ミンクとセーブルの違いとは?高価買取のコツも紹介
「家に眠っている毛皮を買い取ってほしい」
「正直、毛皮の違いが分からない」
コートからキーホルダーまで様々な用途で使用される毛皮。
なかでも人気の毛皮である「ミンク」と「セーブル」ですが、この2つについて違いを答えられる方はほとんどいないと言っても過言ではありません。
この記事では、毛皮の「ミンク」と「セーブル」の違いについて解説していきます。高価買取のコツについても紹介していきますので、毛皮の買取をお考えの際はぜひご覧ください。
目次
ミンクとセーブルとは
毛皮とは高級ファッションアイテムだと思われがちですが、本来の用途としては旧石器時代に防寒具として使用され、毛皮の種類によっては当時の権威の象徴でもありました。
そのような毛皮がファッションアイテムとして使われるようになったのは、紀元前800年頃だといわれています(日本だと平安時代にあたります)。
その中でも、「ミンク」と「セーブル」はなぜ人気があるのでしょうか。特徴も踏まえてご紹介いたします。
ミンクの特徴
ミンクは小さな動物で、イタチ科に属しています。
毛皮の質が良く、「毛皮の女王」とも呼ばれています。
ミンクの特徴の一つは、豊富なカラーバリエーションがあることです。
ほかの動物の毛皮が1〜3種類の色しかないのに対し、ミンクは40種類以上の色があります。
この違いは明らかですね。
また、ミンクの毛はとても細く密度が高いため、保温性にも優れています。
さらに、皮は薄く加工しやすいため、コート以外にもバックやキーホルダーなどの小物にも幅広く使われています。
セーブルの特徴
セーブルもミンク同様イタチ科に分類される小動物であり、別名「毛皮の王様」とも呼ばれています。
世界三大毛皮とされるセーブルは、一般的にはロシア産の「ロシアンセーブル」のことを指し、ミンクと比べ毛足はやや長く高級感の漂う光沢が特徴です。
保湿力も高く軽いとされるセーブルは、毛皮の中でも最高級の素材とされています。
ミンクとセーブルの違い
「ミンク」と「セーブル」の毛皮は、双方見た目がよく似ており、その比べやすい特徴として2つご紹介いたします。
1つ目の特徴【毛足の質】
見た目が似ている毛皮でも、種類によって「機能性」はそれぞれ異なります。見分けるポイントとしてぜひ参考にしてみてください。
▽ミンクの【毛足の質】
セーブルよりも刺し毛が短くカラーバリエーションが豊富であり、ミンクの毛は雨に濡れた時も、ベタつかずサラッとした質感です。
▽セーブルの【毛足の質】
刺し毛が長めでふんわりと指通りもよく、高級感の漂う光沢が特徴です。
2つ目の特徴【市場価格】
毛皮の市場価格はブランドや保存状態なども大きく関わってきますが、「希少性」や「需要」があるものはとくに高価とされています。
では、ミンクとセーブルの市場価値に違いはあるのでしょうか。
それぞれの市場価値について、調べてみました。
▽ミンク【市場地価】
ノーブランドでの相場は2,000円〜4,000円、ブランド品の人気色であれば20万円以上の高価買取もあり得ます。
▽セーブル【市場価値】
セーブルにはいくつか種類があり、とくに「ロシアンセーブル」は高価とされており、その相場は毛皮の中でもトップクラスで、1,000万円の取引がされることも。
ミンクとセーブルはなぜ人気?
ではなぜ毛皮の中でも「ミンク」と「セーブル」は人気なのでしょうか。
この2種類を代表する共通点として、「機能性に優れている」 「軽い」ことが挙げられます。
ここで指す機能性とは、保温性、耐久性のことを表し、その昔、防寒具として使用するにあたって保温性と耐久性はとくに重宝されていました。
ミンクとセーブルを高価買取につなげるコツ
ここまで「ミンク」と「セーブル」について紹介しましたが、家に眠ったままの毛皮に悩まれている方も多いのではないでしょうか。
キーホルダーやバックなどの小物にリメイクしたり、リフォームして毛皮を蘇らせ、再利用する方法もありますが、買取業者に依頼することも一つの手段です。
そこで、毛皮買取の際により高価買取につなげるコツを順にいくつかご紹介いたします。
・毛皮のお手入れ
・適切な保存管理
・劣化する前にお品物を早めに売る
・高価買取をしてくれる業者を選ぶ
毛皮のお手入れ
毛皮は非常にデリケートなお品物ですので、お手入れ方法には注意が必要です。
毛は一本ずつが細かいため埃が付着しやすくなっています。
ですので着用後は、「軽く叩いて」埃を落とすようにしましょう。
また、毛に汚れが付着している場合はぬるま湯で濡らしたタオルをよく絞ってから、毛並みに沿って拭きあげるようにします。 このとき、湿気に弱い皮の部分は濡らさないように徹底しましょう。
その後は軽くブラッシングして毛並みを整え、陰干しを行ってください。
適切な保存管理
毛皮を適切な方法で保存管理し、できるだけ良い状態を保つことで高価買取につながります。
毛皮を長期保存する際は、汚れを取っておくことが非常に重要になります。
虫食いを防ぐために防虫剤を置き(毛に触れないように)、毛を押しつぶすことなく通気性の良い場所で保管してください。
クリーニングをお願いすることもお勧めです。その際は、専用のパウダークリーニングでお願いし、その後は湿度の低い場所で保存管理を行ってください。
劣化する前にお品物を早めに売る
ここまで紹介したように毛皮の管理にはそれなりの手間がかかります。
そこで、もう使わないと判断された場合は、お品物が経年劣化する前に早期の買取をお勧めします。
いくら大切に保管していても、経年劣化を完璧に防ぐことはできません。
そして、積み重なった劣化はどんどん買取価値を下げることになります。
高価買取をしてくれる業者を選ぶ
毛皮の買取は、大体の相場が決まっているものの依頼する業者によっては、大きく値段が変わる場合もございます。
買取業者を選ぶ際は、「毛皮の買取実績が多い」ことや「知識が豊富で毛皮買取に力を入れている」業者を選ぶことがポイントです。
福ちゃんでは、毛皮に対する知識や経験が豊富な査定士が多く在籍しており、どのような状態・種類の毛皮でもしっかり査定いたします。
少しでも高く毛皮を売りたいとお考えの方は、無料査定も行っている福ちゃんをご利用ください。
福ちゃんのミンクとセーブルの買取実績については、下記のリンクより、それぞれご覧いただくことができます。
▼【ミンクとセーブルの買取実績】はコチラ
・【ミンク】買取実績
・【セーブル】買取実績
まとめ
今回「ミンク」と「セーブル」について記述してきましたが、現在の毛皮市場は「ファーフリー」といった毛皮を使わない思想が広まっています。
これにより毛皮全体の希少性や、コレクターの需要も高まりつつあります。
さらに毛皮は非常に保存管理が難しいため、良い状態で出回ることは稀です。そのため状態の良い毛皮は市場でも人気があり、驚くような高値で取引されることも。
もしお手元に毛皮をお持ちの際は、価値を確認してみるのも良いのではないでしょうか。