クロムハーツの偽物の見分け方|安心して本物を購入する方法も
クロムハーツは、世界的に人気の高いアクセサリーブランドです。アメリカのハリウッドで誕生したブランドで、ハリウッドの映画スターを中心に世界各国のセレブリティから愛されています。しかし、高い価値を持つブランドであることから、中古市場では偽物を販売する店舗が存在するため、購入を考えている方は注意しなければなりません。
この記事では、クロムハーツの偽物の見分け方について、5つのポイントを紹介します。さらに、クロムハーツの本物のアクセサリーを安心して購入する方法についても取り上げるため、購入を検討している方は、ぜひご覧ください。
目次
【クロムハーツ】偽物が出回ってしまう理由とは?
- ✔︎ 世界規模で人気がある
- ✔︎ 価値が高い
- ✔︎ 複製しやすく真贋を見分けにくい
クロムハーツは、他のアクセサリーブランドと比較しても数多くの偽物が出回っています。偽物が多く流通してしまう理由は、上記の3つです。それぞれの理由について詳しく解説します。
世界規模で人気がある
クロムハーツは知名度が高く、世界中で人気のあるアクセサリーブランドです。市場が広く需要が高いため、偽物を大量に生産しても販売できる見込みがあり、コピー業者に狙われてしまいます。
価値が高い
正規価格が高く、二次流通市場でも高額での取引が可能です。売りやすい上に、高価な価格設定ができ、膨大な利益が得られることが、偽物の流通に拍車をかけています。
複製しやすく真贋を見分けにくい
シルバーアイテムは、型を取ってシルバーを流し込めば容易にコピー製品が作れます。またデザイン性からも、クロムハーツは真贋鑑定が難しく、本物を深く知っている専門バイヤーの目利きが必要です。偽物が発覚しにくいため、市場に偽物のクロムハーツが蔓延してしまいます。
人気がありすぐに売れる、また中古品でも高く売れ、偽物を見抜かれにくいという要素により違法業者の標的となっています。直営店(正規代理店)以外での購入経路では偽物も存在するため、購入時は注意する必要があります。
【クロムハーツ】偽物の見分け方・5つのポイント
- ✔︎ 刻印
- ✔︎ サイズ
- ✔︎ 重量
- ✔︎ 石入れ
- ✔︎ 生産時期
これまで偽物の判別アイテムとして使われてきたのが、インボイス(ギャランティ)です。クロムハーツを直営店(正規代理店)で購入した場合、インボイスという証明書を受け取れます。つまり、インボイスの有無が偽物を見分けるポイントとなっていました。
しかし、インボイスも偽装されるケースがあるため、現状ではインボイスだけで真贋を判別するのが難しくなっています。ここでは、インボイス以外の重要な見極めポイントを説明します。
刻印
彫りの深さ | 偽造品は本物からの型取りやレーザー加工で作るため、刻印が細くて浅くなる傾向。溝が谷型ではなく、均一な深さの刻印も要注意。 |
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字体 | 製品ごとに決められた字体が使用されているかチェック。基本的にはクロムハーツの独自フォント「オールドイングリッシュ」。偽物はつぶれて読めない刻印が多い。 |
位置 | モデルや生産年によって刻印の向きが決まっている。例えば、ペンダントチャームのベイルは1994年製を除きほとんどが外側。 |
刻印は、さまざまな情報が読み取れる重要なチェックポイントです。上記の点に注目してください。
刻印部分は画像での判別が難しく、実物をよく観察する必要があります。アイテムごとの特徴を把握し、刻印が合っているか確認しましょう。
サイズ
偽物のクロムハーツは、一回り小さいサイズ感であることが特徴です。シルバーアクセサリーは焼く工程で少し縮み、さらに研磨も行います。本物から型を取って複製すると、焼き入れと研磨での仕上げによって、本物より小さくなることを避けられません。記載されている商品サイズと実際の大きさが合っているか比較すると、偽物を見分ける助けになります。
