カメラのファインダーにゴミが付いていたときの対処法とは?
カメラを持って歩いていたら綺麗な風景を発見!
ぜひ写真に収めようと思ってファインダーを覗くと、視界の隅っこにゴミが……という状況に覚えはありませんか?
ファインダーをフッと吹いてみてもゴミが取れない、ブロアーでシュッシュッとやってみても覗いてみるとまだゴミがある!となると、せっかく綺麗な風景を見つけたのにシャッターを切ってみたら写真にもゴミが映り込んでしまいそうで、イライラしてしまうことがあると思います。このようなファインダーのゴミ、どうすればいいのでしょうか?
今回の記事では、カメラのファインダーを覗くと見つかるゴミの原因や対処方法についてまとめてみたいと思います。
ぜひチェックしてみてください!
ファインダーの「どこ」にゴミが付いてる?
実は、カメラのファインダーを覗いたら細かいゴミが付いている……という場合、実際に撮った写真にもゴミが映り込んでしまうということはほとんどありません。
たいていの場合、ゴミはファインダー本体かカメラ内部の「ミラー」や「ピント版」といった部分に付いているものなのですが、撮った写真にはそれほど大きな影響をもたらすことはありません。
とはいえ、ファインダーをのぞき込んでみたらゴミが邪魔になり、気が散ってしまうのも事実……。
できるなら取り除いてしまいたいと思うのが人情というものでしょう。
では、まずはそもそもファインダーをのぞき込むとついているゴミはどのような原因でファインダーやミラー、ピント版といった部分に付いてしまうのか、見てみましょう。
ファインダー本体
これはいちばん対処が簡単です。ファインダー本体に、風に飛ばされてきたか何かしたゴミがくっついている状態です。ちょっとした道具があれば簡単にとり除くことができるので、すぐに解決すると思います。
まずは柔らかいブラシで簡単に埃を取り除いてから、レンズペンなどを使ってファインダーを掃除します。レンズペンがない場合は、綿棒などでもOK。先端にレンズクリーナーを何滴か垂らしたうえでファインダーを優しく拭き、ゴミを取り除きましょう。
カメラ内部のミラー
ファインダー本体にゴミが付いている場合に比べて、カメラ内部の部品にゴミが付着している場合は対処がやや難しくなります。
ミラーは、カメラのレンズを外して覗き込んだときに正面に見えるミラーのことを指します。この部分にゴミが付いている場合、ファインダーをのぞき込んだときにゴミが映ってしまうことがあります。
ミラー部分のゴミを落とすには、ブロアーを使うのが便利です。たいていの場合、ブロアーで何度か風を吹きつけると、ゴミが吹き飛ばされて除去されます。
ゴミがミラーにくっついてしまっている場合は、ブロアーだけでは吹き飛ばせないことがあります……が、この場合もカメラクリーニング用品を揃えていれば解決することができます。
スワプ(カメラのイメージセンサーを掃除するための道具)に洗浄液を少し垂らして、優しく拭き取ります。このとき、スワプを奥から手前に動かすようにするとゴミが手前にかき出されてくるのでスムーズに取り除くことができます。
ちなみに、「フィルターを掃除するときと同じように綿棒を使えばいいのでは?」と思われるかもしれませんが、綿棒は微細な綿毛がミラーにくっついて残ってしまい、それが新たなゴミになってしまう可能性があるのでおすすめしません。
カメラ内部のピント版
・ファインダー本体に目立つゴミは付いていない
・カメラ内部のミラーにもゴミはない
そんな場合は、カメラ内部の「ピント版」と呼ばれる部品にゴミが付いている可能性があります。
ピント版というのは別名「ピントグラス」や「フォーカシングスクリーン」などと呼ばれる部品で、文字通りカメラのピントを合わせる際に働いているものです。
ここにゴミが付着していると、ファインダーをのぞき込んだ際に画面の中にゴミが映り込む可能性があります。
ピント版の掃除をしてゴミを取り除くには、まずはミラーを掃除するときと同じようにブロアーを使います。カメラを下に向け、ブロアーの風を下からあてるようにするとスムーズに吹き飛ばすことができます。
表面にゴミが付着している場合、たいていはこれで解決していますが、たまに何回ブロアーを吹きかけてもゴミが取れない場合があります。その場合、ゴミはピント版の表ではなく裏側に付いている可能性があります。
ピント版の裏側についているゴミを自力で取るのは難しいものです。この部品はかなり繊細なのでちょっと力加減を間違えると破損させてしまう可能性があり、指を突っ込んで何かしようなどというのは不可能な話です。
ちなみにブロアーの風を吹きかける際も、先端部分がピント版に当たらないように注意する必要があります。
カメラ専門店で対処してもらうのもアリ!
自分でやってみたけど、なかなかカメラ内部のゴミを取ることができない……。
そんな場合は、無理やり自分でどうにかしようとせずにカメラ専門店に持って行くのがおすすめです。
たとえば「カメラのキタムラ」では、「カメラのセンサークリーニング」というサービスを提供しています。
ファインダーを覗いたときに出てくるゴミを取り除くためにカメラ内部をクリーニングしてくれるというサービスで、事前にスタッフさんがゴミがどこについているかを細かく確認したうえで、専門の技術を使ってきれいに取り除いてくれます。
もちろん無料というわけにはいきませんが、ちょっとお金をかければゴミを除去してストレスなく写真を撮れるようになるということで、価値のある出費といえるでしょう。
自分で無理やり掃除しようとして壊してしまい、多額の修理費がかかってしまうかもしれないことを考えると、むしろ専門の知識と技術を持つ専門店のスタッフさんにお任せしたほうが安上がりに済む可能性もあります。
まとめ
さて、いかがでしょうか。今回は、ファインダーを覗いたときに見えるゴミの正体やその対処法についてまとめてみました。
カメラのファインダーを覗いたときのゴミは、ファインダー本体やカメラ内部のミラー、ピント版といった部位についているのが一般的です。
自分で取れることが多いファインダーやミラーのゴミはいったんチャレンジしてみて、もし自分では難しい場合は専門店にお任せすることをおすすめします。
ぜひ参考にしていただければと思います!