ヨウジヤマモトの洋服買取なら福ちゃんへ
ヨウジヤマモトの洋服なら適正価格でお買取します。

ヨウジヤマモトを立ち上げた山本耀司は、1943年生まれのファッションデザイナーです。
世界的な知名度を誇るファッション専門学校の文化服装学院を卒業後、1972年に株式会社ワイズを設立してデザイナーとして本格的な活動を始めました。4年後の1976年には直営店をオープンしていますが、奇しくも、店舗はのちにかかわりを持つことになるコム・デ・ギャルソンと隣り合っていたそうです。

直営店オープンの翌年、東京コレクションにデビュー。また、1981年にはコム・デ・ギャルソンとともにパリコレクションに出品。それまで「暗い」という理由で既製服のトレンドからは遠かった“黒”を基調とした斬新なデザインのアイテムを発表し、“黒の衝撃”として話題を呼びました。また、一見すると穴あきやほつれのように見える細部のデザインから“ボロルック”とも呼ばれ、日本でブームを巻き起こします。
1986年には第4回毎日ファッション大賞を獲得し、その地位を不動のものとしました。
1990年、1991年にはそれぞれ三菱銀行、JR東海の制服をデザインするなど、活動の幅を広げています。制服デザインの分野では、2014年にスペインの人気サッカークラブであるレアル・マドリードのサードユニフォームを担当するなど、さまざまな業績があります。

ちなみに、芸術分野での活動も多く、特にヨーロッパを中心に絶大な人気を誇る映画監督・北野武の作品とは深いかかわりを持っています。
北野監督のハリウッド進出第1作となった『BROTHER』(2001年)で衣装を担当したことを皮切りに、大ヒットを記録した『座頭市』(2003年)、『アウトレイジ』(2010年)など多くの作品に参加し、作品の芸術性を高めることに貢献しています。
また1989年には、世界的な映画監督ヴィム・ヴェンダースがヨウジヤマモトを題材とするドキュメンタリー映画を発表。その縁もあってか、2024年のヨウジヤマモトのショーにはヴェンダース監督がモデルとして出演し、話題を呼びました。

なお、2009年には、長引く不景気のあおりを受けたことなどが原因でヨウジヤマモトは倒産を余儀なくされましたが、投資会社のインテグラルの支援のもと、新会社を設立。それまでと変わらず山本耀司がチーフデザイナーをつとめ、現在もなお日本を含む世界中で愛されるアイテムの数々を世に送り出しています。