【中国切手】広州交易会(1973年秋)のデザインや特徴、切手買取の価値について解説

今回は1973年に発売された中国切手「広州交易会(1973年秋)」の特徴やデザインについて紹介します。買取価格に興味がある方も、切手買取市場における価値なども解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

「広州交易会(1973年秋)」記念切手とは

【中国切手】広州交易会(1973年秋)のデザインや特徴、切手買取の価値について解説

広州交易会(1973年秋)切手」は中国で発行された記念切手です。1973年10月15日に開催された「第34回広州交易会(こうしゅうこうえきかい)」の開催を記念して発行されました。

広州交易会(正式には中国輸出入商品交易会)は世界最大級の取引展示会の一つです。「カントンフェア」(Canton Fair)とも呼ばれます。中国の広東省広州市で、年に2回(春季と秋季)開催されているのが特徴です。

このフェアは1957年に始まり、2023年秋には第134回を迎えます。

その規模と重要性から、中国で「国際貿易のバロメーター」と称されることも。広州交易会は国内外の数千の企業が参加し、多くの中国製品やサービスが展示されます。

商品は主に工業製品・機械・食品・医療製品・家具・装飾品・おもちゃ・スポーツ用品・化粧品など幅広く、参加者はビジネスチャンスを探し、最新の製品とトレンドを把握できるイベントです。

「広州交易会(1973年秋)」記念切手の特徴やデザイン

【中国切手】広州交易会(1973年秋)のデザインや特徴、切手買取の価値について解説

広州交易会(1973年秋)切手は横長の形状で、デザインは一種類のみです。

同切手に描かれているのは、広州市海珠区にある広州交易会が開催された「会場の建物」。秋を感じる紅葉と風船バルーンが飛んでいる様子が特徴的です。

切手にデザインされている建物は、第6回から第34回まで広州交易会が開催された展示会場でした。同切手の発行で最後となり、次回からは別の建物で開催されています。

▼中国切手「広州交易会(1973年秋)」の詳細
・発行日:1973年10月15日
・額面:8分(※100分=1元)
・切手デザイン:1種類
・発行枚数:400万枚

「広州交易会(1973年秋)」記念切手の市場価値や高く売るコツ

【中国切手】広州交易会(1973年秋)のデザインや特徴、切手買取の価値について解説

広州交易会(1973年秋)切手は、切手の状態によっては額面以上の価値も期待できる中国切手です。

価値のある中国切手の多くは、希少性とあわせて切手の状態が価値に影響を及ぼします。そのため、今すぐの売却を考えていない場合は、良い状態を保てるようにしておきましょう。

一方で、価値が上がっている今のタイミングで売るのも、高価買取に欠かせないポイントです。

中国切手は国内外のコレクターからの注目が集まり、その価値が高騰している切手もいくつかあります。無料査定などを活用して良いタイミングで手放しましょう。

なお、広州交易会に関連した中国切手は同切手の他に、

・1974年に「広州交易会(1974年秋)
・2006年に「中国輸出商品交易会

が発売されています。

この3種類の中では、今回の「広州交易会(1973年秋)」が切手買取市場で比較的人気が高くなっています。

※切手買取相場や中国切手の価値に関しては執筆現在のものです。切手の状態や査定時期によって変動しますので、
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まとめ

【中国切手】広州交易会(1973年秋)のデザインや特徴、切手買取の価値について解説

同切手が発売された1973年は、中国が国際的に孤立しきっていた時期から積極的に世界と関わるようになった重要な時期であり、広州交易会はその変化を象徴するものでした。

具体的には、1971年に中華人民共和国が国連に加盟し、国際社会に正式に認められた後のことです。

1972年には、当時のアメリカ合衆国大統領「リチャード・ニクソン」が訪中し、中国との外交関係を正常化しました。このような背景の下、1973年の広州交易会は中国が国際的に開放され、国際経済の一部として活動する重要な一歩を示すものでした。

広州交易会を通じて、中国は自国の製品とサービスを世界中のバイヤーに提供し、外国企業とのビジネス関係を築きました。これは中国の経済発展に大きく貢献し、中国を世界第二位の経済大国に押し上げる原動力の一つとなっています。

このように、1973年の広州交易会は、中国の国際経済と貿易における地位の向上、そして国内の産業と製品の発展に大いに寄与した重要なイベントです。

広州交易会(1973年秋)切手」は当時の社会情勢を映し出したものであり、切手の状態次第では高値がつくこともあります。お手元にある中国切手の売却や買取査定のご依頼は福ちゃんにお任せください。

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