【中国切手】「黄河治水計画」の種類や特徴|切手買取での価値と買取価格についても解説

今号の福ちゃんコラムは、1957年発行の中国切手「黄河治水計画」を紹介します。

中国の歴史と文化を象徴する黄河(こうが)。別名で「母なる川」とも称され、中国では、長江に次いで2番目に長い川です。また、世界でも6番目に長い川として知られています。

そのような黄河の治水計画を推進するために、今回ご紹介させていただく中国切手が発行されました。切手買取でも貴重な切手として、プレミア価格がつくこともあります。

本記事では、この「黄河治水計画」切手の概要、発行経緯などの詳細、買取における価値について解説します。

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「黄河治水計画」切手とは

【中国切手】「黄河治水計画」の種類や特徴|切手買取での価値と買取価格についても解説

黄河治水計画切手は、1957年に中国で発行された特殊切手です。

中国で2番目に長い川である黄河は、中国の歴史と文化を象徴する存在です。中国では「母なる川」として親しまれています。

しかし、黄河は洪水の被害が頻発する川としても知られることから、「中国の悲しみ」とも呼ばれています。そのような黄河の治水計画を推進するための宣伝や啓蒙の一環として、中国で発行されたのが「黄河治水計画切手」です。

続いて、「黄河の概要」と「切手発行の背景」ついて解説します。

黄河は青海省の高い山々から発し、約5,464キロメートルを流れ、最終的に山東省で渤海に注ぎます。

黄河の名前は、その川床から持ち上げられる豊富な泥土に由来し、この泥土は川の水を特徴的な黄色に染めることが由来です。

黄河流域は中国の重要な農業地帯であり、多くの重要な都市や文化的名所が川沿いに位置しています。中国政府は、洪水制御、灌漑、水力発電のために黄河の水を利用してきました。そのため、黄河は中国の歴史、文化、経済にとって不可欠な役割を果たしているのです。

そのような黄河の治水計画が本格的に始動したのは、1952年のことでした。当時の中国を率いていた「毛沢東」が黄河を視察した際に、黄河が抱える問題を解決する必要性を感じ、治水計画の提案を行ったのです。

毛沢東の提案を受け、1955年7月に「第1期全国人民代表大会第2回会議」が開催されました。この会議で、「黄河の水災害の撲滅と黄河の水資源開発に関する総合計画報告書」の提出と、決議が採択されました。

この決議により、黄河治水計画が中国政府の正式なプロジェクトとしてスタートするとともに、「黄河治水計画切手」の発行が決定されたのです。

黄河治水という壮大なプロジェクトによって、黄河の洪水被害は大きく減少。中国の発展にも大きく貢献しました。

「黄河治水計画」切手の特徴やデザイン

【中国切手】「黄河治水計画」の種類や特徴|切手買取での価値と買取価格についても解説

中国切手「黄河治水計画」は、4種類のデザインで構成された切手セットです。各切手で配色は異なるものの、それぞれ単一色で仕上げられています。

この切手のデザインは、黄河治水計画によってもたらされる将来を見据えたものです。

それぞれのデザインテーマは、以下のとおりです。

✔ 計画図(額面4分、発行枚数800万枚)
✔ 発電(額面4分、発行枚数800万枚)
✔ 航運(額面8分、発行枚数1,000万枚)
✔ 灌漑(額面8分、発行枚数1,000万枚)

計画図】で描かれているのは、黄河治水工事の第一期計画図です。4つの円でマークが示されたこの計画図は、地形図の描写方式により立体感があり、黄河総合開発の大規模さを示しています。

発電】で描かれているのは、黄河本流にある「三門峡ダム」の水力発電所です。両側の山々に囲まれた険しい岩壁と、その間に横たわる壮大なダムは、黄河の豊富な水資源を活用した発電事業の可能性を示しています。

前景には高くそびえ立つ高圧送電線があり、背景には広大な三門峡ダムと霞がかった山がデザインされています。

航運】で描かれているのは、黄河本流を航行する客船と貨物船です。黄河治水計画によって、河全流域での航行が可能になることを示しています。

治水計画によると、黄河本流に多くのダムを建設して中下流の水量を必要に応じて調節することで、全線での航行実現を目指していたようです。

灌漑(かんがい)】で描かれているのは、黄河の水を利用した広大な農地です。治水された広大な黄河の川筋が描かれ、黄河治水計画によって、農業の発展が期待されることを示しています。

