人気の記念切手「20世紀デザイン切手シリーズ」とは!?
いったいどんな切手なのか、今回の切手買取コラムで詳しくご紹介します!
記念切手とは
日本の国家的行事を記念して発行される郵便切手で、普通切手とは異なり発行枚数や発売期間などに限りがあるため、時にはプレミアがつき高価買取されることもあります。
切手コレクターを中心に、人気の高い切手です。
そんな記念切手のひとつが「20世紀デザイン切手シリーズ」です。
20世紀デザイン切手シリーズとは
1999年(平成11年)8月から2000年(平成12年)12月までの間、「ふみの日」にあたる毎月23日に発行され、20世紀を代表する事柄や人物などがデザインされた記念切手です。
アンケートで募集された沢山の図案の中から、東京タワー、東京五輪、サザエさん、太陽の塔、夏目漱石など全部で17集、すべて小型シートで発行されました。
20世紀デザイン切手シリーズは、1シートに50円切手2枚・80円切手8枚の合計10枚構成。
シート地のテーマと同じ年代の題材がデザインされています。
ふみの日とは
『手紙の楽しさ・手紙を受け取るうれしさを通じて、文字文化を継承する一助となるように』と願いを込めて、日本の郵政省が1979年に制定した7月23日の記念日のことです。
もともとは1975年度から毎月23日を「ふみの日」として、各地方別に手紙を書く運動を展開していましたが、1979年より全国的な規模でキャンペーン展開するようになりました。
図案は全部で17集
各シートのタイトルは以下の通りです。
発行枚数は各700万枚です。
第1集『1901(明治34)年「みだれ髪」から』
第2集『明治から大正へ』
第3集『「東京駅開業」から』
第4集『「箱根駅伝始まる」から』
第5集『「昭和」始まる』
第6集『「昭和初期の浅間山」から』
第7集『「大言海」から』
第8集『「ヘレン・ケラー女史初来日」から』
第9集『「杉原千畝副領事がビザ発給」から』
第10集『「リンゴの唄」から』
第11集『「ラジオ定着・テレビ本放送開始」から』
第12集『「カラフト犬タロ・ジロ南極越冬」から』
第13集『「ひょっこりひょうたん島」から』
第14集『「高松塚古墳壁画発見」から』
第15集『「時代」から』
第16集『「昭和から平成へ」から』
第17集『「皇太子殿下御成婚」から』
その時代の事柄や人物をピックアップしてタイトルが付けられています。
例えば第11集の場合、シートデザインは東京タワーで、「ラジオの定着やテレビ本放送開始」「黒澤明監督の活躍」「力道山の活躍」「ゴジラ」「1万円札発行」「東京タワー完成」など、1953年(昭和28年)~1958年(昭和33年)の日本の事柄や人物を切手シートの1枚1枚にピックアップし、アルバムを見ているような懐かしい気分になれます。
20世紀デザイン切手シリーズの買取価値
切手収集ブーム終焉を迎えたと言われる現在、20世紀デザイン切手シリーズにプレミアはありません。しかし、夏目漱石がシートにデザインされた第1集で、抽選にてプレゼントされた「贈呈用シート」はとても希少価値の高い切手です。
夏目漱石の肖像がオリジナルの写真に変更できるなど、贈呈者の希望に沿って変更できる大変珍しい切手でした。発行枚数がわずか1000枚ということもあり、高額買取も珍しくありません。
20世紀デザイン切手シリーズを売るなら
総合買取の福ちゃんにお任せください!
プレミア切手でなくても、枚数次第では高価買取になるケースもあります。
今後のプレミアが出ることを期待して保管し続けるのも手段のうちですが、保管中に切手のシミや汚れが出てしまうこともありますので、早めに切手を売ることをお勧めします。
福ちゃんではどの買取方法でも切手の査定は無料ですので、20世紀デザイン切手シリーズなど気になる切手があれば、まずはお気軽にお問い合わせください。
切手買取のことなら、ご相談のみでも大丈夫です!