プルーフ貨幣はいくら？日本のプルーフ金貨の値段を徹底調査

プルーフ貨幣はいくらなのか？プルーフ貨幣の値段がどのくらいなのか参考程度に知っておきたい方も多いかと思います。今回は買取価格と同じくらい気になってしまうプルーフ金貨の価格を紹介します。特に、日本のプルーフ金貨に厳選して紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

日本のプルーフ金貨の価格

これまで福ちゃんコラムでも国内外のプルーフ貨幣やプルーフ金貨を紹介してきましたが、やはり馴染み深い日本のプルーフ金貨は外国の金貨と比べて手を出しやすいとされています。

その大きな理由の一つとしては、財務省や造幣局などが発行していているため、直接購入すれば「偽物を買ってしまった」などのリスクがほぼないため安心して購入できることにもあるでしょう。

例えば、外国のプルーフ金貨でもイギリスの王立造幣局が公式発行しているプルーフ貨幣にも人気の高い素敵な金貨はたくさんありますが、どうしても日本発行の日本のプルーフ金貨のほうが安心できるという人がいるのも事実です。

さて、本題となるプルーフ貨幣の値段ですが、これまでに日本で発行された「プルーフ金貨の販売価格帯はおよそ4万円から15万円」です。ただし、プルーフ金貨には額面1万円のものから10万円のものまで発売されていますので、販売金額も幅広くなっています。

また金貨という特性上、発行当時の地金相場が販売価格にも影響を及ぼしますので、入手のタイミングや売却のタイミングはとても重要になります。

プルーフ金貨以外で通常のプルーフ貨幣の種類や区別方法・高く売るポイントなどを詳しく知りたい方は以前のコラムもあわせてお読みください。

日本のプルーフ金貨の種類と値段

ここからは実際に日本ではどのようなプルーフ金貨が発行されていて、どのくらいの値段で販売されているのか。主な日本の金貨を取り上げていますので、値段とあわせてみていきましょう。

天皇陛下御在位60年記念プルーフ金貨（1987年度）

販売金額：126,500円

昭和元号において天皇陛下の御在位60周年を記念して発行されたプルーフ金貨です。こちらは額面が10万円の金貨で、現在発行されているプルーフ貨幣の中でも10万円は最高額となっています。

福ちゃんでも高価買取の事例も多く、コレクターからも人気のあるプルーフ金貨の一つです。

※参考※→天皇陛下御在位60年記念硬貨についての詳細はこちら

天皇陛下御即位記念プルーフ金貨（1990年度）

販売金額：113,300円

平成元号において天皇陛下の御在位を記念して発行されたプルーフ金貨です。額面が10万円となっているプルーフ貨幣で、デザインも非常に豪華となっています。

直径33mmで重量も30gと、他のプルーフ金貨に比べても大きめの金貨というのも特徴的です。

元号が変わるタイミングとなる御即位を記念して発行されているため、コレクターからは「その元号の始まりとなるプルーフ金貨」との認識もあり、こちらも人気の高い逸品です。

