イタリア建国50年記念エマヌエーレ3世50リレ金貨(1911年)の特徴や価値を解説

今回は1911年に発行された「イタリア建国50年記念エマヌエーレ3世50リレ金貨」の特徴や詳細について紹介します。デザインに注目が集まる同金貨は古銭買取市場でも人気が高いアンティークコインの一つで、イタリア金貨の歴史の中でもトップクラスの芸術性があるとされています。

イタリア建国50年記念エマヌエーレ3世50リレ金貨とは

イタリア建国50年記念エマヌエーレ3世50リレ金貨(1911年)の特徴や市場価値(買取)を解説

イタリア建国50年記念エマヌエーレ3世50リレ金貨は1911年にイタリア王国50周年を記念して発行された金貨です。

エマヌエーレ3世はサヴォイア朝のイタリア国王でした。在位期間は1900年から1946年までの46年間という非常に長い期間を君主として大権を揮っていました。

彼は1869年11月11日、イタリアのナポリで生まれ、父親であるイタリア王ウンベルト1世マルゲリータ・ディ・サヴォイアの唯一の息子として生まれています。

父親の暗殺後、30歳で王位についたヴィットーリオ・エマヌエーレ3世は、第一次世界大戦、ファシズムの台頭、第二次世界大戦などの政治的・社会的変革の時代を統治しました。

イタリア建国50年記念エマヌエーレ3世50リレ金貨の特徴

イタリア建国50年記念エマヌエーレ3世50リレ金貨(1911年)の特徴や市場価値(買取)を解説

イタリア建国50年記念エマヌエーレ3世50リレ金貨は発行枚数が2万枚に限定されていて、市場に流通している数に限りがある古銭です。

中でも特筆すべきなのは金貨のデザインで、世界中のコレクターからの人気を集めている点です。

金貨の表面にはヴィットーリオ・エマヌエーレ3世の肖像画とその周りに「VITTORIO EMANUELE III RE D’ITALIA」(イタリア国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世)の文字がデザインされています。

裏面にはイタリアを表す女性とローマを表す男性の人物が描かれ、人物の後ろにはサヴォイアの盾をあしらった巨大な蒸気軍艦がデザインされています。また、50周年を示した「1861-1911」、50リレを示した「L50」、ミントマークの「R(ローマで発行)」が見受けられます。

このイタリア建国50年記念エマヌエーレ3世50リレ金貨のデザインはイタリアのコイン彫刻家「ジュゼッペ・ロマニョーリ」によりデザインされており、エマヌエーレ3世の金貨は芸術的にも非常に美しいものとなっています。

▼イタリア建国50年記念エマヌエーレ3世50リレ金貨の概要
・品位:金90%(K21.6)
・重量:約16.129g
・直径:約28mm
・額面:50リレ
・発行年:1911年
・発行国:イタリア王国
・発行枚数:2万枚

イタリア建国50年記念エマヌエーレ3世50リレ金貨の買取価格アップのコツ

イタリア建国50年記念エマヌエーレ3世50リレ金貨(1911年)の特徴や市場価値(買取)を解説

ここからは、イタリア建国50年記念エマヌエーレ3世50リレ金貨を売るときに少しでも高く売るためのコツやポイントを紹介します。

古銭買取で購入時の付属品がある場合は一緒に査定へ

価値のある古い金貨を買取に出す際に、購入時の付属品があると買取価格が高くなる可能性があります。もし、第三者機関による鑑定書などがある場合には一緒に出しましょう。

古い金貨の価値は年代や希少性、状態などによって異なります。そのため、査定で正確な価値を判断するために、認証や鑑定を行うことがあります。このとき、付属品として証明書や書類があると、金貨が正当なものであることが確認できるため、買取価格が高くなることがあります。

また、金貨を収納するためのケースや箱は発行された時代や国によって異なり、中には希少価値のあるものもあります。美しいデザインのケースや箱が付属していると、コレクターがそれを欲しがる可能性が高くなるため、買取価格もアップする傾向にあります。

古銭買取の高価買取は保存状態がポイント

エマヌエーレ3世50リレ金貨のような海外の金貨を買取に出す際には、金貨の状態が良いと買取価格が高くなる傾向にあります。

これは見た目の美しさが重要で、古い金貨は年代が古くなるほどその状態が悪化する傾向があります。そのため、状態が良い金貨は見た目が美しく、細部までくっきりとしたデザインが残っていることが多いです。この美しさはコイン蒐集家にとって非常に魅力的であるため、買取価格も高くなる要因となっています。

また、状態が良い金貨は、同じ種類の金貨の中でも非常に希少な存在となります。そして、古銭買取市場でもコレクターは、希少性の高い金貨を求める傾向があります。希少性が高い金貨は買取価格が高くなる要因ですので、できるだけ金貨を大切に保管して状態を良く保つことが重要です。

古銭買取のジャンルに力を入れている買取業者を利用する

金貨の買取には多くの買取業者がありますが、高く売るコツとしては古銭買取のジャンルに力を入れている買取業者を利用することです。

古銭買取に力を入れている買取業者には専門知識を持った査定士が在籍していて、古い金貨でも正確に価値を見定めてくれます。また、地金価値だけでなく希少性やデザイン性、市場での需給バランスなど総合的判断してくれるため、買取価格が高くなりやすい傾向にあります。

いくつかの買取業者を比較して高い金額を付けてくれるところに売るのも一つの手です。

福ちゃんでも古銭買取に力を入れていますので、エマヌエーレ3世50リレ金貨や外国の金貨などを売却しようとお考えの際はぜひご相談ください。

まとめ

イタリア建国50年記念エマヌエーレ3世50リレ金貨(1911年)の特徴や市場価値(買取)を解説

エマヌエーレ3世50リレ金貨はイタリアで有名なコイン彫刻家「ジュゼッペ・ロマニョーリ」によってデザインされたこともあり、イタリアコインの中でも特にデザインの美しさや芸術性が優れているとされています。

これはエマヌエーレ3世と貨幣との関係性が大きく影響しているように思えます。

エマヌエーレ3世が国王として君臨している期間、彼は財政に関心を持ち、経済政策において保守的な姿勢で知られていました。

また、治世中にイタリアは経済成長と近代化の時期を経験すると同時にインフレーションや公的債務の高水準などの課題にも直面しています。エマヌエーレ3世は、安定した通貨を維持することに献身し、予算のバランスを取り、公的債務を減らすことを目的とした政策を支持していました。

さらに、ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世は個人的に貨幣収集に興味を持ち、コインやメダルのコレクターだったことも知られています。

古代コイン、中世コイン、近代コインなど、世界中のコインやメダルの大量のコレクションを収集していたことも貨幣の歴史的、芸術的意義とその政治的、経済的歴史を形成する役割に特に関心を持っていた現れでしょう。

第一次世界大戦と第二次世界大戦の双方で国家指導者として生き抜いてきたエマヌエーレ3世の肖像が描かれたこの金貨は、希少性やデザイン性など複合的にみても古銭買取市場で高値が付きやすいコインだといえます。

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