プレミア外国金貨!1726年の「ジョアン5世20,000レイス金貨」古銭買取市場での注目ポイント
かつてはポルトガルの植民地だったブラジル。
そのブラジルで黄金時代を築いた、「ジョアン5世」統治下の1726年に発行された「ジョアン5世20,000レイス金貨」をご紹介します。
ジョアン5世20,000レイス金貨は、現在でも古銭買取で非常に人気があります。その希少価値と歴史的価値から、高値で取引されているのです。詳細については、当記事をぜひ最後までご覧ください。
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目次
ジョアン5世ブラジル20,000レイス金貨(1726年銘)とは
ジョアン5世ブラジル20,000レイス金貨は、1726年にブラジルで発行された金貨です。
発行当時のブラジルは、ポルトガル王「ジョアン5世」の統治下、金鉱山によって莫大な富を得ていた「黄金時代」を迎え、この金貨はまさにその繁栄を象徴する存在といえるでしょう。
ポルトガルとブラジルの関係は、1500年にポルトガルの探検家「ペドロ・アルヴァレス・カブラル」がブラジルに到着したことに始まります。この出来事をきっかけに、ブラジルはポルトガルの植民地となったのです。
このような背景から、ジョアン5世20,000レイス金貨は、ポルトガルの君主であったジョアン5世の時代に発行され、ブラジルで流通していました。
ジョアン5世20,000レイス金貨の種類やデザイン
ジョアン5世20,000レイス金貨は、「1724年、1725年、1726年、1727年」の4年間、ブラジルで発行されました。金貨を手に取ると、ずっしりとした重量感のある大きめの金貨です。
金貨の表面には、ポルトガルの紋章を囲むように、額面を示す「20000」の数字と5つの花が描かれています。
周囲には、「IOANNES・V・D・G・PORT・ET・ALG・REX」の文字が刻まれています。日本語での意味は、「神の恩寵によるポルトガルおよびアルガルヴェの王、ジョアン5世」です。
裏面には、ミナスジェライス金鉱山を示す、4つの「M」と、「キリスト騎士団」のエンブレムである十字架を組み合わせたデザインが刻まれています。
周囲には、発行年と「この印にて勝利せよ」を意味する、「IN・HOC・SIGNO・VINCES」のモットーが刻まれています。
▼ジョアン5世20,000レイス金貨の概要
・品位:金91.7%(K22)
・重量:約53.78g
・直径:約37.8mm
・額面:20,000レイス
・発行年:1726年銘
・発行国:ブラジル
ジョアン5世20,000レイス金貨の買取価格をアップさせるポイントと市場価値
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ジョアン5世20,000レイス金貨は、発行枚数が不明であることに加え、良好な状態での現存数は非常に少ないため、古銭の買取市場で高値で取引される希少な金貨です。
額面以上の「プレミア価格」で取引されることも珍しくありません。
そのため、お手元に同金貨をお持ちの場合には、査定に出してみる価値は十分にあるでしょう。とくに、デザインが鮮明で劣化の少ない(状態が良い)ものであれば、高価買取にも期待できます。
もし、NGCなどの第三者機関によるグレード鑑定を受けている場合には、封入されているスラブケースから出さずに、そのままの状態で査定を依頼されることをオススメします。
また、金貨や記念硬貨などの古銭は、発行から年月の経過しているものがほとんどです。
保管方法が悪いと劣化してしまい、価値を下げてしまう可能性があります。状態の良さは価値に直結するため、ご不要になった古銭は、価値が下がる前に現金化を検討しましょう。
福ちゃんでは、近代金貨だけでなく、数百年前の金貨買取にも対応できる査定士が在籍しています。
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まとめ
ジョアン5世20,000レイス金貨は、1724年から1727年の4年間、ブラジルで発行されました。当時のブラジルは金鉱山で莫大な富を得ていた「黄金時代」であり、その繁栄を象徴する存在といえるでしょう。
ジョアン5世20,000レイス金貨が発行された当時は、17世紀後半から18世紀にかけての「ブラジルゴールドラッシュ」が巻き起こっていた時期でした。
今回ご紹介した、ジョアン5世20,000レイス金貨が53gという重量級の大きさになったのは、まさにこのゴールドラッシュの影響です。金が豊富に採掘されていたため、これほどまでに大きな金貨を作れたのです。
2022(令和4)年に日本で発売された「沖縄復帰50周年記念1万円金貨」の「直径26mm、重量15.6g」と比較すると、そのサイズや重量がイメージしやすいかもしれません。
ゴールドラッシュ期、現在のミナスジェライス州周辺で大量の金脈が発見され、ポルトガルをはじめとするヨーロッパ諸国から、多くの人々が金を求めてブラジルに押し寄せました。
この金の発見は、ブラジルだけでなくポルトガルの経済にも大きな影響を与え、ポルトガル王国に莫大な富をもたらしています。
ゴールドラッシュの影響によりブラジルでは新しい町が続々と建設され、人口が激増しました。この時期に建てられた教会や建造物は、今日でもブラジルの貴重な歴史的遺産として保存されています。
一方で、金の採掘は過酷な労働環境の下で行われ、アフリカから強制連行された奴隷たちが厳しい条件で作業に従事したといわれています。
しかし、19世紀の初頭に金脈が枯渇すると、その繁栄は次第に衰え、ブラジル経済は新たな主力産業であるコーヒー栽培へと移行しました。
ジョアン5世20,000レイス金貨は、古銭業界の雑誌やカタログ、インターネット等でも掲載の多い人気の「プレミア外国金貨」として高評価を得ている、非常に価値のあるコレクターズアイテムです。
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