1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイントを紹介

日本の記念硬貨プルーフ貨幣には金貨・銀貨・白銅貨など、素材によって種類が豊富です。どうしても額面の高い金貨が注目を集めやすい傾向にありますが、銀貨もコレクターから根強い人気があります。今回は銀貨の中でも「1000円銀貨」と呼ばれる額面1000円で発行された銀貨について紹介します。

日本で発行された1000円銀貨とは

1000円銀貨とは_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

1000円銀貨とは造幣局が記念硬貨として発行したもので、名称に入っている通り「」で作られた硬貨です。

1000円銀貨は単体で発行されることもありますが、多くは金貨銀貨セットもしくは金貨銀貨白銅貨セットで発行されることが多く、日本の国家的行事やスポーツの祭典やイベントなどを記念したタイミングで販売されています。

額面は1000円となっており、「1000円銀貨」と一般的に呼ばれるほか、「千円銀貨」「1000YEN銀貨」と表記されることもあります。ごく一部で銀で鋳造されていることから「シルバーメダル」や「シルバーコイン」と言われるケースもあるようです。

また、額面が1000円ではない銀貨もいくつかあります。下は昭和39年銘の「東京オリンピック記念100円銀貨幣」があり、上は昭和61年銘の「天皇陛下御在位60年記念1万円銀貨幣」があるなど、必ずしも銀貨は額面1000円と決まっているものではありません。

1000円銀貨の種類について

1000円銀貨の種類_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

これまでに日本では1000円銀貨には、下記にざっと挙げただけでも多くの種類が発行されています。

・東京オリンピック記念1000円銀貨(昭和39年銘)
・2002FIFAワールドカップ™記念1000円銀貨
・第5回アジア冬季競技大会記念1000円銀貨
・奄美群島復帰50周年記念1000円銀貨
・2005年日本国際博覧会記念1000円銀貨
・国際連合加盟50周年記念1000円銀貨
・2007年ユニバーサル技能五輪国際大会記念1000円銀貨
・地方自治法施行60周年記念1000円銀貨(各地域ごと)
・第67回国際通貨基金・世界銀行グループ年次総会記念
・東日本大震災復興事業記念1000円銀貨(第一次発行分~第四次発行分)
・東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会記念1000円銀貨
・第8回アジア冬季競技大会記念1000円銀貨
・小笠原諸島復帰50周年記念1000円銀貨
・明治150年記念1000円銀貨
・ラグビーワールドカップ2019™日本大会記念1000円銀貨
・郵便制度150周年記念1000円銀貨
・近代通貨制度150周年記念1000円銀貨

今回はその中でも有名な銀貨をいくつかピックアップしながら紹介します。

東京オリンピック記念(昭和39年銘)

東京オリンピック記念1000円銀貨(昭和39年銘)_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

昭和39年(1964年)の東京五輪開催を記念して発行された記念硬貨です。こちらの1000円銀貨は日本の象徴である富士山と桜のデザインが特徴的なデザインで、純銀製ではなく品位は「銀925・銅75」です。

なお、こちらは発行枚数が「1500万枚」と他の1000円銀貨と比べて多めです。

先ほど挙げた銀貨で比較的新しい「郵便制度150周年記念1000円銀貨」や「近代通貨制度150周年記念1000円銀貨」が各5万枚の発行枚数ですので、飛び抜けているのがわかります。

2002FIFAワールドカップ™記念1000円銀貨

2002FIFAワールドカップ記念1000円銀貨_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

日本と韓国の共同開催となったFIFAワールドカップ開催を記念して発行された記念硬貨です。

こちらの1000円銀貨にはワールドカップの優勝トロフィーと桜とムクゲが描かれており、品位は純銀です。

ワールドカップのようなスポーツの祭典にはコインコレクター以外のファンが多くいますので、人気が集まりやすい記念硬貨の一つでしょう。

もっと詳しく→FIFAワールドカップ記念硬貨買取の様子

第5回アジア冬季競技大会記念1000円銀貨

第5回アジア冬季競技大会記念1000円銀貨_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

青森県で2003年に開催された第5回アジア冬季競技大会を記念して発行された記念硬貨です。

1000円銀貨の品位は純銀で、裏面が大会シンボルマークとりんごがデザインされており、カラーの入った美しい銀貨に仕上がっています。

こちらの記念硬貨は「日本初のカラーコイン」で、単調色を組み合わせて色を表現する印刷方法によってカラー表現されました。

もっと詳しく→第5回アジア冬季競技大会記念硬貨を買取に出した方のご感想

奄美群島復帰50周年記念1000円銀貨

奄美群島復帰50周年記念1000円銀貨_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

2003年に奄美群島が日本に復帰して50周年を迎えたことを記念して発行されました。発行枚数は5万枚だったため、少ない部類に入ります。

こちらの1000円銀貨は、表面にルリカケスとテッポウユリが描かれたデザインのカラーコインで、裏面は奄美群島がマップのように表現されています。品位は純銀です。

もっと詳しく→奄美群島復帰50周年記念硬貨ってどんな硬貨なの?

