【中国切手】第4期全国人民代表大会の切手種類や特徴、買取価格などの価値を解説
「第4期全国人民代表大会」記念切手とは
「第4期全国人民代表大会切手」は1975年1月25日の「第4期全国人民代表大会」の開催を記念し、中国で発行された記念切手です。
過去には1954年12月30日に「第1期全国人民代表大会」切手が発行されたものの、1959年の第2期全国人民代表大会や1965年の第3期全国人民代表大会では、いずれも記念切手の発行はありませんでした。
全国人民代表大会(全国人大)は、中華人民共和国の最高の立法機関です。各地域から選ばれた代表者たちが集まり、法律を制定したり国の主要な役職の人選を行ったりします。日本の国会に相当するものですね。
「第4期全国人民代表大会」記念切手の特徴やデザイン
第4期全国人民代表大会切手は、全3種類で構成されている横長形状の切手セットです。それぞれのデザインテーマは以下のようになっています。
・団結を祝う代表者
・新憲法
・新しい勝利へ前進
【団結を祝う代表者】のデザインは、民族衣装を着た労働者や農民、解放軍や各代表者の集まっている様子が描かれています。
【新憲法】は、多くの花を背景に「中華人民共和国憲法」「中華人民共和国万歳」「偉大なる中国共産党万歳」を意味する文字が簡体字で書かれているのが特徴です。
【新しい勝利へ前進】では工場と田舎の風景を背景にして、赤い旗の下に立つ労働者、農民、兵士がデザインされています。労働者は旗を掲げ、農民は指を前に向け、兵士は銃を手にした様子が描かれているのが特徴です。
切手のデザインからも中国国内は多民族団結の国であることが表現されており、各民族の人民が団結して国の調和や発展に努めていく様子が示されています。
▼中国切手「第4期全国人民代表大会」の詳細
・発行日:1975年1月25日
・額面:8分(※100分=1元)
・切手デザイン:全3種類
・発行枚数:各450万枚
「第4期全国人民代表大会」記念切手の市場価値や類似切手との比較
第4期全国人民代表大会切手は、福ちゃんでも買取実績があります。
これまでの買取相場や切手市場の動向をみると、第1期全国人民代表大会切手よりも第4期全国人民代表大会切手の方が、高値で取引されている傾向にあります。
ただし、額面が異なることや切手の持つ重要性による違いもあるため、一概にどちらの切手価値が上回っているかという判断は難しいものです。
また、切手の状態や買取時期によっても価値の変動があったり、初日カバーが高評価を受ける種類もあったりするため、あくまでも参考程度に留めておきましょう。
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もし、お手元にある中国切手を少しでも高く売りたい場合には、以下の項目がとくに大切です。
・切手が良い状態のうちに買取に出す
・中国切手が高騰している時期に買取に出す
・買取実績のある業者を選ぶ(福ちゃん)
中国切手は状態の良し悪しが価値や査定額にも直結します。しかし、発行から年月が経過すると品質の維持も難しくなってきます。
そのため、高値で売るためには状態の良いうちに買取へ出すのも有効な手段の一つです。すぐに手放す予定がなければ、専用の切手アルバムを使って保管しておくなど劣化を防いであげるとよいでしょう。
さらに、切手を高く売るために欠かせないのは「買取時期」です。
中国切手は需要が高まり、価格が高騰しているタイミングで手放せば予想以上の価格で売れることがあります。良い時期を逃さないようにしましょう。
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まとめ
第4期全国人民代表大会は1975年に開催されましたが、これは文化大革命の終わりの頃でした。
文化大革命は1966年から1976年までの10年間にわたり、中国の政治・経済・社会・文化のあらゆる側面に深刻な影響を与えました。この大会は、その大革命の総括や方向性を示すものとしての役割があったといえます。
そのため、中国近代史において第4期全国人民代表大会は混乱や変動の時期を締めくくり、新しい時代への移行を示す重要なイベントとして位置づけとされています。
第4期全国人民代表大会切手はこれらの歴史を象徴する逸品であり、デザインをみてもその時代を映し出した中国切手です。