金歯は買取できる|知らないと損をする金歯買取の基礎知識
金歯の買取について、査定基準や買取相場も含めて徹底解説。金歯は少量からでも買取可能な資産です。知らないと損をする、金歯買取の注意点やポイントも詳しく説明します。
金の価格が高騰する中では「金歯は買取してもらえるのだろうか」「金歯はどれくらいで売れるのか」など、疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。実際、昔取れてしまった金歯や、遺品整理で見つかった金歯などを手元に持っている方もいると思います。
今回は、実は買取可能な金歯について、詳しく解説していきます。知らないと損をしてしまう注意点もありますので、ぜひ参考にしてください。
目次
金歯はそもそも買い取ってもらえるの?
金歯に関する口コミを見ると「金歯なんて売れるものではないと思っていた」「売れないと思って、取れてしまった金歯をしまったままにしていた」という声がよく見られます。口の中にあったものなので、衛生面などが気になって、なんとなく躊躇してしまうという方もいるのではないでしょうか。
一方で、金製品の買取価格が常に変動しており、高騰している際にはニュースなどでも話題になり、耳に入ってきます。そんな時、もし金歯が手元にあり、高価買取してもらえるのであれば、その価格は実際はいくらなのか?なども気になるところです。
まずは、金歯の買取についての基礎知識を解説していきましょう。
金歯は買取可能!
結論から言いますと、金歯は買取できます。
しかも、1本からでも査定が可能です。金歯を買い取る多くの業者が、1本からでも買取しています。それは、金歯を持っているほとんどの方が、大量に持ってはいないことが多いからです。付けていたものが取れてしまったり、被せ物を変更した時に引き取ったり、遺品整理の時に見つけたり、という理由で手元にあることがほとんどですから、大量に持っていないというのは当然です。
さらに、金歯は純度が分からなくても、査定可能です。金歯は治療する歯科によって純度が違うため、査定に持ち込む時に純度が分からないことはよくあります。純度が分からなくても、専用機器や、貴金属に強い査定士が担当いたしますので、まったく問題ありません。
「金歯なんて買い取ってもらえると思っていなかった!」という方も、一度査定に持ち込んでみる価値はあるはずです。
また、金歯だけでなく、意外なところに金は眠っているものです。どんなものが買取可能か、気になる方はぜひ、「意外なところに金がある!?あなたの金も買取可能!」の記事も参考にしてみてください。
金歯とは?
そもそも金歯とはどのようなものなのでしょうか。
金歯は、歯科治療で使用するクラウン(冠)の1つで、素材に金が使われているものです。金は、身体への負担が少ない素材で、金属アレルギーも起こしにくいと言われています。また、金そのものが柔らかく加工しやすく削った歯の形になじみやすいこと、しっかり歯に密着して隙間を作らないことなどの理由から、長い間劣化しないクラウンの素材として重宝されています。
とはいえ、最近では審美的な理由から、口の中で目立つ金歯から白い素材のクラウンへの変更を希望する方もいるようです。
金の特性について
金は劣化や変色をおこしにくいという特性を持っています。口の中にあっても劣化しないため、歯を痛めたり変色させたりすることのない歯の被せ物として昔から使われてきました。どのような状況に置かれていても腐食することがほとんどないため、長期間、口の中にあったとしても、金という素材の価値が下がることはありません。
一方で、歯に近い固さをもつ素材であるため、他の歯と一緒に削れてしまうというのも金の特性のひとつです。取れてしまったり、他のクラウンと変更したりした金歯は、元々の大きさよりも小さくなっている可能性は否めません。
金歯を高く買い取ってもらうには?|金歯の査定基準を解説
査定に出すならば、高く買い取ってもらいたいと希望する方も多いことでしょう。金歯の買取価格を決める重要な要素は、金歯の純度です。純度によって金歯に含まれる金の量が決まるので、純度の高い方が当然、値段が高くつきます。
しかし金には取引価格が存在し、毎日変動しています。そのため、単純に「だいたいいくら」という相場を付けるのは、実は難しいことなのです。
金歯に含まれる金の量
金はそれだけではとても柔らかい素材なので、クラウンとして歯に装着するためには、他の金属と混ぜて硬くするのが一般的です。他の金属と混ぜたものを「金合金」と呼び、金歯に使われる金合金の多くは、以下の含有量のものになります。
K20(20金):金含有量83%
K18(18金):金含有量75%
K14(14金):金含有量58.5%
そして、金歯全体の重さは2〜5gほどとなりますので、金歯に含まれる金の量は、一番含有量の多いK20の純度であれば、多くて4.15gほどということになります。ただし金歯の多くは、歯と接着させるための樹脂などがついている状態のままになっています。そのため、実際の金の量は樹脂などを取り除いた上で、純度に応じて計算するものであることは理解しておきましょう。
「18金(K)」「24金(K)」の違いについて知りたい方は、ぜひ記事を読んでみてください!
