ダイヤモンドに傷がつくことはある?傷があるときの対処法もご紹介
ダイヤモンドは地球上でもっとも硬い鉱石として知られていることから、傷がつかないと思われている方も多いでしょう。
しかし、実際はダイヤモンドに傷がついてしまうこともあります。
この記事では、
・ダイヤモンドに傷がつくことのある理由
・ダイヤモンドを扱うときの注意点
・傷がついてしまったときの対処法
をご紹介します。
記事を読むことで、ダイヤモンドの傷に関する疑問が解消しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ダイヤモンドに傷はつく?
ダイヤモンドはモース硬度が極めて高いため、傷はつきにくくなっています。
モース硬度とは鉱石の硬さを計る基準です。1〜10の10段階で評価され、それぞれの鉱石に数値が割り振られています。
ダイヤモンドのモース硬度は「10」で、鉱石の中でもっとも高い数値となっています。
ダイヤモンドに傷がつくこともあり得る
ダイヤモンドは硬度が高いため、ほかの種類の鉱石とぶつかったとしても、基本的には傷つきません。
ただし、同じ硬度であるダイヤモンド同士がぶつかったときに、傷ついてしまうことがあります。
たとえば、ダイヤモンドが装飾されたジュエリーを重ねづけしている場合、何かの拍子に傷ついてしまうかもしれません。
ダイヤモンドは一方向からの力には弱い
ダイヤモンドは硬いため、傷つきにくいだけでなく、割れないイメージを持たれる方もいるでしょう。
しかし、ダイヤモンドは一方向からの力には弱く、強い力が加わるとヒビが入ったり割れたりすることがあります。
これは、ダイヤモンドが持つ「へき開」が理由です。へき開とは、結晶鉱物が特定の方向に割れやすい性質のことです。
ダイヤモンドを構成している原子配列には、一定方向のみ、結合の緩い部分が存在します。その部分に対して一方向から力が加わると、ヒビが入ったり割れたりします。
たとえば、ダイヤモンドが装飾されたリングを指につけていて、どこかにぶつけてしまったときにヒビが入ったり割れたりする可能性があるでしょう。
ダイヤモンドに購入時から傷がついていることも
ダイヤモンドは傷つきにくいものの、購入した時点で傷がついていることもあります。
なぜなら、天然ダイヤモンドは自然が生み出した宝石であり、傷や不純物のまったくないものはほとんど存在しないからです。
ダイヤモンドの品質は「4C」と呼ばれる、以下4つの基準をもとに評価されます。
・カラット(重さ)
・カット(輝き)
・カラー(色)
・クラリティ(透明度)
これら4つのうち、ダイヤモンドの傷に関わる基準は「クラリティ(透明度)」です。
クラリティとは、傷や不純物がどの程度少ないかを評価する基準です。クラリティは複数のグレードに分かれており、グレードごとに傷や不純物の程度が異なります。
ダイヤモンドを購入したときに鑑定書が付属していた場合、そこに4Cについての記載があるかどうかを確かめることで、最初から傷があったのかを知る手掛かりになるでしょう。
ダイヤモンドを扱うときの注意点
ダイヤモンドが傷つくと価値は下がってしまうので、取り扱いには注意が必要です。
具体的には次の点を意識すると、傷がついてしまうことを避けやすくなるでしょう。
・専用ケースで1つずつ保管する
・洗浄するときは強くこすらない
それぞれについて解説していきます。
専用ケースで1つずつ保管する
ダイヤモンドは、専用ケースで1つずつ保管するのがオススメです。
同じケースの中で複数の宝石を保管している場合、ダイヤモンド同士がぶつかって傷がつく可能性もあるからです。
また、ダイヤモンドとほかの種類の宝石がぶつかった場合、ダイヤモンド自体が傷つくことはありません。しかし、ダイヤモンドの硬さゆえ、ほかの種類の宝石が傷ついてしまう恐れがあります。
専用ケースで1つずつ保管すれば、ほかの種類の宝石を守ることにもつながるでしょう。
もし大きなジュエリーケースで保管したい場合、仕切りのあるタイプを使用することをオススメします。
洗浄するときは強くこすらない
ダイヤモンドの日頃のお手入れは、やわらかい布で拭き取るだけで問題ありませんが、ときどき洗浄することで綺麗な状態を保てます。
洗浄するときは、中性洗剤や毛先のやわらかい歯ブラシを使うのが一般的です。その際、強くこすらないように注意しましょう。
歯ブラシ程度では、ダイヤモンド自体に傷がつくことは基本的にありません。
ただし、メレダイヤ(小粒のダイヤモンド)が取れたり台座が傷ついたりして、お品物の価値が下がってしまうこともあります。
洗浄するときは強くこすらないよう、お気をつけください。
福ちゃんではダイヤモンドを積極的にお買取
福ちゃんでは、ダイヤモンドの買取を積極的に行っています。
ダイヤモンドに傷がある場合でも、買取を検討されている方は一度ご相談ください。
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鑑定書などがないダイヤモンドでも、ご遠慮なくお問い合わせくださいませ。
経験豊富な査定士が査定いたしますので、ダイヤモンドの価値に見合った買取価格をご提示させていただきます。
ダイヤモンドに傷がついてしまったときの対処法
万が一ダイヤモンドに傷がついてしまった場合、傷を目立たなくする方法として再カット(リカット)があります。
再カットとは、研磨されてカッティングされた宝石を再びカットすることです。傷を目立たなくし、透明度を高めることを主な目的として行われます。
再カットは、傷のついたダイヤモンドを甦らせてくれる魅力的な方法です。しかし、傷を修復するのではなく、傷の周りを削って凹みを直すため、傷の深さによってはカラット(重さ)が小さくなってしまうことがあります。
さらに、ダイヤモンドのもともとのカラットが小さいと、再カット自体が難しいケースもあるでしょう。
ダイヤモンドに傷がついてしまったら買取に出す方法も
ダイヤモンドに傷がついてしまい、再カットしてから買取に出そうか迷っている場合は、1度査定を依頼することをオススメします。
再カットにかかるコストも考えると、何も手を加えずに買取してもらったほうが、より大きな利益を得られることもあるからです。
福ちゃんはダイヤモンドの買取実績が多数あり、傷がついてしまったダイヤモンドも査定対象としております。
ぜひご相談ください。
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