2005年日本国際博覧会記念1000円銀貨

2005年日本国際博覧会記念1000円銀貨_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

2005年愛知県で国際博覧会の開催を記念して発行された記念硬貨です。

1万円金貨と1000円銀貨が発行されています。1000円銀貨は、表面の中央にカラーで彩られた地球と若木がデザインされていて、品位は純銀の銀貨です。

もっと詳しく→2005年日本国際博覧会(愛知万博)記念1万円金貨プルーフ貨幣セットの種類や特徴を解説

国際連合加盟50周年記念1000円銀貨

国際連合加盟50周年記念1000円銀貨_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

国際連合加盟50周年記念硬貨は国際連合加盟から50周年を記念して発行されました。1000円銀貨の表面は地球と桜花がカラーで表現されたとても華やかなデザインです。純銀製の銀貨となっています。

もっと詳しく→国際連合加盟50周年記念硬貨の買取実績を紹介

2007年ユニバーサル技能五輪国際大会記念1000円銀貨

2007年ユニバーサル技能五輪国際大会記念1000円銀貨_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

2007年に静岡県でユニバーサル技能五輪国際大会の開催を記念して発行された記念硬貨です。1000円銀貨の品位は純銀で、表面に虹とシンボルマークが描かれたカラーコインとなっています。

福ちゃん査定日誌→2007年ユニバーサル技能五輪記念硬貨を買取しました

地方自治法施行60周年記念1000円銀貨(各地域ごと)

地方自治法施行60周年記念1000円銀貨_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

地方自治法施行60周年記念硬貨は「地方自治法」が施行されてから60周年を記念して発行された記念硬貨です。1000円銀貨の両面はプルーフ加工されたプルーフ貨幣となっており、見た目が非常に美しい仕上がりになっています。

また、1000円銀貨の品位は純銀で、デザインは各地域の特徴が表現されたデザインとなっています。地域によってそれぞれデザインが異なるため、飽きることなく見ていられるご当地銀貨シリーズです。

もっと詳しく→「地方自治法施行60周年記念硬貨」はどんな硬貨?

第67回国際通貨基金・世界銀行グループ年次総会記念1000円銀貨

第67回国際通貨基金・世界銀行グループ年次総会記念_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

第67回国際通貨基金・世界銀行グループ年次総会記念1000円銀貨は東京で2012年に行われた「第67回国際通貨基金・世界銀行グループ年次総会」の開催を記念して発行された記念硬貨です。

こちらの1000円銀貨は純銀製ではなく品位は「銀925・銅75」です。表面は富士山と江戸の人々の様子が描かれたカラー仕上げ、裏面は世界地図がデザインされています。

東日本大震災復興事業記念1000円銀貨(第一次発行分~第四次発行分)

東日本大震災復興事業記念1000円銀貨_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

東日本大震災復興事業記念1000円銀貨は2011年に発生した「東日本大震災」復興事業の一環として発行された記念硬貨です。

1000円銀貨はいずれも純銀製となっていて、第一次発行分~第四次発行分それぞれでデザインが異なるカラーコインとなっています。

もっと詳しく→「東日本大震災復興事業記念硬貨」はどんな硬貨?

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会記念1000円銀貨

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会記念1000円銀貨_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会記念1000円銀貨は2021年に開催された東京五輪を記念して発行された記念硬貨です。

1000円銀貨の品位はいずれも純銀で、発行時期によってもすべてデザインが異なり、さまざまな競技が描かれています。

※上記画像は、「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣(リオ2016-東京2020 開催引継記念)」で、開催都市をリオデジャネイロから東京への引き継ぎをテーマして発行されたものです。「日本で初めての両面カラーコイン」となります。

もっと詳しく→2020オリンピック競技大会記念一万円金貨幣の詳細と買取アップのコツ

第8回アジア冬季競技大会記念1000円銀貨

第8回アジア冬季競技大会記念1000円銀貨_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

第8回アジア冬季競技大会記念1000円銀貨は2017年に北海道の札幌市にて行われた「アジア冬季競技大会」の開催を記念して発行されました。

銀貨の発行枚数は5万枚と少なめな一方で、販売抽選に多くの希望者が応募したため当選率が非常に低くなるほどの人気でした。

1000円銀貨の品位は純銀製です。表面にフィギュアスケートとスキージャンプの選手が描かれ、裏面にはカラーの大会エンブレムがデザインされています。

もっと詳しく→「第8回アジア冬季競技大会記念硬貨」はどんな硬貨?

小笠原諸島復帰50周年記念1000円銀貨

小笠原諸島復帰50周年記念1000円銀貨_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

小笠原諸島復帰50周年記念1000円銀貨は2018年に小笠原諸島が日本に返還されてから50周年を迎えたことを記念して発行された記念硬貨です。

1000円銀貨の表面は「南島扇池・ハハジマメグロ・ムニンヒメツバキ」がカラーで描かれ、まるで写真をみているかのような鮮やかな仕上がりになっています。銀貨の品位は純銀です。

もっと詳しく→「小笠原諸島復帰50周年記念硬貨」はどんな硬貨?

