尺八(しゃくはち)とは

尺八はリードのないエアリード楽器としてメディア等を通じて目にする機会のある木管楽器です。尺八にはいくつかの流派があり、それだけ歴史の長い楽器ですが尺八が奏でる音色はどこか渋みを感じられる一方で艷やかで突き上げるような音など表現豊かな楽器です。今回は尺八とはどのような楽器なのかを中心に同楽器を扱う代表的な楽器メーカーを紹介します。

尺八(しゃくはち)とは

尺八(しゃくはち)は日本の伝統楽器の一種で「木管楽器」に分類されます。現在では単独での演奏も行われ、一部のクラシックやポップスで演奏されるようになりました。

そんな尺八の歴史は古く5世紀に唐(現在の中国)で作られた管状の楽器が起源とされています。

そして、7~8世紀になると現在の姿をした「尺八」が日本に伝わり、平安時代まで雅楽に用いる楽器として用いられていました。

長い歴史の中には「尺八は虚無僧が吹くもの」されてきた時代もありましたが、江戸時代後期になると尺八と琴、三味線の合奏などが流行。これにより尺八は徐々に大衆化していったとされています。

ちなみに尺八は虚無僧の影響を大きく受けたとされる「琴古流(きんこりゅう)」、明治以降に成立した「都山流」のふたつの流派が存在します。

現在演奏人口が多いのは都山流のほうで、こちらの流派には他の楽器(西洋楽器など)とアンサンブルしやすいという特徴があります。

代表的なメーカーとしてはワダ楽器、YAMAHA(ヤマハ)などが知られており、最近では大手ショッピングサイトでも取り扱われています。

【ワダ楽器】富山を代表する和楽器メーカー

1950年に創業されたワダ楽器は、当初木工関係の部品製造などを行うメーカーでした。

1965年、「ワダ木製管楽器製作所」設立後、縦笛の製造を開始。1970年から本格的に尺八の製造を開始しました。

初代社長は製造者でありながら都山流の大師範という一面を持っており、日本における尺八の普及に大きく貢献しました。

ワダ楽器の尺八の特徴は天然の竹を用い、ひとつひとつ手作業で作られていること。ワダ楽器の尺八はプロ、音楽関係者にも「音律の狂いがなく吹きやすい」と評価されています。

またワダ楽器ではビギナー向けの価格帯のものから中級者~上級者向けの価格帯のものも販売しているため、自分のレベルに合わせて尺八を選ぶことができます。

ショッピングサイトや公式サイトからの注文が可能であるため、店舗まで足を運ぶことができない人も気軽に手に入れることができます。

【YAMAHA】学校向け楽器の製造も行う楽器総合メーカー

尺八(しゃくはち)とは

ピアノやギター、金管楽器や木管楽器などで知られているYAMAHA(ヤマハ)。

以前は尺八や三味線、和太鼓といった楽器の取り扱いは難しいとしていた同社でしたが、2002年以降、義務教育の中で和楽器が必修となったこともあり、YAMAHAは本格的な尺八の取り扱いを開始。

最近はプラスチック製の尺八なども製造されていますが、YAMAHAは天然木を使用した本格的な尺八も取り揃えています。

尺八の和楽器買取なら福ちゃんへ

尺八は和楽器を始めたいと考えている初心者におすすめの楽器として名前の挙がりやすい楽器の一つです。

当然ながら、誰でも簡単に・・・というものではありませんが、尺八独特の音色を奏でられるようになれば、その音色の幅の広さから独奏や他の楽器との合奏を楽しめるようになるでしょう。

福ちゃんではご自宅で不要になった尺八の買取を行っています。新しい尺八に買い替えるために一旦手放したいと考えている方も弊社の和楽器査定をぜひご利用ください。

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