5円玉エラーコインは高価買取!?穴なし穴ズレなど珍しい硬貨や古銭の特徴
お財布の中に「5円玉エラーコイン」を見つけたとき「これは高く売れるのだろうか?」と気になってしまうものです。古銭買取市場でもエラーコインは人気があるジャンルの一つで、額面を大きく上回る高値での買取が成立することがあります。今回は5円玉エラーコインとはなにか、どのような種類があるのか、など古銭買取の視点でエラーコインを取り上げていきます。
5円玉エラーコインとは
5円玉エラーコインとは貨幣の鋳造過程で何かしらのミスが発生し、正しく製造されなかったコインです。
通常、正常なコイン以外は検査時に取り除かれて市場に流通することはないのですが、様々な「たまたま」が重なったことで市場に出てしまったものになります。
5円玉以外にもエラーコインは存在します。
5円玉や50円玉は穴のある硬貨のためエラーコインの代表格である「穴なし」「穴ズレ」が有名ですが、1円玉や100円玉にもデザイン系のエラーコインも多く見つかっています。
5円玉エラーコインの種類や特徴
5円玉エラーコインにはこれまでにいくつかの種類が発見されています。主なエラーを挙げると、「穴なし、穴ズレ、角度ズレ、刻印ミス(刻印ズレ)、影打ち(両面が同じデザイン)、ヘゲエラー(めくれ)」などがあります。
中でも、コレクターから人気の高いものは「穴なし」の5円玉エラーコインです。
穴なしエラーコインは他のエラーコインに比べると流通前のチェック段階で弾かれやすい(エラーコインとして除外されやすい)特徴があります。
これは重量の問題で、穴が空いていないことにより重量でエラーだと判別が容易ですが、デザイン系のエラーは日常利用している私たちでも気づかないまま利用していることもあるくらいで、「よく見たらエラーコインだった」といったケースも多いのです。
さらに、穴なし5円玉はエラーコインとして「パッと見てわかりやすい」といった点も人気を集めている理由の一つでしょう。
5円玉エラーコインは古銭買取で買い取ってもらえるのか
ここからは、5円玉エラーコインを売りたいと考えている方に、エラーコインは古銭買取で買い取ってもらえるのかどうか、高く買い取ってもらえるのだろうか、などについて解説します。
エラーコインはいくらになる?
エラーコインは硬貨の状態に加えて、製造年やエラーコインの種類によって買取額が異なります。例えば、製造枚数が少ない年のエラーコインは希少性が高くなるため高価買取の可能性がアップします。
また、製造年が新しいほど高値が付きやすい傾向にあります。昔に比べて鋳造技術が向上したことによってエラーコインの発生が少なくなり、それによって希少価値がつくこともあります。
5円玉には現行通貨でも旧デザインと新デザインがあり、単純な製造年だけの判断とはいかず、古銭市場の需給バランスによっても買取価格は変動している現状があります。
ただし、エラーコインならなんでも買い取ってもらえるというわけではなく、状況によっては買取業者でも買取不可の場合もあります。
過度な期待をするとがっかりすることもあるので、他の買取依頼品(金貨、ブランド品、着物など)と併せて査定に出すのが良いでしょう。
買取業者に査定依頼を
5円玉エラーコインを売るときは買取業者に買い取ってもらうのも一つの方法です。古銭買取に精通した査定士が在籍している買取業者では、エラーコインの価値を正しく見定めた上で買取価格を付けてくれます。
なお、福ちゃんではエラーコインだけでなく記念硬貨やプルーフ金貨などの古銭、そして着物やブランド品など別のジャンルが混在している場合でも買取のご相談が可能なため、まとめて査定依頼される方が多くなっています。
※エラーコインは査定の結果、お買取ができない場合もございます。
まとめ
5円玉エラーコインは珍しい硬貨としてコレクターからの人気も高いジャンルです。古銭買取でも額面以上での買取実績が多数ありますので、状態次第では高価買取の可能性も十分にあります。
古銭買取で高い値がつくものといえば、昔の大判小判や記念硬貨を中心に外国の古い金貨などが取り上げられるケースが多いですが、私たちが日常生活の中で利用している現行貨幣の中にもエラーコインのような高価買取の対象になるものがあります。
たまにはお財布の中の硬貨をチェックして、お宝探しを楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。