明治150年記念1000円銀貨

明治150年記念1000円銀貨_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

明治150年記念1000円銀貨は2018年に江戸幕府から明治へと変わり、新政府発足の大きな転換期となったときから150周年を迎えたことを記念して発行された記念硬貨です。

1000円銀貨の品位は純銀製で、裏面デザインが明治初期の20円金貨幣の紋様で、表面がカラーで明治初期の鉄道駅の様子が描かれています。

もっと詳しく→「明治150年記念硬貨」の買取実績とお客様の声

ラグビーワールドカップ2019™日本大会記念1000円銀貨

ラグビーワールドカップ2019日本大会記念1000円銀貨_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

ラグビーワールドカップ2019日本大会記念1000円銀貨は2019年に日本でおこなわれたラグビーワールドカップ開催を記念して発行された記念硬貨で、1万円金貨と1000円銀貨の2種類が発売されました。

1000円銀貨の品位は純銀です。デザインは両面ともカラーが入ったデザインとなっており、表面にラグビーのタックルシーンとゴールポスト、裏面ではトーナメントマークとラグビーボールが描かれています。

もっと詳しく→ラグビーワールドカップ2019日本大会記念硬貨の買取体験談

郵便制度150周年記念1000円銀貨

郵便制度150周年記念1000円銀貨_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

郵便制度150周年記念1000円銀貨は2021年に郵便制度が始まってから150周年を迎えたことを記念して発行された硬貨です。

1万円金貨と1000円銀貨が発売されており、ともにプルーフ加工の施されて見た目が非常にきれいなプルーフ貨幣となっています。

1000円銀貨の表面はカラーデザインで、丸形郵便ポストと郵便物を馬車に搭載している風景が描かれています。品位は純銀の銀貨です。

近代通貨制度150周年記念1000円銀貨

近代通貨制度150周年記念1000円銀貨_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

近代通貨制度150周年記念1000円銀貨は2021年に近代通貨制度がはじまった150周年を記念して発行された記念硬貨です。1万円金貨、5000円金貨、1000銀貨の3種類が発売されています。

1000円銀貨は純銀製で、「」の文字が描かれた特徴的なデザインです。

もっと詳しく→近代通貨制度150周年記念一万円金貨幣プルーフ貨幣の詳細と買取アップのコツ

1000円銀貨やプルーフ貨幣を高く売るポイント

1000円銀貨を高く売るコツ_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

1000円銀貨やプルーフ貨幣で状態がよく、発行枚数が少ないものは高価買取も期待できます。

また、素材の「」自体にも価値があり、純銀などであれば銀の相場価格も買取価格に影響を及ぼすため、銀価格が高騰しているときに売るのも高く売るためのポイントです。

最近では1000円銀貨がプルーフ仕上げになっていたり、色が入ったカラーコイン仕上げになっている硬貨が増えてきたため、保管状態には注意して硬貨に傷をつけないようにしましょう。

傷の有無や購入時の付属品の有無によっても査定額が変わることもありますので、新品同様の状態に近ければ近いほどマイナス査定となる項目が少なくなり、買取額が上がりやすい傾向にあります。

▼1000円銀貨を高く売るためのポイント3選▼
・良い状態で買取に出す(日頃の保管方法や取り扱いに注意しましょう)
・付属品は一緒に買取に出す(購入時のケースは捨てないようにしましょう)
・福ちゃんに買取依頼する(知識豊富な査定士が多く在籍しています)

福ちゃんでは1000円銀貨の買取はもちろんのこと、記念硬貨やプルーフ貨幣買取の専門的知識が豊富な査定士が多く在籍しています。

硬貨の希少価値と状態(コンディション)とのバランスなど、銀貨の持っている価値をしっかりと見極めた上で評価と査定をおこないます。単純に銀素材だけの判断ではなく、コレクター価値や最新の需要と供給も考慮して価格を提示できるため、少しでも高く売りたい場合はぜひ弊社にお任せください。

まとめ

プルーフ銀貨は福ちゃん_1000円銀貨の種類や価値は?プルーフ貨幣買取で銀貨を高く売るためのポイント

今回は日本で発行されている1000円銀貨の種類や特徴・価値などをお伝えしてきました。

銀貨単体でも価値はありますが、ほとんどの場合が金貨とセットになって発売される商品が多いため、手放す際には一緒に査定に出すと高価買取に期待ができます。

また、日本の銀貨だけでなく海外でも銀貨は様々な種類が発行されていて、状態が良いものや発行枚数が少なく希少価値のあるものは高値で取引されています。

どうしてもプルーフ貨幣セットや金貨などに注目が集まりがちですが、銀貨にも素敵なデザインや見た目が美しいプルーフ銀貨もたくさんあり、銀貨の人気が低いなんてことは決してありません。

むしろ、金貨に比べると安く購入できることもあり、銀貨を専門にコイン収集しているコレクターもいるほどです。

今回取り上げた銀貨は一部を除いて純銀製のものが多く額面以上の買取も期待できますので、「不要になってしまった」とお考えの方はお気軽に福ちゃんにご相談ください。

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