【中国切手】朝鮮解放15周年の種類や特徴、切手買取での価値について解説
また、コラムでは「朝鮮解放15周年切手の買取価格はどのくらいなのだろう」とお考えの方に、買取市場をふまえた切手の価値についても解説します。
ぜひ、最後までお楽しみください。
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「朝鮮解放15周年」切手とは
朝鮮解放15周年切手とは、1960年に中国で発行された記念切手のことです。
朝鮮半島の歴史における「朝鮮解放」は第二次世界大戦終結後の1945年に、日本による35年間の統治からの解放を意味します。
そして、日本の無条件降伏による撤退の後すぐ、北部にソ連軍と南部にアメリカ軍が進駐して朝鮮半島の分断化につながります。
同切手は、朝鮮解放15周年を記念して発売されたものです。
ただし、朝鮮解放15周年切手においては南部の大韓民国ではなく、中国との結びつきが強い「北朝鮮」に焦点をあてた切手となっています。
「朝鮮解放15周年」切手の特徴やデザイン
中国切手「朝鮮解放15周年」には、2種類のデザインがあります。
いずれも切手の額面は「8分」で、発行枚数は「540万枚」ずつとなっています。この発行数は以前に福ちゃんコラムで紹介した「ハンガリー解放15周年切手」より約32%程度少ない枚数です。
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【中国切手】ハンガリー解放15周年の特徴と切手買取における価値について解説
同切手のデザインテーマは、それぞれ以下のとおり。
✔ 中国と朝鮮の友好
✔ 千里馬(チョンリマ)
【中国と朝鮮の友好】には、中国と北朝鮮の国旗が並べられています。まさに、両国の絆や深い友情を象徴したデザインです。
【千里馬(チョンリマ)】では、工場や鉄塔を背景に千里馬が空を駆けている様子がデザインされています。
千里馬は朝鮮で神話上の馬を示します。文字通りの「1日で千里を走る馬」で非常に速く、長い距離を走れる馬とされていますね。
とくに北朝鮮では平壌に千里馬像があるように、国家の発展や進歩を象徴するものとして、政治的なプロパガンダや標語、絵画などの文化的表現にも使用されているものです。
北朝鮮の迅速な発展を象徴するものとして、同切手の千里馬がデザインされました。
▼中国切手「朝鮮解放15周年」の詳細
・発行日:1960年8月15日
・額面:8分(※100分=1元)
・切手デザイン:全2種類
・発行枚数:各540万枚
「朝鮮解放15周年」切手の市場価値や高く売るコツ
買取福ちゃんでは、朝鮮解放15周年切手をはじめとした「中国切手の買取」を行っております。そして、切手の査定では以下のような特徴が非常に好評です。
✔ 中国切手のまとめ売りOK
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切手買取市場の過去買取実績をみてみると、朝鮮解放15周年切手は額面以上の買取額がつくプレミア価格での取引も多くあります。
注意点としては、切手の状態によって価値(査定額)に差が大きく出ている点です。切手がボロボロの状態だと金額もつかないこともあります。
少しでも高く買い取ってもらうためには、きれいな状態を保てるように保管しておくか、劣化する前に買取へ出すことがポイントになるでしょう。
それでも、切手の種類によっては初日カバーなど消印があるものも高値のつくケースもあるため、お手元の切手がどのくらいの価値なのか正確に判断するには買取依頼に出すのが最善です。
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まとめ
1945年からの「朝鮮解放」は北朝鮮のみならず、東アジア地域全体に深い影響を及ぼしました。
とくに中国と北朝鮮の関係はこの時期を境に大きく変化し、両国は戦後の混沌とした国際情勢の中で、互いに緊密な協力関係を築いていきます。
このような背景を受け、1960年に「朝鮮解放15周年」を記念して切手が発行されたのは、中国と北朝鮮の友情や連帯を強調するとともに、北朝鮮の独立と発展を祝うためのものでした。
それらを示すように、切手デザインやテーマには中朝両国の友情と協力、そして「千里馬」という朝鮮の発展を象徴するモチーフが用いられています。
当時の中国と北朝鮮の関係、そして「朝鮮解放」が及ぼした影響や切手の発行背景などからも、朝鮮解放15周年切手は価値のある切手といえますね。
また、発行から年月が経過しているため、良好な状態で現存している切手は少なくなっています。
もし切手コレクションの中に同切手セットがあれば、まずは査定買取を依頼して現在の価値を確かめてみましょう。