バラ切手や切手シートとは?高く売るための方法も解説!
今回のテーマは、「バラ切手と切手シート」です。バラ切手や切手シートとはそもそも何なのか解説したうえで、「バラとシートではどっちのほうが高く売れる?」「うちにはバラ切手しかないけど買い取ってもらえる?」といったよくある疑問にもお答えしたいと思います!
目次
「バラ切手」「切手シート」とは?
そもそも、「バラ切手」「切手シート」とはどのようなものを指すのか簡単にまとめておきましょう。まず切手シートとは、複数枚の切手がつながったシート状になっているものを指します。
現在、普通切手は100枚(10×10枚)のシートが基本です(ただし70円、110円、420円、そして慶事用80円切手は10枚シート、1,000円切手は20枚シート)。
また記念切手や特殊切手は、1枚ずつの切手のサイズが普通切手よりも大きいのが一般的なので、1シートにおさめられている切手の数は少ない傾向にあります。
一方のバラ切手とは、シートから切り離されて文字通りバラバラになっている切手を指します。
シートから1枚のみが切り離されている状態のものはもちろんのこと、2~3枚つながった状態でシートから切り離された状態のものもバラ切手と呼ばれます。
「バラ切手=切手シートではない切手」と言い換えてもいいでしょう。
そのほか、詳しくは下で述べますが、「シートから余白の“耳紙”が切り取られているもの」もバラ切手に含まれるのが一般的です。
切手シートのほうが価値が高い!
切手は、切手買取を手がける買取業者や金券ショップなどで売却することができますが、その際、「バラで売るよりもシートのほうが高くなる」という傾向にあります。
そもそも切手に限らず、買取を行う業者では品物の状態を最も重視します。
具体的には、未使用品で、できるだけ人の手が入っていないものを高く買い取る傾向にあるのです。
そのうえで考えると、バラ切手は「シートから切り離す」ということで人の手が入っている分、手つかずの状態の切手シートに比べると評価が低くなってしまいます。
また、切手はバラよりもシートのほうが需要が高い傾向にあり、そのためシートのほうがより高額で売れやすいということがいえます。
とはいえ、ものによっては数枚のバラ切手であったとしても切手シート以上に高い価値を持つことがあります。
印刷がズレていたり色が抜けていたりするエラー切手や、現存数が少ない古い年代の切手、さらに特に希少性が高いことで知られる中国切手などは、シートから切り離された1枚きりのバラ切手であっても高価買取が期待できます。
意外と厳しい?切手シートの定義について
すでにチラッと書きましたが、切手シートから余白の“耳紙”が切り取られた場合、それはもうシートではなくバラ切手と見なされてしまいます。
そう、切手シートの定義は、実はなかなか厳しいのです。
「耳紙」は残っているか?
耳紙とは、切手シートの余白のことを指します。
たとえば100枚ひと揃いの普通切手シートは、タテ10枚、ヨコ10枚の切手が並んでおり、4辺を囲むようにして余白の耳紙がついています。
この耳紙が切り取られるなどして欠けている場合、それは切手シートとは見なされません。(ただし、業者によっては耳紙がなくても切手が切り取られていなければシートと見なすこともあります)
「糊落ち」はしていないか?
経年劣化やその他の理由で、未使用のシートでありながら糊が落ちてしまったものは切手シートとしては扱われず、バラ切手と見なされることがあります。
バラ切手を高く売る方法とは?
切手は、バラの状態よりはシートのほうが高く売れる傾向にあります。
希少性が高い古い切手や人気が高い記念切手、さらに中国切手をはじめとする海外の切手なら話は別ですが、傾向としては、バラ切手はそれほど高く売れません。
ここでは、そんなバラ切手をできるだけ高く売る方法についてまとめてみたいと思います。
できるだけまとめて売る
不要なバラ切手がある場合には、できるだけ「複数枚をまとめて売る」ということを心がけましょう。
たとえば1枚きりでは値段がつかないような普通切手であったとしても、ほかの切手と一緒に持っていった場合はついでにいくらか値段をつけて買い取ってもらえる可能性があります。
まとめ
今回は、バラ切手と切手シートについてまとめてみました。
・バラ切手よりは切手シートのほうが価値が高い傾向にある
・「耳紙がある」「糊落ちがない」という切手シートが高く売れる
・バラ切手は「まとめて売る」のがおすすめ
というのが、特に押さえておきたいポイントです。
不要な切手を売却しようとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください!