Canon EOS R10とは?特徴・価格まとめ

今回はキヤノン(Canon)が2022年7月に発表したミラーレスカメラ『Canon EOS R10』についてまとめてみたいと思います。

小型かつ軽量、そして何といってもコストパフォーマンスの良さが特徴ということで早くも評判を集めているモデルとなっていますが、具体的なその特徴とは?

今回の記事ではCanon EOS R10ならではの特徴や価格についてまとめてみました。

Canon EOS R10の特徴

Canon EOS R10の特徴

キヤノンはこれまで一眼レフカメラの開発・生産において業界トップを貫いてきましたが、近年力を入れているのがミラーレス一眼カメラです。

Canon EOS R10はCanonの「EOS R」シリーズの最新機種(2022年10月現在)として発売されました。

キヤノンのデジタルカメラには「EOS+○○」という名称が使用されていますが、「EOS」は一眼レフシステムの開発コードである「Electro Optical System」の略で、ミラーレス一眼カメラには「EOS M」という名称が付けられています。

そして今回ご紹介している「EOS R」シリーズは2018年から発売されているミラーレス一眼カメラの一種で、より高性能なイメージセンサーを使用しているシリーズとなります。2018年に「EOS R」を、2020年には「EOS R5」「EOS R6」を続けて発表したことでも話題になりました。

これらの特徴としては、

  • ・強力な手ブレ補正を搭載していることにより高感度撮影に強い
  • ・軽量で初心者にも扱いやすい

といったことが挙げられます。

ちなみにキヤノンでは「カメラを始めたばかり」という方向けに開発されたエントリーモデル「EOS Kiss」シリーズを製造していますが、EOS Rシリーズの位置付けは初心者~中級者向けとなります。

今回ご紹介しているEOS R10最大の特徴は、Rシリーズで初めて「APS-Cサイズセンサー」を搭載しているということです。

ここで、「そもそもセンサーサイズとは何?フルサイズとは違うの?」という方のためにイメージセンサーについて説明させていただきます。

イメージセンサーとは、光を集めて画像を作り出すセンサーのことを指します。このセンサーの大きさは「○○mm×○○mm」と表記されます。

これまでのRシリーズに搭載されていたのは「フルサイズ」です。フルサイズは約36.0mm×24.0mmとイメージセンサー面積が大きいため、広い画角で撮影したり、ボケ感のある撮影をしたりすることができます。

一方、R10に搭載されているAPS-Cイメージセンサーの大きさは約23.6mm×15.8mmです。APS-Cは画角が狭くなりますが、その分被写体を大きく映し出すことが可能となります。

イメージセンサーにおいては、「大きくなればなるほど画質が良くなる」といわれることもありますが、前述したように「大きければ大きいほど良い」というものではありません。

APS‐Cセンサーは「被写体メインでより美しい写真を撮りたい」という方に向いているイメージセンサーです。

また、APS-Cはフルサイズよりもコストや重量を抑えられるという特徴も併せ持ちます。

EOS R10は幅が約122mm、高さ約87mm、奥行き約83mmと非常にコンパクトな作りになっている部分もポイントです。

こんな人におすすめ
  • ・初心者であるが、ワンランク上のカメラを所有したい
  • ・コストはなるべく抑えたい
  • ・実用性が高くコンパクトなものがいい

特に「エントリーモデルでは物足りないけど、ハイエンドモデルを買うのはちょっと早い気がする」といった方には最適な機種といえるでしょう。

Canon EOS R10の価格

Canon EOS R10の価格

Canon EOS R10専門店や家電量販店、ネットを活かした通販サイトなどで購入することができます。

ここでは近年主流になっている通販サイトでの価格をチェックしてみましょう。

主要通販サイトの価格(税込)
  • ・【Amazon】171,800円
  • ・【楽天市場】166,280円
  • ・【ヨドバシカメラ】176,880円
2022年10月現在

こうしてみると16~17万円(2022年10月現在)とまずまずの価格帯というところですが、すでに中古品の販売も行われていますので、中古で購入することも可能です。

たとえば2022年10月現在、楽天市場では約12~13万円で本体のみの中古品を購入することができます。

まとめ

今回の記事ではCanon EOS R10の特徴や価格についてまとめてみましたが、いかがでしょうか。

Canon EOS R10の大きな特徴は初心者向けに寄せ過ぎず、ハイエンドモデルほどの価格帯、操作性の難しさがない「中級機」ということ。既存の中級機の中でも最新機能やAPS‐Cセンサーを搭載しているということがポイントとなります。

「とっておきの一台を探している」という方の参考になれば幸いです。

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