お年玉切手シートとは?プレミア切手もあるって本当?

今回のテーマは「お年玉切手シート」です。
ここでは一般的な入手方法や、特に高い価値のあるお年玉切手シートについてもご紹介します。

お年玉切手シートとは?

お年玉切手シートと年賀切手との違いは?

どうやって入手するの?

と疑問に思っている方もいらっしゃると思うので、ここで解説をいたします。

お年玉切手シート」は年賀はがき、もしくは「お年玉年賀切手」についている抽選くじに当選した方のみがもらえる(正式には「交換できる」)切手シートです。

当選商品、つまり「非売品」であるということがポイントとなります。

一方、冒頭に出てきた「年賀切手」は全国の郵便局で誰しもが購入できる切手です。

この年賀切手は期間限定販売のため、「松の内の期間中に送る郵送物に貼る」という方や、「使わずにコレクションされている」という方もいらっしゃいます。

続いて「お年玉年賀切手」は年賀はがきと同様の抽選番号がついている切手のことをさします。

こちらは「手製のはがきで送りたいけど、年賀はがきと同じようにお年玉付きにしたい」という方、「コレクション用に買っている」という方などが購入されることが多いようです。

昨年まで、お年玉切手シートは「3等」の景品として用意されていました。

ちなみに、この3等は100本に数本の割合で用意されているといいます。

つまり、年賀状のやり取りが多い方であればあるほど、お年玉切手シートの当選確率は上がるということ。

毎年絵柄が変わるため、興味を持たれた方は郵便局のホームページをのぞいてみてください。

お年玉年賀切手シートを「買う」方法

前述したように、お年玉切手シートは「当選商品」であり、購入することはできません。

しかし、切手専門店や古銭商などではお年玉切手シートを扱っていることがあります。

これは、郵便局で交換したものを誰かが手放したもの。つまり、「あったらラッキー」という商品になります。

お年玉記念切手シートの交換方法

年賀はがき、もしくはお年玉年賀切手の抽選に当選した場合、郵便局で引き換えを行います。

注意点がいくつかあるので、ここでご紹介します。

期間
引き換え期間を過ぎると無効となります。必ず期間内に郵便局に行くようにしましょう。

引き換えは本人のみ、また本人確認書類が必須
会社宛てに届いた年賀状など、自分宛てではないものに関してはその関係性を証明できるもの(社員証や名刺など)が必要となります。

上記以外の注意点は、郵便局のホームページをご参照ください。

お年玉記念切手シートは買取できる?

お年玉切手シートは買い取ってもらうことができます。

非売品であるということもあり、人気の高い年のものとなると高価買取の対象になる傾向にあります。もちろん、最近発行されたものでも買取は可能です。

ただし、額面以下の買取額になることがほとんどといわれているので、その覚悟で持ち込むようにしましょう。

しかしモノによっては、額面以上の買取が可能になる場合もあります。

次に紹介するのは、プレミア級の価値も期待できるお年玉記念切手シートです。

価値のあるお年玉記念切手シートとは

ここで、気になる「プレミア切手」クラスのお年玉切手シートをご紹介したいと思います。

応挙の虎

この『応挙の虎』は、お年玉切手シートが始まった最初の年、1950年(昭和25年)に発行されました。現在は「3等」の賞品とて用意されることが多いお年玉切手シートですが、当時は「6等」の賞品だったといいます。

絵柄は江戸時代に活躍した日本画家、丸山応挙が描いた『龍虎の虎図』の一部です。勇壮な虎の姿が迫力たっぷりに描かれているのが特徴です。

額面は2円となっていますが、現在はその数千倍以上の値段がつくことも珍しくありません。

少女と兎

こちらは1951年のお年玉切手シートとして発行されたもの。切手の絵柄には兎を抱いた少女がにこやかにほほ笑んでいる様子が描かれています。

前年に発行された『応挙の虎』には有名画家が描いた絵画が採用されていますが、この年に発行された『少女と虎』は作者(撮影者)不明とされています。

一説によると、この少女にはモデルが実在しているようですが、そのモデルとなった人物については明かされていません。

また、昭和26年はうさぎ年でしたが、「兎が選ばれたのはたまたま」という説もあります。真相は誰にもわかりませんが、お正月らしく平和な絵柄であることに違いはありません。

翁の面

1952年(昭和27年)のお年玉切手シートとして発行されたのは『翁の面』です。

昭和25年の寅年に『応挙の虎』、そして昭和26年のうさぎ年に『少女と兎』が発行され、「次は辰ではないか」と予想していた方も多かったことでしょう。

ちなみにこの『翁の面』、状態によっては消印付きのもの(使用済のもの)でも売れる場合があります。

その理由は、当時の郵便料金改定が背景にあります。

この年は郵便料金改定直後(2円→5円)ということもあり、「しばらくのあいだは2円切手でもOK」としていました。当然、人々は改定前の価格「2円」ではがきを郵送します。

わざわざ5円切手を貼って郵送する人が少なかった」=流通量が少ないということから、業者によってはあえて消印があるものにプレミア価格をつけることもあるそうです。

ただし、これは「あくまで一例」とのこと。前述したように、消印の位置、日付などによっては未使用品のほうが高く売れる場合もあります。

三番叟(さんばそう)

1953年(昭和28年)のお年玉切手シートとして発行された『三番叟』も高価買取の対象となります。

特徴は「6枚構成に見える」ということ。

当時のお年玉切手シートは基本4枚構成でしたが、この『三番叟M』には切手を6枚に分けられる目打ちがしてあり、「6枚構成」に見えるのです。

ですが、実際は絵柄のみのものが2枚印刷されているだけで、昨年同様4枚構成でした。この仕様はコレクターたちの中で「ダブ」などと呼ばれています。

プレミア切手=発行当初のもの?

今回ご紹介したお年玉切手シートは昭和25年から28年のもの。残念ながら、昭和30年以降のものは買取価格が一気に下がるといわれています。

もっと覚えやすい方法はないの?

そう思われた方もいらっしゃると思うので、今回は簡単な覚え方をご紹介します。

ポイントは「単色刷り」です。

実は昭和30年のお年玉切手シートは『だるま』で、この年から多色刷りが採用されています。

一方、プレミア切手として例に挙げたものは全て赤系の単色刷りとなっています。

そのため、お持ちのお年玉切手シートが赤系の単色刷りのものだったら……高価買取のチャンスです。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は「お年玉切手シート」についてまとめてみました。毎年違うデザインで発行されているお年玉切手シートは当選しなければ入手できません。

その分、入手した際の喜びは大きなものとなるでしょう。

なお、「集めていたけど、途中でやめてしまった」「もう手放したい」という場合は福ちゃんにご売却ください。

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