金の正しい保管方法とは?自宅で保管する際の注意点も紹介!

今回のテーマは、「金の正しい保管方法」です。
あらゆる貴金属の中でも特に高い価値を持つ金は、正しい保管方法を押さえておく必要があります。
金は、長い年月を経過しても劣化しにくく、まばゆい輝きを放ち続けますが、正しく保管しておかなければ少しずつ劣化していくこともありますし、災害が起きた際に消失したりするリスクもあります。
それに何より、高い価値を持つだけに盗難リスクがある点にも注意したいところです。

 

では、金の正しい保管方法としてはどんなことが挙げられるでしょうか?
代表的な方法をまとめてみたので、ぜひチェックしてみてください。
また今回紹介する方法は、“自宅ではない場所”に保管する方法がメインですが、人によっては「どうしても手もとに置いておきたい」ということもあるでしょう。
というわけで、あわせて「自宅で保管する際の注意点」についてもまとめているので、チェックしてみてください。

これで安心!金の正しい保管方法

では、さっそく安心できる正しい金の保管方法について紹介しましょう。

銀行の貸金庫に預ける

盗難リスクを避けるという点ではいちばん安心できるのは銀行の「貸金庫」を利用するという方法です。

銀行はたくさんのお金を扱うということで防犯体制が万全ですし、銀行は災害にも強い構造を持っているので災害によるリスクも軽減されます。

映画やドラマなどを見ると大掛かりな銀行強盗で金庫内の物を全部とられてしまう……などというシーンを目にすることがありますが、日本では個人の貸金庫までごっそり盗られてしまうような大掛かりな事件は歴史上多く発生しているわけではありませんし、2021年には銀行を含む金融機関を狙った強盗事件そのものがピーク時に比べて96%も減少しているというデータが出ています。

ちなみに、貸金庫は月々2,000~3,000円ほどで利用することが可能です。

また、金のほかに宝飾品、各種の証書や遺言書など大切なものをすべて保管できるというメリットがありますし、平日の営業時間中であればいつでも訪問して中身を確認することができます。

金の保管サービスを活用する

金の地金(インゴット)・延べ棒などを扱っている業者が、金の保管サービスを行っているケースがあります。

購入した金をそのまま業者のもとで保管してくれるので、「いったん持ち出してどこかに預けにいく」という手間がかかりません。

また、金の販売・保管を行っている業者は金の売却・現金化の面倒も見てくれます。購入や保管、売却をすべて一本化できるのが大きな魅力といえるでしょう。

番外編!純金積立もおすすめ

“保管”とはちょっと違いますが、「純金積立」も安心できる金の扱い方のひとつです。

純金積立というのは投資の一種で、いつの時代も一定以上の価値を持つ金を月々購入し、積み立てていくという投資方法です。

実際に金を購入して手もとに置くわけではないので、保管方法に悩む必要はありません。

また、純金積立は月々1万円未満の少額で始めることもできるので、「少しずつ時間をかけて金を買いためていきたい」という場合には便利です。

ちなみに、積み立てた金は、いつでも売却して現金に換えたり(売却時の価値に従って金額が決まります)、金の延べ棒やジュエリー、コインとして受け取ったりすることもできます。

自宅で保管する際の注意点

せっかく手に入れた金なのだから、せっかくなら手もとに置いておきたい

そのようにお考えの方もいらっしゃるのではないかと思います。

いつでも手の届くところに置いておけば、精神的には安心感がありますし、見たい時にいつでも見ることができ、その美しい輝きに触れることができるというのも魅力です。

ただし、「手もとに置いておく=自宅に保管する」という場合、いくつか押さえておきたい注意点があります。

すでに紹介したような「銀行の貸金庫」「金の保管サービス」「純金積立」といった方法に比べて、自宅で金を保管する場合は自分自身で防犯や防災の対策を行わなければいけません。

ぜひここで取り上げる注意点を押さえたうえで検討してみてください。

しっかり「金庫」に保管すること

自宅で金を保管する場合、専用の金庫を用意するのが最も安全です。

金庫に収めておけばいつでも手に取って見ることができるだけでなく、普段はしっかりカギをかけておくことで盗難リスクを防ぐことができます。

特に、持ち運びが難しい重量が大きいものを用意するのがおすすめです。

ただし、特にマンションなどにお住まいの場合、あまりに重い物を選んでしまうと床にダメージを与えることがあるので、その点も考慮に入れて選ぶようにしましょう。

また、災害大国である日本では地震や火災、水害などへの備えもしっかりしておく必要があります。

密閉性が高く火や水に対する耐性が高い耐火性・耐水性に優れたタイプの金庫を用意することをおすすめします。

タンスの奥や冷蔵庫、床下は?

タンス貯金」のように、タンスの奥に金を隠したり、冷蔵庫の中に保管したり、床板を剥がして床下に収めたり……そんな方法をお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、安心できる正しい保管方法とはいえないのでおすすめできません。

目に見えない場所に置いておけば安心だろう」と思われるかもしれませんが、ちょっとしたきっかけで情報が漏れてしまえば、金庫よりも防犯性が低いそれらの場所に保管した金は簡単に盗られてしまいます。

また、置いておく場所によっては金が劣化してしまうことも考えられるので、そういう意味でもおすすめできません。

金のジュエリーの保管方法

これまでは、主に資産として扱われることが多い地金(インゴット)・金の延べ棒の保管方法についてまとめてみましたが、ここでは金のジュエリーの保管方法について見てみたいと思います。

地金や延べ棒のような物とは異なり、日常的に使用することが多い金のジュエリー。

場合によってはついつい扱いがおろそかになってしまいがちですが、これも劣化や盗難のリスクがあることに変わりはありません。

特に、劣化のリスクがある点には注意すべきといえるでしょう。

金は劣化しづらい貴金属ではありますが、汗や皮脂などが付着した状態が長く続くと黒ずみが生じたりして見た目が悪くなってしまうことがあります。

これを防ぐためには、

・密閉性が高い場所に保管する
・使用後はこまめに汚れを拭く

といったことに注意する必要があります。

より完璧に保管したいという方は、ジュエリーボックスなどにしまうとき、個別にジップロックなどに入れておき、密閉性を高めることをおすすめします。

金は大事に保管しましょう!

今回は、金の正しい保管方法についてまとめてみましたが、いかがでしょうか。

高い価値を持つ金は、正しく安全に保管しておく必要があります。

盗難リスクや災害による消失リスクなどがあることを念頭に置き、今回取り上げたような「銀行の貸金庫」「金の保管サービス」などの方法を検討してみていただきたいと思います。

また、「せっかくなら自宅で保管したい」という場合はしっかりした金庫を用意するのがおすすめです。なお、保管していた金を売却して現金に換えたいという場合には、ぜひ福ちゃんにお声がけください。

福ちゃんには、金製品に関する豊富な知識・経験を有する査定士が在籍しています。金のジュエリーや彫刻作品、また金の延べ棒など形状は問わず、金の査定・買取を承っています。

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