大正兌換銀行券の買取価値は?|1円は現行札!どう手放すのがいい?
「大正兌換銀行券の価値が知りたい」
「大正兌換銀行券はどこで買い取ってもらえる?」
など、大正兌換銀行券の買取について知りたい方のために、大正兌換銀行券の情報をまとめました。
手放すなら、なるべく高く買い取ってもらいたいと誰もが思うでしょう。
どこに買い取ってもらうのが一番いいかも紹介しています。
目次
大正兌換銀行券って何?
大正兌換銀行券とは、大正時代に発行された兌換紙幣です。
当時の日本は、金と同等の価値があると保証する紙幣を発行し、金と交換できるとして兌換紙幣が流通していました。
発行された経緯
大正時代は第一次世界大戦の真っ只中で、日本製の武器等の需要が高まったことから日本は好景気となりました。
紙幣もたくさん必要になったため、大正兌換銀行券という新たな紙幣を発行したのです。
当時は写真技術が飛躍的に向上していたので、紙幣が偽造されやすくなっていました。
大正兌換銀行券は、偽造防止対策を施し、デザインも当時の流行に乗ったものに一新されたと言われています。
兌換性はある?
大正兌換銀行券という名前ですが、兌換性がなく、金との交換はできません。
第一次世界大戦により、各国が金本位制を停止したので日本も一時停止という体制をとっていました。
世界が再び金本位制を採用した際に復活させようとして兌換紙幣を発行し続けていましたが、世界恐慌や昭和恐慌などで安定させることができなかったとされています。
そして、時代は紙幣の発行額を国家が管理統制する管理通貨制度となり、金本位制は完全廃止の流れとなりました。
大正兌換銀行券の額面を紹介|1円札の価値は?
- ・20円
- ・10円
- ・5円
- ・1円
大正兌換銀行券の額面は、20円、10円、5円、1円の4種類が発行されました。
1円札は今でも現金としての価値を失っておらず、1円として使用できますが、古紙幣としての価値はどうでしょうか。
それぞれの価値を紹介します。
20円
20円札は、菅原道真が肖像画として採用され、額面が横書きで書いてあることから「横書き20円」と呼ばれています。
大正兌換銀行券の20円札は、日本銀行が発行する紙幣初の「2」がつく紙幣です。
買取相場は数万円ですが、未使用品で状態が良好であれば数十万円になることもあります。
10円
10円札には、左側に和気清麻呂、右側に護王神社が描かれています。
肖像画が左側にあるデザインは珍しいため「左和気10円札」と呼ばれています。
たくさんの紙幣を発行し続けている日本ですが、左側に肖像画がある紙幣は大正兌換銀行券の10円札のみです。
数千円から数万円で取引されることが多く、貴重な古紙幣として注目されています。
5円
5円札は、武内宿禰と宇倍神社が印刷されており、「大正武内5円」「白ひげ5円」という異名を持っています。
大正兌換銀行券の前に作られた乙号兌換銀行券5円札は、偽造防止のために使用した特殊な緑色のインクを使用していました。
そのせいで肖像画が幽霊のように見えて不評だったため、変わって大正兌換銀行券5円札が発行されたと言われています。
買取価格は数千円となることが多いですが、未使用品は数万円も期待できるでしょう。
1円
デザインは違いますが、1円札の肖像画も5円札同様武内宿禰です。
記番号がアラビア数字で印刷されているので「アラビア数字1円」と呼ばれています。
今でも1円として使用できますが、買取相場は額面をはるかに超える数十円から数百円なので、買い取ってもらった方がお得です。
美品だと数千円の査定額がつく可能性もあるでしょう。
大正兌換銀行券以外の兌換紙幣
- ・日本銀行兌換銀券
- ・改造兌換銀行券
- ・甲号・乙号兌換銀行券
日本では、大正兌換銀行券以外にも、さまざまな兌換紙幣が発行されました。
そのなかで、日本銀行が設立されてから発行された注目の兌換紙幣を3つ紹介します。
日本銀行兌換銀券
