【中国切手】唐美人小型シートの特徴、切手買取における価値について解説

今回は1984年の中国切手「唐美人」について解説します。唐美人は小型シートと田型切手が同日に発売されており、いずれも「周昉」による「簪花仕女図」がデザインされた貴重な切手です。それぞれの特徴やデザイン、切手市場の価値なども解説していますので、中国切手の買取査定をお考えの方もぜひご一読ください。
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「唐美人」切手とは

【中国切手】唐美人小型シートの種類や特徴、切手買取における価値や買取価格について解説

中国切手「唐美人」は、1984年に中国で発行された特殊切手です。

小型シートには「簪花仕女図」が描かれており、同日発売された田型切手では、そのデザインを分割したような構成で「3種類の切手」が発行されています。

簪花仕女図は中国唐代に「周昉(しゅうぼう)」が絹に描いたとされる彩色画です。現在は、遼寧省博物館に所蔵されています。

画中は、鮮やかな衣装を着た6人の女性貴族と侍女が、春から夏への移り変わりの時期に庭園を散策する様子が描かれたものです。

背景には風景として描かれているものは少なく、2匹の犬と1羽の鶴、そして花が描かれているのみです。そして、動物や花が描かれていることで、人物たちが前後左右でつながっているようにも見えます。

簪花仕女図は、美術学校でも模写の題材としても多く利用されています。それだけ高い技術で描かれた作品だといえるでしょう。

「唐美人小型シート」切手の特徴やデザイン

【中国切手】唐美人小型シートの種類や特徴、切手買取における価値や買取価格について解説

唐美人小型シートのデザインテーマは「簪花仕女図」。額面は2元で、横に長い形状の切手シートです。

多くの中国切手小型シートは、一般的な長方形(横130mm前後、縦80mm前後)が多く、唐美人小型シートにおいては、「横176mm、縦66mm」と非常にワイドです。

女性たちが豪華な服を着て生活している様子で、顔は少しふっくらと描かれています。描かれる線は細いながらも力強く動きを感じさせる描写が特徴的です。

▼中国切手「唐美人小型シート」の詳細
・発行日:1984年3月24日
・額面:2元
・発行枚数:103万枚
・形状:小型シート

「<中国画>唐美人」切手の特徴やデザイン

【中国切手】唐美人小型シートの種類や特徴、切手買取における価値や買取価格について解説

小型シート発売の同日に「<中国画>唐美人」のタイトルで、田型切手が発売されました。

デザインは簪花仕女図を3つに分解したような図案構成で、各デザインテーマは以下のとおりです。

✔ <簪花仕女図>一の巻(額面8分、発行枚数1,043万枚)
✔ <簪花仕女図>二の巻(額面10分、発行枚数708万枚)
✔ <簪花仕女図>三の巻(額面70分、発行枚数398万枚)

こちらの切手は一般的な切手よりも少し大きめのサイズ(横54mm縦40mm)で、現物を見ると非常に重厚感があります。

▼中国切手「<中国画>唐美人」の詳細
・発行日:1984年3月24日
・額面:8分、10分、70分(※100分=1元)
・発行枚数:398万枚~1,043万枚
・切手デザイン:全3種類

「唐美人」切手の市場価値や中国切手を高く売るコツ

【中国切手】唐美人小型シートの種類や特徴、切手買取における価値や買取価格について解説

唐美人切手には、「小型シート」と「田型切手」があります。執筆現在では、田型切手よりも小型シートのほうが価値を評価されており、査定額も高い傾向です。

ただし、中国切手は買取時期や切手の状態によって買取価格が変動しやすいため、実際の買取時に再度確かめるようにしましょう。

以下は、中国切手を高く売るためのポイントです。

✔ 希少性のある中国切手は高値がつきやすい
✔ 切手買取価格は切手の状態が良好なほど高値がつきやすい
✔ 中国切手買取に注力している買取店を利用する(福ちゃん)

価値のある中国切手の多くは、発売から年月が経過しているケースがほとんどです。

そのため、きれいな状態で現存している切手ほど高値がつきやすい傾向にあります。価値を下げないためにも、切手の保管には専用アルバムを利用したり、光や湿度などには気をつけて保管しておきましょう。

また、中国切手を高く売りたい場合に買取店選びは重要です。

個人間売買だと本来の価値よりも安く手放してしまうケースがあります。

買取福ちゃんでは、専門知識が豊富な専門査定士が在籍しているため、切手の正確な価値を見定めての査定や買取が可能です。高価買取を希望されている場合は、査定料無料の福ちゃん切手買取サービスを利用しましょう。

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まとめ

【中国切手】唐美人小型シートの種類や特徴、切手買取における価値や買取価格について解説

簪花仕女図は当時の貴族たちの生活を描写しているものです。

美術や技法の観点からも素晴らしい作品であり、中国文化や歴史の中における女性の位置や役割、当時の生活や文化を理解する上でも非常に価値があります。

唐代は中国の歴史の中で文化、経済、芸術が大いに繁栄した時代であり、美術においても高い水準が求められた時代でもあったでしょう。

そんな作品が描かれた今回の「唐美人切手」は、小さな美術館のようでもありますね。

中でも、唐美人小型シートは1枚の切手にすべてがおさまったデザインのため、切手コレクターだけでなく一つの美術品として楽しむ人も多いようです。

しかし、保管方法によっては色あせや破れなどで価値が下がってしまうこともありますので、切手を眺める機会が少ない場合は状態の良いうちに買取査定に出すのが得策でしょう。

福ちゃんでは、唐美人小型シートの買取実績も多数あります。中国切手の買取査定をお考えなら、高価買取に自信のある弊社にぜひお任せください。

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