- 骨董
- 2024.04.07
ガラス工芸家の黒木国昭氏|代表作「光琳」や「綾切子」、福ちゃん買取の「舞姫」などご紹介

「黒木国昭の作品は買い取ってもらえる?」
「黒木国昭のガラス工芸品は価値が高い?」
など、黒木国昭氏の作品について知りたい方のために、買取価格などを解説します。
ガラス工芸家としての略歴や代表作、ガラスアート黒木についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
ガラス工芸家の黒木国昭氏について

黒木国昭氏は、日本の伝統や文化をガラスで表現し、国内外で高い評価を得ているガラス工芸家です。
繊細な手仕事と独創的なデザインによって生み出される作品は、見る者を魅了して止みません。
そのような黒木国昭氏のガラスとともに歩んできた経歴や、手がける作品の特徴をご紹介します。
黒木国昭氏の略歴
1945年、宮崎県に生まれた黒木国昭氏。
高校卒業後、山谷硝子に入社したことが、彼の人生を大きく変えました。
入社日に見た、夕日に照らされたカレット(ガラス片)の美しさに心を奪われ、ガラスへの情熱が芽生えたのです。
入社後はガラス製造の技術を習得し、1974年より創作活動を開始します。1977年には国家ガラス技能一級を取得し、1984年に独立。ガラスと真正面から向き合う作家としての歩みを始めました。
1987年、宮崎県にグラスアート宮崎綾工房を設立。創作活動にますます力を注ぎ、独創的な作品を生み出していきます。
全国各地で個展を開催したり、海外展に出品したりするなど、精力的な活動と高い技術が評価され、1991年にガラス工芸分野では初の「現代の名工」に認定されます。
その後も国内外の賞を多数受賞し、名声を確立しました。
1989年には「株式会社グラスアート黒木」を設立し、現在も代表取締役として活躍。伝統技法と現代的な感性を融合させた作品は、日本の美意識を世界に発信し続けています。
黒木国昭氏が手がける作品の特徴
黒木国昭氏の作品は、さまざまな素材とガラス工芸技法を組み合わせることで生み出されます。緻密なデザインと豊かな色彩、そして独創的なフォルムは、見る者を魅了して止みません。
国昭氏がガラスの世界に足を踏み入れた当時、ガラスは日用品として認識されていました。しかし、彼の多彩な技法によって生み出された作品は、その概念を覆し、ガラスを美術品として世に知らしめたのです。
国昭氏の作品は、見る者に深い感動を与え、ガラスの持つ潜在的な価値を掘り起こしました。
伝統技法と現代的な感性を融合させた作品は、日本の美意識を世界に発信し続けています。国昭氏は、日本のガラス工芸界を牽引する巨匠であり、その功績は高く評価されています。
黒木国昭氏の代表作

- ✔︎ 光琳
- ✔︎ 綾切子
さまざまな作品を手がけてきた黒木国昭氏の代表作といわれている、「光琳」と「綾切子」についてご紹介します。
どちらもシリーズ化され、国昭氏の代名詞とも呼べる作品です。
光琳

黒木国昭氏の代表作「光琳」は、日本の伝統美である琳派の世界をガラス工芸で表現した作品です。
金箔やプラチナ箔を多用し、花鳥風月などのモチーフを繊細に描いた作品は、見る者を魅了して止みません。
就職して間もない頃、国昭氏は尾形光琳の「紅白梅図屏風」に触れ、その美しさに深く感銘を受けました。この出来事がきっかけとなり、「ガラスで日本美を表現したい」という彼の創作意欲に火を付けたのです。
西洋の素材であるガラスと東洋の美意識である琳派を融合させることは、容易ではありませんでした。国昭氏は、試行錯誤を繰り返しながら、独自の技法を開発しました。
金箔やプラチナ箔を多用したゴージャスな装飾と、繊細な色彩表現は、光琳シリーズの最大の特徴です。
日本の美意識を体現した作品は、国内外で高い評価を得ています。
綾切子

黒木国昭氏の代表作「綾切子」は、宮崎県東諸県郡綾町の豊かな自然をテーマにした作品です。
綾町には、ユネスコエコパークに登録された日本最大規模の照葉樹林があり、国昭氏はその美しさに深く感銘を受けました。
照葉樹林の文化を守るべきと考えた国昭氏は、照葉樹林の大切さを世界に訴えるべく、照葉樹林とガラスを融合させた作品である「綾切子」を創作したのです。
綾切子は、緑と琥珀色のガラスを重ねて作られています。緑は照葉樹の葉や新芽を、琥珀色は年輪を象徴しており、照葉樹林の生命力と恵みを表現しています。
従来の切子は、透明なガラスの外側から色を被せていました。しかし、国昭氏は独自の技術を開発し、内側から色を被せることで、より深い色彩表現の実現に成功したのです。
綾切子は、単なる美しい作品ではありません。照葉樹林の保護と、自然との共存の大切さを訴えるメッセージが込められています。
黒木国昭氏の手吹ガラス花器「舞姫」買取価格