▼中国切手「黄河治水計画」の詳細
・発行日:1957年12月30日
・額面:4分、8分(※100分=1元)
・切手デザイン:全4種類
・発行枚数:800万枚~1,000万枚

「黄河治水計画」切手の市場価値と中国切手を高く売るコツ

【中国切手】「黄河治水計画」の種類や特徴|切手買取での価値と買取価格についても解説

買取福ちゃんでは、黄河治水計画切手をはじめとした、中国切手の買取査定を行っております。

なお、切手のまとめ売りや大量処分にも対応しています。価値のある特殊切手の高価買取なら、業界トップクラスの買取実績を誇る福ちゃんの、切手買取サービスをご活用くださいませ。

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中国の歴史と文化を象徴する黄河治水計画切手は、切手買取市場でも人気の高い切手です。

過去の買取事例をみると、黄河治水計画切手は額面以上での買取価格がつきやすい切手となっています。とくに、状態の良いものや4種セットになっているものは人気があり、査定額も高い傾向にあります。

一方で、切手の保存状態が悪く、汚れや色あせの目立つ場合には、価格がつかないこともありますので注意が必要です。

切手の材質上、黄河治水計画切手は色あせしやすいため、保管時には切手専用アルバムを利用するなど劣化を避けるようにしましょう。また、手の油分が切手に付くとシミの原因にもなりますので、切手を取り扱う際はピンセットを使うことをオススメします。

査定額を少しでも高くするためには、保存状態を良好に保つことが大切です。

中国切手を高く売るコツとしては、

☑ 切手の状態を良好に保っておく
☑ 値崩れする前に買取へ出して売却する
☑ 切手買取に力を入れている業者を選ぶ(福ちゃん)

これらが非常に重要です。

黄河治水計画切手などのコレクション品は、流行り廃りによって買取価格が変動します。そのため、高値で売却するためには、中国切手が高値で推移している時期に売却することが大切です。

最近では、しばらく観賞しない切手を買取に出して、時期をあらためて買い直したり、別の種類を購入したりする方も増えてきているようです。切手の売却をご検討されている場合、高く売れるタイミングを逃さないためにも、早めに査定に出されることをオススメいたします。

福ちゃんでは、切手の査定や買取に手数料がかかりません。

また、査定では、プロの査定士がお手元にある切手の状態を判断した上で、買取価格を算出しております。もし、ご自宅に価値の気になる中国切手がありましたら、ぜひ福ちゃんの切手買取サービスをご利用ください。

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まとめ

【中国切手】「黄河治水計画」の種類や特徴|切手買取での価値と買取価格についても解説

1957年当時、中国は新中国(中華人民共和国)の成立後、急速な社会経済の変革期にありました。国家は、長期にわたる農業、水利、インフラの開発に力を入れていたのです。

この時代に、中国政府が取り組んだ最も重要なプロジェクトの1つが「黄河治水計画」です。

黄河は、中国の歴史を通じて繰り返し大規模な洪水を引き起こし、多大な損害をもたらしてきました。そのため、黄河の治水と管理は、中国政府にとって非常に重要な課題だったのです。

黄河治水計画」は、洪水を防ぎ、河川の水資源を効果的に利用し、農業、水力発電、航行などの分野での発展を目指すものです。この計画により、堤防の強化、河道の改修、水利施設の建設などが行われ、黄河の水害リスクを大幅に軽減し、地域社会の安定と経済成長へとつながりました。

このような背景の中で発行された「黄河治水計画切手」は、黄河の治水と総合的な開発利用の大規模さを象徴的に表現し、中国の近代化と社会経済発展の歴史的瞬間を捉えています。

黄河治水計画切手は、中国の歴史と文化を象徴する貴重な資料であり、また、切手買取市場においても高い評価を受けています。

良い状態で現存している切手は価値も高く、切手買取で高額査定にも期待できるコレクション品だといえるでしょう。

もし、ご自宅に黄河治水計画切手など、価値が気になる中国切手がありましたら、ぜひ福ちゃんの切手買取サービスをご利用ください。切手の査定や買取に手数料などの費用が発生しないため、初めての方でも安心してご利用いただけます。

中国切手を少しでも高く現金化するなら、高価買取に自信のある福ちゃんにぜひお任せください。

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