金歯の状態について
金歯を査定に出す場合、手元にある金歯の状態が査定に影響するのでは?と心配する方もいるでしょう。ですが、その点はほとんど心配ありません。
金は、前述のようにとても柔らかく精製しやすい金属のため、形状が歪んでしまっていても、削れてしまっていても、精製すればきれいな金に戻ります。ほとんど劣化することがない金は、どのような状態であっても査定金額にさほど影響しない点は、安心材料と言えるでしょう。
金歯の買取相場はどのくらい?
金の取引価格は毎日変動するため、買取相場を試算するのは難しいことはすでに触れてきました。とはいえ、金歯の買取を考える場合に、その価格は一番気になるところです。そこで、現在の金の相場や、買取価格の計算方法について見ていきましょう。
金の相場は上昇傾向
まず前提となる金の相場は、上昇傾向と見ることができます。金は、人工的に作り出すことができず、地球上に存在する量に限度があることから、実物資産としての価値を高めています。特に、政治や外交的に不安定な状況が起きると、安定した価値を持つ金の価格が上昇すると言われています。
例えば2022年2月以降、ロシアによるウクライナ侵攻により、世界情勢に不安感が拡がっていることなどを背景に、金の価格は高騰しました。一時的な価格の上下はあるものの、ここ5年間を見ても上昇傾向は続いているので、長期的に金の相場は上昇が期待できそうです。
金歯の買取価格の計算方法
金歯を査定するときは、以下の計算方法で算定します。
(金の重さ×純度)×取引価格
金の重さに純度をかけることで、金の含有量が計算できます。それに取引価格をかけることで、買取価格が算定されるのです。もちろん、買取業者によって査定の計算方法は異なる場合がありますので、一概には言えませんが、ベースとなる計算はこちらになると考えてよさそうです。
このことから逆算すると、金歯を高い価格で買い取って欲しいと希望する場合、取引価格が高い時期を狙って査定に出すことが、もっとも確実な方法だと言えるでしょう。
金歯を査定に出したい!ポイントと注意点を解説
それでは、金歯を査定に出す時に注意した方が良いポイントは以下の2点があげられます。
歯科治療時に引き取ることを忘れない
査定の際は、必ず手数料を確認する
では、それぞれを解説していきましょう。
歯科での治療時に注意すること
付けていた金のクラウンが取れた時やクラウンの変更などで歯科治療を受ける時に、必ず医師に金歯を引き取る旨を伝えるようにしましょう。医師によっては、取れてしまったものをそのまま回収したり、処分してしまったりすることもあります。金歯が買取できることを知らずに治療を始めてしまうと、損をしてしまう可能性もありますので、歯科医師にしっかり意思を伝えてくださいね。
査定の時の注意点
もう一つの注意点は、金歯の買取には手数料がかかる可能性があることです。金歯には、歯と接着させるための樹脂や接着剤などが付着していることがほとんどです。業者は金を買い取ったあと、精製してきれいな金に作り直しますが、その際、金以外の付着物を取り除く作業が必要となります。そのため金歯の買取時には、金以外の付着物を除去するための手数料が発生する場合があるのです。
手数料の金額や割合を計算せずに買取依頼をしてしまうと、買取価格が極端に安いという結果にもつながりかねませんので、事前に必ず確認しましょう。
信頼できる買取業者見つけて見積もりを
今回は、実は買取ができる金歯について、査定基準や相場を含めて解説しました。
金歯に含まれる金は長期間、口の中にあったとしても価値が下がることのない素材です。金は柔らかい素材で、精製すればきれいな金を作ることができるため、どんな状態であっても基本的に査定可能となっています。
金には毎日変動する取引価格があることに加え、金歯の重さや純度もバラバラのため、平均した買取相場を試算することは難しいのが現状です。とはいえ、金の取引価格は長い目で見れば上昇傾向にあることから、金歯の買取を希望する方にとっては、査定してみる価値のある時期と言えるのではないでしょうか。
福ちゃんでは、お客様の気持ちを汲み、納得感を持って金歯をお売りいただくことを大事にしています。査定基準や相場についてもきちんとお話ししながら、誠心誠意対応しております。無料で査定が可能ですし、お見積もり後のキャンセル時も手数料などはいただきません。ぜひお気軽にご相談ください。