【中国切手】マルクス誕生140周年はどのような切手？種類や特徴、切手価値を解説
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「マルクス誕生140周年」切手とは
マルクス誕生140周年切手とは、1958年に中国で発売された記念切手のことです。
ドイツ出身の哲学者である「カール・マルクス」（1818年 – 1883年）の、生誕140周年を記念して発行されました。
マルクスの有名な著書といえば、共産主義の理念やプロレタリアートの役割を説明した1848年の「共産党宣言」、資本主義経済の批判的分析や労働価値論の概念を探求した1867年の「資本論」でしょう。
これらは「フリードリヒ・エンゲルス」との共著によって世に出され、「資本論」第1部が刊行された後、マルクスの死後はエンゲルスが第2部と第3部を編集・刊行しています。
「マルクス主義」とも呼ばれるマルクスの理論。階級のない協同社会を目指す同主義は20世紀に入ると、とくにロシア革命を通じて世界中の政治、経済、文化に深く影響を与えました。
ソビエト連邦や中国など、多くの国々がマルクス主義を国家の指導理念としたこともあり、中国国内でも今回のような生誕を祝う記念切手の発行につながっています。
「マルクス誕生140周年」切手の特徴やデザイン
中国切手「マルクス誕生140周年」は、額面の異なる2種類のデザインで発売されました。それぞれのデザインテーマと発行枚数を以下に記載します。
✔ マルクスの肖像（額面8分、発行枚数950万枚）
✔ 演説風景（額面22分、発行枚数300万枚）
どちらの切手も、ソ連の芸術家による作品をもとにデザインされたものです。
22分切手の演説風景では、マルクスがロンドンのドイツ労働者協会で演説している様子がデザインされています。
左手は腰に置かれ、右手を群衆に向けてジェスチャーしながら力強く話しているマルクスの姿が、非常に印象的です。
▼中国切手「マルクス誕生140周年」の詳細
・発行日：1958年5月5日
・額面：8分、22分（※100分＝1元）
・切手デザイン：全2種類
・発行枚数：300万枚～950万枚
「マルクス誕生140周年」切手の市場価値や高く売るコツ
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マルクス誕生140周年切手は、切手買取市場で額面以上の高価買取が期待できる中国切手です。過去の買取事例でも状態の良いものは高値で取引されています。
中国切手の価値や買取価格の決定は、以下の点が主なポイントです。
☑ 切手ヒンジの有無
☑ 破れや汚れ、色あせなどの状態はどうか
☑ 希少性のある切手かどうか
☑ 切手買取市場の需給バランスはどうか
少しでも高く売るためには、日ごろの保管状態に気をつけて切手の劣化を防ぎたいものです。もし、しばらく利用しない場合には早めに買取に出すことも検討しましょう。
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まとめ
マルクスは、その理論が中国の政治思想、とくに「毛沢東」の思想形成に重要な影響を与えました。中国は「マルクス・レーニン主義」を国家の指導原則として採用し、これが政策や経済体制の基盤となっています。
マルクスの誕生140周年を記念して発行されたこの切手は、マルクスの影響と中国社会主義の発展を象徴する貴重な逸品です。
これら、中国におけるマルクス主義の重要性、切手の発行背景やその芸術的価値をふまえると、マルクス誕生140周年切手は価値のある切手といえるでしょう。
お手元の中国切手アルバムの中に、同切手が眠っていないか確認してみてくださいね。
