陶芸家「島田文雄」作品の買取価格や略歴、「彩磁牡丹文大壺」の価値などを解説
「島田文雄の作品を買い取って欲しい」
「島田文雄の作品の価値が知りたい」
という方のために、島田文雄が手がけた作品について買取価格などをご紹介します。
陶芸家としての略歴や彩磁牡丹文大壺の価値なども、ぜひ参考にしてください。
目次
陶芸家「島田文雄」とは?
島田文雄は陶芸家の他、大学教授の顔を持ち、多岐にわたる活動に取り組んでいる作家です。
略歴や手がける作品の特徴をご紹介します。
略歴
島田文雄は1948年、栃木県佐野市に生まれました。
両親が教員という家庭で育ち、絵を描くのが好きだった母や兄の影響を受けてアートとの触れ合いに興味を持ちます。
1973年に東京藝術大学美術部工芸科へ入り、在学中に陶芸への専攻を決め、大学院に進みました。
1975年に大学院を終了すると、第15回伝統工芸新作展「日本工芸会会長賞」を初受賞するなど、陶芸家としての頭角を表します。
個展を開くなどさまざまな作家活動を盛んに行いながら、実技自動や執筆活動など、後進の育成・陶芸の普及にも尽力しています。
作品の特徴
生命感あふれる植物などの自然図を取り入れた白磁作品が多く見られます。
鳥や草花といった身の回りにある自然が描かれており、自然の動きや瑞々しさが伝わるタッチが大きな特徴です。
その都度絵付けを前提にスケッチされ、自然の空気を磁気に定着させています。
昨今は「カトレア」を描いた磁器が注目されている作品のひとつです。
島田文雄はある植物園の温室でカトレアに魅了され、デザインに取り入れたといわれています。
カトレアが描かれている作品には壺や花瓶、大皿などがあり、多くの人の目を引いています。
島田文雄の作品における買取価格
島田文雄が手がけた作品は、どれくらいの価値があるのでしょうか。
作品の買取相場をはじめ、福ちゃんでお買取した「彩磁牡丹文大壺」の価格をご紹介します。
買取相場
島田文雄の一般的な買取相場は、数千円から数万円程度です。
しかし、作品の状態や形状、大きさなど、さまざまな要素で査定額は決まるため、一概に相場をいえません。それでも、高額査定を期待できる作家のひとりであることに、間違いはありません。
骨董品買取における一般的な過去相場を確認してみると、島田文雄が手がけた大皿や壺が10万円を超える取引になっているケースも、実際に見られます。
「彩磁牡丹文大壺」の価格
福ちゃんでは、島田文雄の「彩磁牡丹文大壺」をお買取した実績があります。
白磁と牡丹図のコントラストが鮮やかで、自然の美しさが表現されている逸品です。
サイズの大きさも高評価のポイントとなり、28,000円でお買取しました。
島田文雄と「青白彩磁」
島田文雄の作品は、中国・宋代の「青白磁」が起源となっています。
1000年頃に景徳鎮で始まり、薄い青色が現れる磁器です。
青白磁の美しさを追求した島田文雄の青白磁は、多くの賞を受賞し、高く評価されます。
後に板谷波山の彩磁と出会い、青白磁に鮮やかさを出すために彩磁の技法を研究しました。
近年の作品は、さらに深みのある作品に仕上げるため、洋絵具による上絵付けの「チャイナペインティング」が取り入れられているのが特徴です。
島田文雄の作品は福ちゃんがお買取いたします
島田文雄は日本を代表する陶芸家で、生命感あふれる植物などの自然図を取り入れた作品を得意としています。
原点は中国・宋代の「青白磁」で、可能性を追求して研究を重ね、さまざまな技法を駆使して独自の作品を生み出している陶芸家です。
福ちゃんは、島田文雄をはじめ、陶芸に関して深い知識を持っている専門の査定士が在籍しています。陶芸品の価値や状態、需要など、幅広い視点で査定しておりますので、その価値を余すことなく買取価格に反映できるのです。
島田文雄の作品買取なら、ぜひ福ちゃんにお任せください。
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