サードパーティレンズとは?選び方やメリットを紹介
サードパーティレンズといえば、シグマやタムロンといったメーカーを思い浮かべる人もいれば、まったくピンとこない人もいると思います。そこで今回は、「サードパーティレンズとは?」をテーマにお送りいたします。
また、サードパーティレンズは、多数のメーカーから広角や望遠まで、さまざまなレンズが販売されています。自分に合ったレンズを選ぶには、どのように選べばよいのでしょうか?
レンズ選びに関する悩みを解決するため、「サードパーティレンズの選び方やメリット」についてもまとめました。ぜひ、さいごまでご覧ください。
目次
サードパーティレンズとは?
サードパーティレンズとは、キヤノンやニコンなどのカメラメーカー“以外”から販売されているレンズのことです。
言い換えるとカメラではなく、レンズを専門的に作っているメーカーレンズのことを、「サードパーティレンズ」と言います。
対比として、カメラメーカーから販売されているレンズのことは、一般的に「純正レンズ」と呼ぶことが多いです。
カメラはないのに、レンズだけでどのように写真を撮るのでしょうか。
実は、サードパーティレンズの特徴として、他社メーカーのカメラに取り付けが可能なのです。通常はカメラメーカーごとに、カメラとレンズ取り付け部分の形が異なっています。
たとえば、キヤノンのカメラにニコンのレンズをそのまま装着はできませんし、ニコンのカメラにソニーのレンズも装着できません。
しかし、サードパーティレンズはカメラメーカーの取り付け部分に合った設計がされているため、装着が可能になっているのです。
また、サードパーティレンズのメーカーは専門性から多数のレンズを取り揃えており、もし純正レンズにはない画角のレンズがあれば、痒い所に手が届く存在でもあります。
サードパーティレンズの選び方
サードパーティレンズには、広角レンズから望遠レンズまで、さまざまなカメラメーカー向けのラインナップが充実しています。
それらの豊富な品揃えの中から、どのように選んでいけばよいのでしょうか。
「サードパーティレンズの選び方」についても解説いたします。
カメラとレンズの取り付け部分を確かめる
前述の通り、カメラメーカーごとにレンズの取り付け部分は異なっていますので、まずはレンズを確認しましょう。
はじめに、マウントの名称について注意事項があります。
取り付け部分のことを一般的に「マウント」と呼び、キヤノンの一眼レフは「EFマウント」、ニコンの一眼レフは「Fマウント」といったように、各メーカーごとにマウントの名称が異なる場合があります。
また、同じカメラメーカーでも、「一眼レフカメラ」と「ミラーレス一眼カメラ」では、それぞれマウントの名称が異なるため注意が必要です。
マウントの名称を注意深く確認できましたら、サードパーティレンズの名称の後に「〇〇マウント用」といった表記がありますので、その記載を目安にレンズを揃えていきましょう。
撮りたいモノからレンズを選ぶ
ここからは基本的に純正レンズと共通の選び方になりますが、サードパーティレンズは種類が豊富に揃っているため、しっかりと目的に合ったレンズ選びが必要です。
たとえば、近くにあるモノを撮りたいのであれば焦点距離の短い「広角レンズ」を、遠くにあるモノを撮りたいのであれば、焦点距離の長い「望遠レンズ」を選ばなければなりません。
広角レンズには、人間の視界に近いレンズや、左右180度まで写すことのできるレンズなど、さまざまな種類が販売されています。
望遠レンズも同様に、ポートレートによく使われる中望遠レンズから、飛行機や鳥を撮るのに最適な超望遠レンズまで、多種多様なレンズが販売されています。
作例からレンズを選ぶ
焦点距離の数字だけ見ても、「どれがどのように撮れるのか、まったくわからない!」という方もいらっしゃるかもしれません。
そのようなときは、インターネットで自分が撮りたいモノの画像検索を行い、作例に添えられている「レンズの名称」や「焦点距離」をヒントに探してみるとよいでしょう。
純正レンズとサードパーティレンズの違いとは
純正レンズと対比されることが多いサードパーティレンズですが、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。
一番よく言われているのが、価格の安さになります。
開発の段階からコストダウンもしっかりと考慮し製造されているため、おなじ焦点距離のレンズでも、純正レンズよりひとまわり安く購入できます。
また、安いからといって写真の写りが純正レンズよりも悪いかというと、実はそうとも限りません。
近頃では品質の向上によって、純正レンズに引けを取らないサードパーティレンズも続々と発売されています。気になる人は、一度チェックしてみるとよいでしょう。
ほかにも、純正レンズは他社のカメラにそのまま取り付けができないのに対し、一部のサードパーティレンズは、メーカーにマウントの取り替えを依頼すると有償で交換してくれます。
つまり、サードパーティレンズはカメラを別のメーカーに乗り換えても、レンズは同じものを継続して使用できるのです。
「サードパーティレンズ」のメリットとデメリット
ここまでは純正レンズとの違いを解説してきましたが、次はサードパティレンズの「メリット」と「デメリット」について、それぞれ見ていきましょう。
✔︎ 純正レンズにはない画角や描写のレンズがある
✔︎ 味のある写真を撮れる、尖った性能のレンズがある
✔︎ マウント交換など、サードパーティレンズならではのサービスが受けられる
✔︎ カメラ本体との相性が悪い場合がある
✔︎ 昔のサードパーティレンズは、描写性能が低い物がある
✔︎ 一般的に純正レンズよりもリセールバリューが安い
サードパーティレンズはこのような人にオススメ!
上記のメリットとデメリットを踏まえ、サードパーティレンズは、下記のような人にとくにオススメです。
◯ 安くレンズを多く揃えたい人
◯ 尖った性能のレンズでキレのある写真を撮りたい人
◯ 純正レンズを買う前に、画角やレンズの大きさなどの感覚をつかみたい人
安価で購入できるため初心者向けと思われがちですが、尖った性能のレンズが多いことから、サードパーティレンズを使っているプロのフォトグラファーも少なくありません。
まずはいろいろなレンズを試してみよう
サードパーティレンズにもさまざまな種類があるとわかれば、いろいろ試したくなってきませんか?
「でも、純正レンズより安いとはいえ、欲しいレンズをすべて揃えるにはお金がかかる……」
いろいろなレンズを試したい気持ちと同時に、そのようなお悩みも出てきますよね。そこで今回、オススメの方法を3つ紹介します!
2.レンタルサービスを利用する
3.売買を繰り返す
1.親戚や友人から借りる
もし、親戚や友人に同じカメラのマウントを使っている方がいれば、借りてみるのもよいかもしれません。
2.レンタルサービスを利用する
気になるレンズがあれば、カメラやレンズをレンタルしているサービス業者を利用してみるのもよいでしょう。
3.売買を繰り返す
気になるレンズを知人が持っていなかったり、レンタルサービスでの取り扱いがなかったりする場合、まずは一つ欲しいレンズを買ってしまいましょう。そして、撮りたい写真がある程度の納得がいくまで撮れたタイミングで売却し、次に欲しいレンズを買う費用の足しにする方法もあります。
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