マンガ・アニメ切手の価値とは?代表的な切手も紹介

今回のテーマは、日本が誇るマンガ・アニメをデザインに取り入れた、その名も「マンガ・アニメ切手」です。

現在では世界的な人気を誇る日本のマンガやアニメですが、切手デザインの世界でも1990年代の後半から現在に至るまで人気が高いモチーフになっています。

今回の記事では、そんなマンガ・アニメ切手の価値や代表的な切手について紹介します。

マンガ・アニメ切手とは?

マンガ・アニメ切手の価値とは?代表的な切手も紹介

マンガやアニメのキャラクターをデザインに取り入れた切手は数多くありますが、その元祖となったのは1997年に発行された「戦後50年メモリアルシリーズ第5集」です。

戦後50年を記念し、戦後の日本で活躍した芸能人や文化人の肖像を取り入れたシリーズの第5集で、映画スターの石原裕次郎や歌手の美空ひばりと並び、「(1)手塚治虫とキャラクター」「(2)手塚治虫の自画像とアトム」という2種類のマンガ切手が発行されました。

このうち、(1)は手塚治虫の肖像写真と、手塚が生み出した鉄腕アトムやジャングル大帝レオ、リボンの騎士サファイア、天才外科医ブラック・ジャックといった人気キャラクターがデザインされています。

また、(2)は手塚自身の姿をマンガ調に描いた自画像とアトムが肩を組むというデザインになっています。

ただし、これはマンガ・アニメをメインにした切手というよりも、戦後に活躍した人物を顕彰するという目的をもとにデザインされたものであり、純粋なマンガ・アニメ切手とはいえないという考え方もあります。

そういう意味でいえば、日本初のマンガ・アニメ切手は「戦後50年メモリアルシリーズ第5集」と同年の1997年に発行された「ドラえもん切手」ということになるでしょう。

“ドラえもんと手紙”をテーマにした全5種類の80円切手と、作品に登場するのび太やジャイアン、スネ夫、しずかちゃんといったキャラクターのシールがセットになったシートです。

これ以降、日本では『サザエさん』『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』『アンパンマン』をはじめ、さまざまなマンガ・アニメをモチーフにした切手を発行しています。

代表的なマンガ・アニメ切手を紹介

マンガ・アニメ切手の価値とは?代表的な切手も紹介

日本で初めてのマンガ・アニメ切手としては、手塚治虫のキャラクターや『ドラえもん』をモチーフにしたものが挙げられますが、そのほかにはどんな種類の切手があるのでしょうか。

ここでは、代表的なアニメ切手をいくつか紹介します。

20世紀デザイン切手シリーズ

20世紀を象徴する事物をデザインした切手を集めたシリーズです。

第17集まで発行されていますが、マンガ・アニメがモチーフとして採用されるのは第10集から。

第10集にはマンガ版の『サザエさん』『鉄腕アトム』が採用され、第15週には『機動戦士ガンダム』が採用されています(そのほかにも第14週の『ベルサイユのばら』『宇宙戦艦ヤマト』など多数のマンガ・アニメをモチーフにした切手が発行されています)。

第15週の『機動戦士ガンダム』は2種類で、主人公のアムロ・レイの背後にビームサーベルを構えたガンダムがデザインされたものと、地に立つガンダムの背後にアムロのライバルであるシャアが操縦する赤いザクが不気味に描かれているものとなっています。

デザイン性の高さもあり、人気を得ているキャラクター切手のひとつです。

科学技術とアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ

第1集から第7集まで発行されているこちらの切手シリーズでは、文字通り科学に関係するSFアニメをメインにした切手が多く見られます。

第1集は、これもまた『鉄腕アトム』が採用されており、その後も第2集の『スーパージェッター』や第3集の『ふしぎなメルモ』をはじめ、多彩なアニメ作品をデザイン化した切手が発行されています。

アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ

こちらは、SFに縛られずさまざまなアニメをモチーフにした切手を生み出しているシリーズです。

2005年に発行された第1集は『ポケットモンスター』で、同年に発行された第2集は『ガンダム』となっています。

ちなみに、「20世紀デザイン切手シリーズ」のガンダム切手は、シリーズ第1作の『機動戦士ガンダム』のモチーフが使用されていましたが、こちらのガンダム切手は、アムロやシャアといった『機動戦士ガンダム』のキャラクターのほかに、女性人気も高い『新機動戦記ガンダムW』『機動戦士ガンダムSEED』のキャラクターをモチーフにしたものも発行されています。

切手コレクターだけでなくアニメファンからの人気も高い

マンガ・アニメ切手の価値とは?代表的な切手も紹介

日本の切手で高い価値を持つものといえば、江戸時代の浮世絵をモチーフにした「見返り美人」や「ビードロを吹く娘」などが有名ですが、マンガやアニメをデザインに取り入れた切手も高い人気があります。

特徴としては、「見返り美人」「ビードロを吹く娘」などが切手コレクターの間で人気が高いのに対して、マンガ・アニメ切手は作品のファンからの人気も高いことが挙げられます。

マンガやアニメを愛好する人の中には、自分が推しているキャラクターに関するグッズを集めることに熱心な方が少なくありませんが、そのような方の間でマンガ・アニメ切手は高い人気を得ているのです。

このように幅広い層からの人気を集めているため、ものによっては額面以上の価値がつくこともあります。

マンガ・アニメ切手の買取は福ちゃんにお任せください

マンガ・アニメ切手の価値とは?代表的な切手も紹介

さて、いかがでしょうか。

今回の記事では、日本が世界に誇るマンガやアニメをデザインに取り入れた切手について紹介しました。

1997年に、日本を代表するマンガ家の手塚治虫のキャラクターをモチーフにした切手や、国民的マンガ・アニメとして親しまれている『ドラえもん』の切手が発行されて以来、国内外で高い評価を得ているマンガやアニメのキャラクターをモチーフにした切手が数多く生み出されてきました。

すでに紹介したように、マンガ・アニメ切手は切手コレクターのみならずマンガやアニメの愛好家の間でも高い人気があるので、ものによっては高価買取が期待できます。

ただし、マンガ・アニメ切手を買取に出す際は「業者選び」をしっかり行う必要があります。

本来なら高い価値を持つはずの切手が、経験や知識が不足している査定士に見てもらったために不十分な価格しか提示されなかった……ということも考えられます。

そのようなことにならないよう、経験や知識が豊富で実績のある業者を選ぶことを心がけましょう。

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