※参考※→天皇陛下御即位記念硬貨を福ちゃん買取に出した方のお声はこちら

皇太子殿下御成婚記念プルーフ金貨（1993年度）

販売金額：70,000円
※金貨・銀貨・白銅貨の3点セットの価格

皇太子殿下の御成婚を記念して発行されたプルーフ金貨です。金貨の他に銀貨と白銅貨がセットになっているプルーフ貨幣となっています。

なお、皇太子殿下御成婚記念プルーフ金貨は1994年「最も技術的に優れた貨幣賞」の受賞コインですので、コレクターからの人気や評価も高めです。

もし売却をお考えの際は、単品で査定を依頼するよりもセットで買取に出したほうが高値が付きやすいのでまとめて買取依頼に出すようにしましょう。

※参考※→皇太子殿下御成婚記念プルーフ貨幣の金銀銅セットの種類や特徴の詳細はこちら

長野オリンピック記念プルーフ金貨幣（1996～1997年度）

販売金額：38,000円
※第1次の価格（第2次と第3次は38,737円）
※いずれも金貨単独販売の価格

長野五輪の開催を記念して発行されたプルーフ金貨です。こちらは発売時期によってデザインが異なり、第一次から第三次までとバリエーションも豊富です。

五輪に関するプルーフ金貨はコイン蒐集家からの人気も高いため、状態が良ければ高価買取が期待できるプルーフ金貨の一つです。

※参考※→長野オリンピック記念プルーフ貨幣の詳細はこちら

天皇陛下御在位10年記念プルーフ金貨（1999年度）

販売金額：41,000円

平成元号における天皇陛下の御在位10周年を記念して発行されたプルーフ金貨です。コレクターの間でもこちらの金貨は人気が高く、高価買取が期待できる逸品です。

また、重量が20gかつ純金製となっていますので、地金価格が上がっているうちに売却するのも選択肢の一つでしょう。

※お声※→天皇陛下御在位10年記念プルーフ金貨の買取体験談はこちら

天皇陛下御在位20年記念プルーフ金貨（2009年度）

販売金額：80,000円

平成元号における天皇陛下の御即位20周年を記念して発行されたプルーフ金貨です。

表面デザインになっている、鳳凰と瑞雲と皇居二重橋といった重厚感を感じられる描写が好きだという人も多く、高値で取引されやすいため高価買取されやすい金貨です。

また、2010年「最も美しい貨幣賞」の受賞コインですので、世界的な評価や実績も十分あります。

もし、お手元にあり不要になった際には、銀行で換金するのではなく買取業者に査定してもらうのが良いでしょう。

※参考※→天皇陛下御在位20年記念プルーフ金貨を実際に売却した方のお声はこちら

東日本大震災復興事業記念一万円プルーフ金貨（2015年度）

販売金額：95,000円

2011年の東日本大震災に対する復興事業の一環として発行されたプルーフ金貨です。

こちらの東日本大震災復興事業記念一万円プルーフ金貨のデザインは、第一次から第四次まで分かれた発行時期によってそれぞれ異なります。

どの金貨も人気がありますが、「復興応援国債」所有者に対する金貨だと贈答用の特別ケースになっているため、希少価値がさらに評価されるとされています。ただし、金貨自体のデザインは同じですので、買取に出す際には特別ケースとセットで査定依頼に出しましょう。

※参考※→東日本大震災復興事業記念一万円プルーフ金貨を実際に売った方の買取情報はこちら

東京2020オリンピック競技大会記念一万円プルーフ金貨幣（2018～2019年度）

販売金額：120,000円
※第一次発行分「流鏑馬と心技体」プルーフ貨幣セットの価格

2021年の東京五輪開催を記念して発行されたプルーフ金貨です。実際に開催されたのは2021年ですが、もともと2020年に開催が予定されていたため、そのまま2020の名称が使われています。

プレミア価格が付きやすい純金製かつスポーツの祭典をテーマとしたプルーフ金貨ですので、こちらの金貨を手放すときには銀行での換金より買取業者への査定依頼して金額を確認するのがおすすめです。

※参考※→東京2020オリンピック競技大会記念一万円金貨の特徴や買取額UPのコツはこちら

東京2020パラリンピック競技大会記念一万円プルーフ金貨幣（2020年度）

販売金額：122,223円

オリンピック同様にパラリンピックでもプルーフ金貨が発行されました。オリンピックとは異なるデザインですので、コレクターとしてはどちらも手に入れて揃えたくなってしまう、そんな素敵なデザインです。

※参考※→東京2020パラリンピック競技大会記念関連の買取情報はこちら

天皇陛下御在位30年記念一万円プルーフ金貨幣（2018年度）

販売金額：138,000円

平成元号における天皇陛下の御在位30周年を記念して発行された記念硬貨です。その後、退位により平成31年が令和元年となったため、こちらの御在位30周年記念プルーフ金貨が平成元号の天皇陛下御在位による金貨は最後となりました。

