。
ここからは、エレキギターに必要なアイテムの費用を、少しでも抑えるオススメアイテムをご紹介します。
サイレントギター
サイレントギターは、胴体をくり抜き音の反響を無くすことにより、小音での演奏を可能にしたギターです。
エレキギターは、その圧倒的な表現力で多くの音楽ファンを魅了する楽器です。しかし、住宅環境や時間帯によっては、思い切り演奏できないという悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そのような方にオススメなのが、サイレントギターです。
サイレントギターは、単なる静音性だけではありません。ギター中級者の方にとっては、練習用のセカンドギターとして最適であり、エレキギターの初期投資を抑えたい方にとってもオススメのギターです。
メーカーによっては、チューニングやエフェクトなどの機能が備わったサイレントギターも販売されています。
そのため、先に述べたチューナーや、エレキギターを続けるにあたって購入する方が多いエフェクター(2千円〜)など、いくつかのアイテム費用が抑えられるのです。
続いて、予算を抑えた賢いサイレントギターの選び方をお伝えします。
安価なサイレントギターであれば3万円ほどで購入できますが、大手メーカー製の場合は7万円〜8万円ほどの購入資金が必要になります。決して手に取りやすい値段ではありませんよね。
そこで、中古品で賢く節約することをオススメします。
1万円〜3万円ほどの中古品であれば、費用を抑えながら質の高いサイレントギターを購入できます。状態の良い中古品を見つけるには、楽器専門店やネットオークションなどを活用しましょう。
注意点としてサイレントギターは、アコースティックギターのサウンドにあわせて作られた製品がほとんどです。
エレキギターとアコスティックギターは、見た目や音色の幅が異なります。しかし、コードや弦の構造は変わらないため、事前にサイレントギターの用途を確認してから購入しましょう。
「アコースティックギターとエレキギターの違い」にご興味がある方は、下記の記事をご覧ください。
▶︎ アコースティックギターとエレキギターの違いと共通点を紹介!
ギター入門セット
各メーカーからは、ギター初心者向けの「ギター入門セット」が販売されています。
セットの内容はメーカーによってさまざまであり、ギター本体に加えピックやギタースタンド、教本やスペアの弦まで付属しています。
ギター入門セットは、1万円〜4万円ほどで購入が可能です。アンプやシールドが付属したセットも販売されており、それぞれを単体で購入するより安価でギターアイテムを揃えられます。
しかし、先ほどもご説明した安すぎるエレキギターを選択すると、「壊れやすい」「音質が悪い」などのハズレを引いてしまう可能性も考えられます。
ギター入門セットは、費用をできるだけ抑えたい方や練習用に購入したい方などにオススメです。
まとめ
エレキギターに必要なアイテムは、目指すレベルや演奏したい音楽ジャンルによって異なります。アイテムにも形や素材などさまざまな種類があるため、自身の予算や好きなデザインで選ぶ方法がオススメです。
少しでもギターアイテムの費用を抑えたい方は、「サイレントギター」や「ギター入門セット」の購入も視野に入れましょう。
また、上記でもご紹介したサイレントギターの入門セットも販売されていますが、約8万円とほかの入門セットと比べると少々お高めです。予算に余裕のある方や、自身のご興味にあわせて選びましょう。
さらに、楽器買取 福ちゃんでは、「エレキギター」はもちろん、「サイレントギター」も査定対象です。
とくに、サイレントギターは中古市場での需要が高いことから、高価買取が期待できます。ご不要になった楽器がございましたら、ぜひ楽器買取 福ちゃんにお問い合わせください。
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