福ちゃんは、黒木国昭氏が手がけた手拭きガラスの花器「舞姫」を4万円で買取した実績があります。
金箔がちりばめられた美しい作品は、まさに「舞姫」の名に相応しい仕上がりです。
口に向かって広がるフォルムにデザインされた大理石模様や、安定感ある黄金色の底は、伝統技法と現代的なデザインが融合しているのが特徴です。
花を挿さずともインテリアとして楽しめる作品は、国昭氏の「ガラスに美術品としての価値を吹き込む」というコンセプトが見事に表現されています。
作品の底部分には、ローマ字で国昭氏のサインが入っています。また、付属品の共箱も揃っていることから、4万円で買取させていただきました。
骨董品の買取に力を入れている福ちゃんでは、ガラス工芸品の買取も得意としており、お客様にご満足いただける査定を心がけております。
物置で眠っている花瓶などがあれば、福ちゃんで一度査定してみませんか?
査定のみでも丁寧にご対応いたします。
お気軽にお問い合わせください。
黒木国昭氏が率いる株式会社グラスアート黒木

黒木国昭氏が1989年創設した「株式会社グラスアート黒木」についてご紹介します。
株式会社グラスアート黒木とは
株式会社グラスアート黒木は、国昭氏が代表取締を務めるガラス工房です。
工房は、宮崎県綾町の豊かな自然に囲まれた場所にあり、清らかな空気と美しい景色の中で創作活動が行われています。
自然に囲まれた立地を選んだ理由は、清らかな自然の中で五感を研ぎ澄まし、ガラスの神秘に迫るためです。
国昭氏は、ガラスを通して自らの哲学を表現しています。創作活動はもちろん、ガラス工芸の普及や後進の育成にも積極的に取り組んでいます。
ショールームでは、国昭氏の代表作をはじめとする、さまざまガラス工芸品が展示されているのが特徴です。作品を鑑賞するだけでなく、制作過程の見学も可能です。
季節によっては、ガラス制作体験イベントも開催されています。実際にガラス制作を体験することで、ガラスの魅力をより深く理解できるでしょう。
詳細は、株式会社グラスアート黒木の公式サイトをご覧ください。
株式会社グラスアート黒木 公式サイト↓
グラスアート黒木 | 現代の名工ガラス工芸家黒木国昭
黒木国昭氏を継承する弟子「谷口榮(たにぐちさかえ)」氏
株式会社グラスアート黒木には、黒木国昭氏のガラスを継承する「谷口榮」氏が勤めています。
榮氏は1970年に宮崎県で生まれており、国昭氏とは同郷です。
1994年に株式会社グラスアート黒木に入社し、代表取締役の国昭氏に師事します。
2019年、株式会社グラスアート黒木所属作家として「時空の旅」シリーズでデビューしました。
「時空の旅」シリーズは、ガラスを何層にも重ねながら模様を描く丹念な作業を繰り返し、「時空の狭間に己とガラスの重なりを求める旅」を表現した作品シリーズです。
師から学んだ美しき和の心と高い技術に加え、探究心と独自の感性を武器に、榮氏は国昭氏が情熱を注いだ光琳シリーズの正統な継承者として認められています。
谷口榮氏は、黒木国昭氏の技と魂を受け継ぎ、独自の表現で次世代のガラス工芸を切り開いています。
黒木国昭氏は日本美をガラスで表現し、伝え残す伝道者

黒木国昭氏は、ガラス工芸の分野で初めて「現代の名工」を受賞したガラス工芸家の巨匠です。
代表作には、日本の伝統美である琳派の世界を表現した「光琳」シリーズや、故郷である宮崎の自然をテーマにした「綾切子」シリーズなどがあります。
1989年に株式会社グラスアート黒木を設立。現在も代表取締役として、創作活動と後進の育成に力を注いでいます。薄れゆく日本の伝統や文化をガラス工芸で表現し、後世に伝えようとする姿勢は、多くの人を魅了して止みません。
福ちゃんでは、国昭氏が手がけた手拭きガラスの花器、「舞姫」を4万円で買取した実績があります。
福ちゃんの骨董品買取では、作品の魅力以外にも、ガラス工芸界に貢献した国昭氏の貢献など、さまざまな要素を考慮した買取価格を見出します。
お手元に黒木国昭氏の作品がある方は、ぜひ福ちゃんにご連絡ください。
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