御在位の周年記念によって発行された金貨は10周年、20周年、30周年と3つのみとなりますので、ひそかに注目を集めているプルーフ金貨の一つです。

※参考※→天皇陛下御在位30年記念硬貨の買取実績とお客様の声はこちら

ラグビーワールドカップ2019™日本大会記念一万円プルーフ金貨幣（2018年度）

販売金額：120,000円

日本で2019年の9月から2ヶ月間かけて開催されたラグビーワールドカップを記念して発行されたプルーフ金貨です。ケースがラグビーボール状となった特別ケースのため、ラグビーファンからも人気のある逸品だとされています。

※参考※→ラグビーワールドカップ2019™日本大会記念一万円の買取体験談はこちら

天皇陛下御即位記念一万円金貨幣プルーフ貨幣（2019年度）

販売金額：140,555円

令和元号における天皇陛下の御即位を記念して発行されたプルーフ金貨です。

まだ発行されてからの年月がそこまで経過していないため現存している金貨の減少はあまり見られないものの、発行枚数が少ないため、希少価値という部分でも高価買取が見込める金貨の一つです。

※参考※→「令和元年天皇陛下御即位記念硬貨を売りました」のお声はこちら

プルーフ金貨の価格は額面より高い？

プルーフ金貨の販売価格は額面より高いケースがほとんどです。その理由としては、きれいなプルーフ仕上げのために通常貨幣に比べて特別な鋳造過程により手間がかかるためです。

また、プルーフ金貨の発行は国民的行事や世界的スポーツの開催などの特別な機会に発行されます。記念硬貨やプルーフ金貨を発行して販売することで、各方面の財源に売上を充てる目的も含まれているのです。

例えば、わかりやすいのが「東日本大震災復興事業記念一万円プルーフ金貨」などでしょう。こちらは復興事業の一つとして発行された経緯があり、復興のためにはそのための予算が必要になります。

こちらの記念硬貨発行の際には、個人向け復興応援国債を購入した方にも贈呈されました。内容としては、東日本大震災復興事業記念貨幣の発行は第一次発行分から第四次発行分まであり、それぞれ第801回債から第804回債を一定数購入している人へ贈呈用として振り分けています。

プルーフ金貨それぞれに額面はありますが、もともとお買い物で利用する通常貨幣の目的での発行ではないため、観賞用・収集用として手に入れて楽しむのが良いでしょう。

プルーフ貨幣が不要になったら売れる？

もしお手元にあるプルーフ貨幣が不要になった場合、ほとんどのケースで売却が可能です。現行貨幣として認められているものは銀行でも換金が可能ですし、買取業者に買い取ってもらうこともできます。

銀行での換金は原則額面通りの換金となりますので、1万円プルーフ金貨なら現行貨幣の1万円との換金です。ただし、買取業者へプルーフ金貨を買い取ってもらう場合は額面以上で買い取ってもらえることも多いのです。

特に、前項で挙げたプルーフ金貨などは額面以上の買取価格が期待できるものも多いため、そのまま銀行で換金するよりも前に一度査定してもらい、いくらの価格で買い取ってもらえるか相談したほうが良いでしょう。

逆に、プルーフ金貨以外で額面500円の白銅貨やバイカラークラッド貨のみの売却はそこまで高値での買取は期待できません。セットで購入したものに関してはそのままセットで査定してもらったほうが高値が出やすいため、セットのまま買取依頼に出すのがベストだといえます。

まとめ

日本のプルーフ金貨の歴史は外国に比べるとそこまで長くないものの、毎年少しずつ発売の発行枚数が減少してきています。そのため、将来的に希少性の部分での評価が高まる可能性を見込んで高値で取引されているケースも多くなっています。

プルーフ金貨の良さは見た目の美しさにもありますが、金で鋳造されているため大きな値崩れがしにくい傾向にあります。状態が良ければプレミア価格での買取も珍しくないため、コレクターを中心に人気が高い分野といえます。

また、最近では地金価格が上がっていることで、買取に出す方も増えてきています。福ちゃんでもプルーフ貨幣買取をおこなっていますので、もしご不要になったプルーフ貨幣や金貨がありましたらお気軽にご相談ください。