日本銀行兌換銀券は、日本銀行設立後に初めて発行された兌換紙幣です。
100円、10円、5円、1円の4種類が発行されています。
当時の日本は金が不足していたので、日本銀行兌換銀券は銀と同等の価値と交換が保証されていました。
紙を強くするためにコンニャク粉が混ぜられていたため、虫や鼠に食べられることが多かったと言われています。
日本銀行兌換銀券について詳しくはこちら↓↓
日本銀行兌換銀券は買取可能?種類や価値、歴史を解説
改造兌換銀行券
改造兌換銀行券は、虫や鼠に齧られやすい日本銀行兌換銀券の改造版として作られました。
発行された額面は日本銀行兌換銀券と一緒で、100円、10円、5円、1円の4種類です。
どの額面も古紙幣として価値が高いですが、特に100円は希少価値が高く、取引事例は報告されていません。
改造兌換銀行券について詳しくはこちら↓↓
改造兌換銀行券の買取|価値や種類、通称名など解説
甲号・乙号兌換銀行券
大正兌換銀行券が発行される前に流通していたのが、甲号兌換銀行券と乙号兌換銀行券です。
甲号兌換銀行券は100円、10円、5円、乙号兌換銀行券は5円が発行されました。
乙号兌換銀行券は、透かしや特殊なインクの使用など当時最高レベルだった偽造対策が盛り込まれた紙幣です。
甲号・乙号兌換銀行券について詳しくはこちら↓↓
甲号、乙号兌換銀行券は買取可能?種類別の価値やその他兌換紙幣
大正兌換銀行券を買い取ってもらう方法
- ・フリマアプリ
- ・ネットオークション
- ・買取業者
大正兌換銀行券などの古紙幣を買い取ってもらう方法は、フリマアプリやネットオークション、買取業者の3つが一般的です。
どの方法が一番いいのかを解説します。
フリマアプリ
フリマアプリは自分で価格を決めて出品できるため、好きな価格で販売できます。
しかし、紙幣の価値を判断できたり、状態を見極めたりといったことができない場合に使用するのはおすすめできません。
ユーザーからすると価格に信用性がないので、いつまでたっても買ってもらえない、買ってもらったけどトラブルとなった、となることもあるでしょう。
ネットオークション
ネットオークションにはさまざまな古紙幣が出品されており、コレクターもよく見ているので一見良い方法に見えます。
しかし、素人が出品しても信頼が足らないので、思ったような取引ができないことがほとんどです。
運よく売れたとしても、相場以下になることも多いでしょう。
買取業者
大正兌換銀行券のような古紙幣は、買取業者に買い取ってもらう方法が一番安心です。
注意したいのが、買取業者の選定方法です。
古紙幣に対して豊富な知識を持っており、たくさんの取引をまとめた経験があるプロが在籍している業者を選定する必要があります。
古紙幣のことをよく知らない業者に持っていってしまうと、安く買い叩かれたり、買取自体を断られることもあるでしょう。
業者さえしっかり選べば適正な価値をつけてくれるため、理想の手放し方が可能です。
大正兌換銀行券の買取は福ちゃんへ
大正兌換銀行券は大正時代に発行された古紙幣で、20円、10円、5円、1円があります。
20円は大正兌換銀行券のなかで一番価値が高く、美品だと数十万円にもなるでしょう。
また、1円は現在も1円として使用できますが、古紙幣としての価値が高いため、買取に出した方がいい場合があります。
大正兌換銀行券などの古紙幣は、買取業者に買い取ってもらって手放す方法がおすすめです。
しかし、業者選びを間違えると価値を低く見積もられる可能性もあるため、注意が必要です。
福ちゃんなら古紙幣のプロが価値や状態を適正に判断して価格に反映します。
古紙幣の取引に関して高い実績も持っているため、信頼度の高い買取業者です。
大正兌換銀行券の買取は福ちゃんにお任せください。
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