例えば、5mmスペーサーリングであるにもかかわらず、実際の幅は4mmしかない場合は、偽物だと判定できます。ただしサイズの違いは、目に見えて分かるものとは限りません。0.1mm単位で計測できるツールで厳密に測る必要があるでしょう。
重量
アクセサリーの重量から使用されている素材が本物かを推測できます。クロムハーツはシルバー製品の他に、18Kホワイトゴールドや22Kイエローゴールド、プラチナが使われています。
プラチナはシルバーより重く、重量の差は約2倍です。つまりプラチナ素材のリングは、シルバー素材より2倍の重さでなければなりません。もし軽いならば、他の金属と混ぜた合金であることが分かり、偽物という結論が導き出せます。すでにクロムハーツのアクセサリーを持っている場合、手持ちのアイテムと重さを比較して明らかに重量が軽いなら、偽物である可能性が高いでしょう。
石入れ
クロムハーツで石入れを施した純正モデルは、ダイヤモンドなどの留め具部分からチェックできます。ほとんどのアイテムは共通した留め方で、ツメの位置や大きさ、突起部分を確認すれば本物のダイヤ入りアイテムか判断可能です。
例えば、純正は左上と右下のツメで2点留めされているのに対し、後からダイヤを入れたアイテムは四隅で留めているといった違いが生じます。石の留め方は違いが分かりやすく、見分けるのに有効です。
留め方が純正ではない場合、本物のクロムハーツに後から石入れをカスタムしているケースもあります。アフターダイヤと呼ばれ、ベースのアクセサリー部分が正規品であれば本物として扱われます。しかし、カスタムされたものは二次流通での価値に反映されず、純正の石入りモデルとは見なされません。
生産時期
- ✔︎ 初期:1989年~1993年
- ✔︎ 中期:1994年~1999年
- ✔︎ 後期:2000年~現在
生産時期によって型の作りやデザインが異なるため、真贋を見分ける目印となります。クロムハーツの生産時期は、上記の3つに分けられます。
初期は、市場での流通がまだ少ない時期です。中期から大量生産が始まり、偽物が多く出回るようになりました。後期の2000年以降は、型や材質に変化があり、ボリューム感のあるデザインが増えています。
コピー品が増えた中期に生産されたモデルは、偽物に注意すべきアイテムと言えるでしょう。中期モデルの刻印や型、色合いの特徴を覚えておくことをおすすめします。
【クロムハーツ】本物の買い方と注意すべき購入方法
クロムハーツの本物の買い方として最も確実な方法は、直営店(正規代理店)での購入です。
個人売買やネット通販で売られている新品は、偽物の可能性が全くないとは言い切れません。そのため、新品のクロムハーツが欲しい場合は、直営店(正規代理店)が安全です。クロムハーツ直営店(正規代理店)であれば確実に本物でアフターケアも受けられます。
また、下記のような購入方法は偽物が売られている場合も多いため、注意が必要です。
フリマアプリやオークション
フリマやオークションは低価格で購入できる一方で、偽物の流通が非常に多い購入経路です。偽物だとは気が付かずに販売している出品者もいます。出品画像のみで判別するのは難しく、本物の写真を引用している悪質なケースもあります。
リサイクルショップ
リサイクルショップは、クロムハーツ専門バイヤーが査定していないことが大半です。インボイスのみで本物と見なして買取をするショップも少なくありません。知識のある鑑定士がいない店舗での中古購入は、リスクが高いと言えます。
まとめ
クロムハーツのアクセサリーについて、本物であるか・偽物であるかを見分けるためには、刻印やサイズ感、重量などをチェックしましょう。また、製造された年代によっても、偽物の流通量が変わっているとされるため、製造年代も確認する必要があります。
確実に本物のクロムハーツのアクセサリーを購入するためには、直営店(正規代理店)を選択することがおすすめです。フリマアプリやリサイクルショップなどで、中古品が販売されている場合がありますが、偽物を購入してしまうリスクの高い買い方です。誤って偽物を買ってしまいたくない方は、直営店(正規代理店)で確実に本物のクロムハーツを購入しましょう。