- 古銭
- 2023.07.30
日本銀行兌換券旧1円(旧兌換銀行券1円)の価値や買取相場など紹介
「旧兌換銀行券1円の価値が知りたい」
「日本銀行兌換券の旧1円札は買い取ってもらえる?」
といった方のために、日本銀行兌換券の旧1円札について解説します。
特徴や当時の価値、現在の買取相場などをまとめました。
その他、日本銀行券の歴代の1円札も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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目次
日本銀行兌換券について
まずは、日本銀行兌換券がどういったものかについて説明します。
日本銀行兌換券とは、明治時代に日本銀行が設立されて初めて発行された紙幣です。
「日本銀行兌換銀行券」「日本銀行兌換銀券」と呼ばれることがあります。
どういった役割があるのかなどを見ていきましょう。
兌換券は金や銀と交換できる紙幣
兌換券とは、金貨や銀貨と同等の価値が保証され、金貨や銀貨と交換できる紙幣として発行されたものです。
当時の日本は金本位制度をとっていました。
金や銀の価値を元に貨幣の価値を決めたため、紙幣の額面は金貨や銀貨と同じ価値で、交換可能と保証されたものである必要があったのです。
兌換券は、金本位制度が崩壊して現行の管理通貨制度に移行する際、兌換停止となっています。
旧式と改造式がある
日本銀行兌換銀行券には旧式と改造式があり、大黒天が描かれているものは旧式です。
改造式は旧式の素材などが改良され、実在した人物の図案が採用されています。
今回は、日本銀行兌換券のなかでも、旧式の1円札について解説していきます。
日本銀行兌換銀券について詳しくはこちら↓
日本銀行兌換銀券は買取可能?種類や価値、歴史を解説
日本銀行兌換券旧1円(旧兌換銀行券1円)は大黒天図案!特徴や当時の価値
日本銀行兌換券旧1円はどういった紙幣なのか紹介します。
特徴や当時の価値などを見ていきましょう。
特徴
- ✔︎ サイズ:約78×135(mm)
- ✔︎ 図案:大黒天
- ✔︎ 発行:1885~1888年
日本銀行兌換券旧1円は、1885年の明治18年に発行されました。
表面には、右手に小槌を持って左肩に袋を担ぐ大黒天が米俵に座っている様子が描かれているため、「大黒1円」という別名を持っています。
また、後に発行された日本銀行兌換券の改造1円と呼び分けるために「旧1円」と呼ばれることもあります。
表面中央には日本銀行兌換券旧1円と交換が保証されている一圓銀貨や額面、兌換文言などがあるのが特徴です。
当時の価値
日本銀行兌換券旧1円が発行された当時、1円は現在よりも価値が高いものでした。
明治時代と現在の物価などを比較して換算すると、当時の1円は数千円の価値があるといわれています。
明治時代と現在では生活方法や賃金水準などが違うことから1円の価値を比較するのは難しいですが、明治時代は公務員の月給が約10円だったことを考えると明治時代の1円は今より価値が高いことがうかがえるでしょう。
日本銀行兌換券旧1円(旧兌換銀行券1円)の買取価格
日本銀行兌換券旧1円は、現在どれくらいの価値があるのでしょうか。
買取相場や福ちゃんでの買取実績例を紹介します。
買取相場
日本銀行兌換券旧1円は歴史的価値が高く、1枚数千円が買取相場です。
美品、未使用品と状態が良好であれば、1枚数万円することもあります。
条件が揃えば10万円近い査定額がつく可能性もあるでしょう。
福ちゃんでの参考買取価格【最大216,000円】
福ちゃんではこれまで、多くの古紙幣をお買取りしてきました。
そのなかで、日本銀行兌換券旧1円は216,000円でお買取りした実績があります。
福ちゃんは国内はもちろん、海外にも豊富な販売ルートを持っているため、相場以上の買取価格も可能な場合があります。
古紙幣に関して専門的知識を持ったプロフェッショナルが査定することで、適正な価格を提示することが可能です。
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日本銀行兌換券旧1円(旧兌換銀行券1円)は今も使える
実は、日本銀行兌換券旧1円は今でも1円として使用できる貨幣です。
自動販売機では識別されませんが、現金としての効力は失っていません。
銀行に持っていけば現行の1円に交換してもらうことも可能です。
しかし、買取に出せば1円以上の価格で買い取ってもらえることが多いため、現金として使用するのではなく、買取業者に買い取ってもらう方法がオススメです。
その際は、古紙幣に精通した買取業者に査定してもらうと、なるべく高く買い取ってもらえるでしょう。
日本銀行券の歴代1円札
日本銀行が製造した1円札は、日本銀行兌換券旧1円を含めすべてで5種類です。
日本銀行兌換券旧1円以外の4種類を紹介します。
改造1円券(武内宿禰)
- ✔︎ サイズ:約85×145(mm)
- ✔︎ 図案:武内宿禰
- ✔︎ 発行:1889~1942年
改造1円券は、日本銀行兌換券旧1円の次に発行された日本銀行兌換券です。
旧1円は素材にこんにゃく粉が用いられていたことから、ねずみや虫に食べられるなどすることがあったため、改良が必要でした。
素材やデザインなどが見直されて作られたのが、武内宿禰が描かれた改造1円券です。
改造兌換銀券について詳しくはこちら↓
改造兌換銀行券の買取|価値や種類、通称名など解説
い号券1円(武内宿禰)
- ✔︎ サイズ:約70×122(mm)
- ✔︎ 図案:武内宿禰
- ✔︎ 発行:1943~1946年
金本位制度から管理通貨制度に移行する際に発行された1円札です。
表面の中央に武内宿禰がデザインされていることから、「中央武内1円」と呼ばれることもあります。
また、兌換券ではなくなったため、い号券1円からは「日本銀行券」という名称が印刷されています。
A号券1円(二宮尊徳)
- ✔︎ サイズ:約68×124(mm)
- ✔︎ 図案:二宮尊徳
- ✔︎ 発行:1946~1957年
A号券1円は、第二次世界大戦後、ハイパーインフレ対策のために貨幣制度が一新された新円切替の際に発行されました。
図案には二宮金次郎ともいわれる「二宮尊徳」が採用されています。
戦後間もない混乱期に作られたことで、細かいデザインなどが粗悪であるといわれています。
【未発行】B壱円券(二宮尊徳)
新円切替をもってしても抑えきれなかったハイパーインフレに対応するため、B号券は額面が大きいものから順に発行されることとなりました。
最少額面の1円は後回しにされたわけですが、その間に現行貨幣でもあるアルミニウムの1円玉が発行されたことで、B壱円券の発行はとりやめになったといわれています。
図案はA号券1円と同様、二宮尊徳が採用される予定でした。
日本銀行兌換券旧1円(旧兌換銀行券1円)の買取は福ちゃんへ
日本銀行兌換券旧1円は、日本銀行が設立されて初めて発行された1円札です。
大黒天がデザインされているのが特徴で、現在でも1円として使用できます。
しかし、買取業者に持っていくと額面以上の価格で買い取ってもらえる可能性がありますので、手放す際は1円として使用するよりも買取業者に持っていくのがオススメです。
その際は、古紙幣の買取実績が多数ある買取業者を選択しましょう。
福ちゃんは、日本銀行兌換券旧1円をはじめ、さまざまな古紙幣を買い取ってきました。
深い知識と豊富な経験を積んだ査定士が対応し、国内外に販売ルートを持っているため、損のない取引を実現します。
日本銀行兌換券旧1円の買取は、福ちゃんへお任せください。